忘れ物をする人の多さ、それを受け取る人の多さ
先日のある時、携帯ラジオが無いことに気がついた。普段は会社に置いてあって、必要な休日だけ家に持ち帰る。その休日の2日間は実家を往復したが、双方の家の中ではみつからなかった。妻からは「もともと会社から持って来ていないのではないか」とまで疑われ、それに自信を持って否定できないところが心配でもあるが、翌日調べたら会社にも無かった。もしかしたら移動で使ったバスの中で落としたのではと思いバス会社に電話してみた。そしたら、「それらしいものがある」という返事だった。私は過去の経験から、降りる時に忘れ物がないか何度も確認しているが、思えば、その日は訳あって途中で席を移動した。それがいけなかった。でもバスの中では携帯ラジオを使った覚えがないから不思議ではある。なにはともあれ、今日、指定の場所に行って事情を話した。預かってもらっていることは分かっていたので、お目当ての携帯ラジオはすぐに出てきた。係の人が、同時に「忘れ物台帳」を持ってきたが、やけにぶ厚い。忘れ物をした日のページを開いて見せてくれたが一覧表にぎっしり「忘れ物」が並んでいた。たぶん1ページには収まっていないであろう。忘れ物をする人の多さに驚いたが、’人ごと’ではない。そして、携帯ラジオと書かれた該当行に「住所と名前を書いてサインをしてください」と言われた。その通りに書きながら前後を見ると、ほとんどがサインしてあり、受け取りに来ない人が非常に少ないことがわかった。やぱりご時世かな。いやいや、私は「また購入すればいいや」と考えがちなので、「簡単にはあきらめない」「物を大切にする」は大事な心構えであると反省した次第である。その前に、’忘れ物をしない’ということがもっと大事ではあるが・・・