5年後を考える
参議院選挙は増税が焦点となっているが、問題は財政の赤字だけではない。さまざまな問題が山積しており、それらが互いに深く関係しているから問題は複雑で、どこから解きほぐしてよいかもわからない。 人口と労働人口の割合、社会保障に掛かる費用の伸び、国債残高、地方の財政、主要な産業、東京への集中度、地方の状態、農業従事者の平均年齢、道路や橋などインフラの状態。まず、10年後、せめて5年後でどうなるか現実的に数字で考えてみることが必要だ。 国レベルだけでなく、自分の住んでいる自治体、自分の家族の生活を対象に近未来を予測することも出来る。この程度の近未来なら、「その頃俺は生きていない」という無責任は通用しないはずだ。