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テーマ:子連れのお出かけ(8053)
カテゴリ:自分磨き
「ははこなでしこ」を主宰するお梅さんにお誘いいただいて、
国立劇場で歌舞伎を堪能してまいりました。 日本人なのにこれが初めての鑑賞だったワタシは、 「なんだかバリ芸能に似ているなあ」 (舞踊・音楽的芸術性を持つお芝居である点や、目を剥いて作る独特の 表情とか、豪華絢爛な衣装や化粧とかが・・・) とか、(バングラデシュの農村に滞在したことがあるのですが) 「バングラデシュの農村で行われていた村劇とも似ているなあ」 (4~5時間にも及ぶ上演時間が共通しており、バングラデシュの村劇は 全く娯楽のない田舎の農村の唯一の娯楽なのですが、歌舞伎も元はといえば庶民の娯楽であったところとか) ということを見ていて思い起こしていました。 日本人字としては、先に歌舞伎を知って、 「歌舞伎に似ているなあ」と思いたかったかも・・・(あとのまつり) それから、役者のセリフの端々にでてくる言い回しで、 日本語に今でも残る、ちょっと洒落た言い回しや 喩え表現みたいなものは、歌舞伎からきているのかしら? とも思いました。 小学生のころハマって関連書籍を読み漁って 「おたく」状態だった太閤記にだったワタシにとって、 演目が「通し狂言 絵本太功記」だったのも幸いでした。 (時代背景とか人物像とか人物関係とかバッチリですから) 難解で理解できなくてつまらないのではないか(価値が理解できない?) と心配していましたが、初めてでもとってもおもしろくて楽しめたし、 (反面、奥はものすご~~~く深いので、おもしろくなりはじめたら 止まらなくて困るかも) もしかして3歳の娘でも、一幕くらいなら楽しんでみてくれそうな 気がしました。より感覚的に楽しめる子供だからこそ、 セリフの内容やストーリーだけに捕らわれて「わからない~」 とならずに、歌舞伎の雰囲気そのもの を楽しめそうです。現にバリ芸術なんか約2時間、全く飽きずに 見たりできているわけですし・・・。 それにしても、あんなに芸術性が高く、完成度も高く、今をときめく人気役者(主役は中村橋之助よ!)が目白押しで出演している4時間半の夢の世界で、つい先日は天皇皇后両陛下もご鑑賞になったという舞台を鑑賞するのに、B席だとたった2500円! (2500円という値段は、主婦には高額だけど、モノの価値という点から 考えると、すごく安いでしょ) しかも、劇場内に豪華な託児施設があり、 約5時間をたった1000円で預かってくれる。 (どんな民間の託児料金より安い!) どんなに考えても、値段以上のお金がかかっていそうなこの 二つを一体誰が助成してくれていてこのお値段なのか? ついつい気になる今日この頃です・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年11月16日 07時36分38秒
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