Let's Enjoy ♪おだいどこ育児♪　　　　　★台所育児で五感を磨く子育てを！★

今日は、数年前からブレイク中の料理研究家
奥薗壽子さんの講演会に「大地を守る会」の企画で
やっと当選したので、行ってきました。

内容は、奥薗さんの波乱万丈？！な料理研究家になるまで
のストーリーを、調子のいい関西訛りの語り口でポンポン・・・
という調子で語られる。随所にレシピが飛び出す。
という感じのライブっぽい講演会でした。

「料理研究家の仕事と子育て」というタイトルから、
料理研究家の宿命である、料理実験の犠牲？になる子供や
家族との関係とか、季節感とか旬とかいいながら、
仕事で手がけていると、いつも先取りしていたり、
早めの時期に試作を繰り返し、それを家庭で行っていると
「実は季節感がない」という矛盾にどう対処するのか、
という話も聞けるかしら？
と思っていたけれど、それとはちょっと違った内容でした。
（質疑応答で質問すれば良かった！）


奥薗さんに関しては、数年前に
ズボラ料理でブレイクした時に、ズボラテクを紹介したものを見て
「げ！私が、『こんなズボラなこと誰にも言えないワ』と
思って密かにやっていることを、こんなに堂々と！」
とびっくり仰天し、さらに、研究に基づいたズボラテクの数々を
知って、ズボラ道って究めると「ウリ」になるのか！
と甚く感動と尊敬したのと同時に、「一番乗りをやられた～」
と羨望の気持ちを持ったのが始まり。

その後、
『３時間睡眠で、なんでもできる』
という奥薗さんの著書を私が読もうと思って置いていたのを
母が先に読んでしまい、曰く
「奥薗さんって、なんかアンタ（私）に似てるね」
と言っていました。
で、わたしもさっそく読んで見ましたが、


もともと料理家になろうと思っていたわけではなくて、
外語大出身で、普通に就職するものの「何か違う」。
専業主婦が天職かと期待していたものの「やっぱダメ」
そうして、アレコレ自分探し？の職歴を重ねるうちに
ひょんなことから、料理本を出版し、そこからスタートして
じわりじわりと料理研究家としての道を歩むようになる。
（その間、スゴイ葛藤や挫折や努力があって）

と、確かに
すご～くよく知っている、どこかの誰かの経歴を聞いてるのかと
間違えそうになるくらい。

確かにいろんな要素が似てるんだけど、
どれも程度が私より「極端」という点が違う！
＊料理研究をするときのオタッキーな徹底度も負けてる。
＊レシピ収集の熱心さも、膨大な量のレシピを手書きカードを作って整理し　つつ、レシピの書き方＆パターンの勉強をするなんてすごすぎ。
（私の場合、頭のデータベースにあるレシピが、どの本のどこにあるのかが記憶できる特技があるので、所持本のレシピは、本のままおいておけば、必要なときに取り出せるのだけど、切り抜きみたいなレシピは、
「あっ」と思ってとっておいても、書類整理と管理が最低に下手なので、
行方不明になるか、そのうち「もういいや」と捨ててしまう）
＊やりたいことの為には睡眠時間を削ってでも、っていうのは
　似たようなことやってるけど、究極の睡魔に襲われた場所で行き倒れて
　３時間睡眠・・・　なんてできない。
（講演会で「これはおすすめしません」なんておっしゃってましたが・・・

負の要素の
＊大学の成績も専攻語の習得も最悪
＊料理を学んだことがないのに料理の先生として取り繕ったストレスで
　突然、自律神経失調症に！仕事どころではなくなる。
なんてとこも極端！私も、誉められた成績じゃないけどそんなに最悪じゃなかったし、料理家としてのそういう悩みはすごくわかるけど、
私は最初から「自分はメロンじゃなくてジャガイモだ」と自分でわかって
認めているつもりなので、大丈夫かなあ。

というわけで、
普通の主婦からスタートとはいうもののカリスマすぎて、
全部を自分にあてはめると、色々ひずみがでてきそうですが、
奥薗さんからの
「やらないで後悔するより、やって後悔するほうがいい。をモットーに
頑張っていれば、何かしらの結論と道が開けてくるはず。」
というメッセージを受け取って（再確認）して帰りました。


午前いっぱいで講演は終わったので、
本来ならば午後はMyuを公園に連れていくところだったけど、
最近思いついた新作の実験＆まだまだ早いXmasと正月料理の
試作にMyuをつきあわせるためと、これから行う親子料理教室を前に
寒空の下で風邪でもひくと困るので、まっすぐ帰宅しました。

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