バンドウイルカ ‐ナイトアクアミュージアム 海洋堂‐
今宵は海の日にちなみまして、海系の食玩をご紹介いたします。高い造形力で名高い海洋堂制作の、「ナイトアクアミュージアム」です。↓お馴染み、バンドウさん。イルカの中では一番ポピュラーですね。海の中へ潜って行く、水泡までも表現されております。このシリーズの一番の特徴は、UV発光LEDライトが台座についている事です。スイッチを入れると、特殊な光源でフィギュアが照らし出されるのです。↓こんな感じ。 当方、このシリーズの発売時には存在を知りませんで、後で手に入れようとして難儀いたしました。トレードとオークションで、何とか欲しかったものだけ入手。 …どうもこの食玩、普通に人気がありそうなものだけラインナップしておけば、かなり一般受けしたと思うのですが。ちょっと通好み過ぎと言うか、なんと言うか…。 バンドウさん以外のラインナップが、マニアック過ぎる気がいたします。 クリオネ。これは、とても綺麗です。シリーズ中、一番の人気を誇ります。…しかし、正式名称の「ハダカカメガイ」をわざわざ表記しなくても…。 ハマクマノミ。これも、割と一般受けするラインナップです。熱帯魚なので、彩色が鮮やかで「華」があります。 ミジンコ。…微生物?いきなり縮尺が随分と変わりますが、ライトアップするとクリアパーツの特徴が生き、なかなか面白いと思います。ここら辺まではまだギリギリ一般受けしそうです。(私見) ダイオウサソリ。この辺りから、何やら怪しくなって参ります。甲殻類。しかも、カニとかエビとかポピュラーなものでなく、わざわざサソリってところがマニアック。 ムラサキクラゲ。…当然、この光源の特徴を考えると「クラゲ」ってところは順当だと思うのですが。「ミズクラゲ」や「タコクラゲ」辺りの可愛げのある種類でなく、どこと無く、毒々しい雰囲気が漂っているような。 ウデフリツノザヤウミウシ&エリザベスウミウシ…この辺になってくるともう、名前からしてマニアック。何かもう、毒々しさ全開な色彩。 クレナイホシエソトドメは深海魚。別に、このシリーズで出さなくても良いんじゃないかという気がするんですが。まだ、「チョウチンアンコウ」とかで「チョウチン」が光ってるように見えるとかなら分かるんですけど。 別に、大衆受けしそうな「綺麗め」な物が正しいって訳じゃございませぬ。むしろ、行くところまでいっちゃった「マニアック」な物の方が、面白かったりいたします。 …ただ、せっかく「特殊光源で照らす」という新しいコンセプチュアルなシリーズなのですから、その「光源」が生きてくるようなラインナップで固めて欲しかったです個人的に。 シリーズ続編に期待。…出るんでしょうか?