17日の日経平均 11,787.51 ▼454.09
<日経平均>11,787.51 ▼454.09 <東証一部>出来高 24億5,200万株値上がり銘柄数 179値下がり銘柄数 1,507<為替>96.94 ▼3.33 輸出関連銘柄や金融株が指数を押し下げ、日経平均上値重く 昼の市場外取引はやや売り決め優勢と伝わりましたが、金額が少なく、特に材料視はされませんでした。日経平均は前引けとほぼ同水準で寄り付いた後、前場の安値を下回る場面もありましたが、寄り付きの売り一巡後は徐々に戻りを試す展開となりました。為替が円高一服となったこともあって、日経平均は11,800円台まで値を戻しましたが、11,900円を越える水準では目先筋の利益確定売りや戻り売りなどに押されるなど、上値の重い展開が続きました。引け際にはまとまった売りが入り、日経平均は11,800円を割り込んで取引を終えました。 主力株はほぼ全面安となりました。このところ大きく売り込まれていた鉄鋼株の一角が値ごろ感からの買戻しなどで堅調となり、貴金属価格が上昇していることから非鉄株の一角も値を伸ばしましたが、大幅な円高や米国景気の悪化懸念から自動車株、ハイテク株などの輸出関連銘柄が大きく下落、銀行・証券株や不動産株も米国での信用不安の煽りを受けて大幅下落となり、指数を押し下げました。小型株も見切売りなどがかさんで終始売り優勢の展開が続き、日経ジャスダック平均や東証2部株指数、東証マザーズ指数揃って大幅安となりました。 このところ大幅下落が続いていることで、円高一服となる場面では値ごろ感から買戻しなども入るようですが、信用収縮懸念、米国景気の悪化懸念が強く、終始買い気に乏しい展開となりました。米国の経済指標の好転など、利下げの効果がはっきりと確認されるまでは、または足元の景気の悪化に歯止めがかかるとの期待ができるような政策などが出るまでは、為替動向も落ち着かず、腰の据わった買いはなかなか入らないのでしょう。今週は米FOMC(公開市場委員会)が控えていることもあり、引き続き買い手控え気分の強い地合いが続きそうです。 ≪NY株式相場は信用リスクの高まりが嫌気され大幅に反落≫□ダウ平均 :11951.09(▼194.65)□ナスダック : 2212.49(▼ 51.12)□日経225先物 :12110 (▼ 90:大証比)□為 替 : 99.05-15□金価格 : 999.50 (△5.70)□WTI原油先物(期近): 110.21 (▼0.12)□売り :3460万株□買い :2610万株□売越し: 850万株市場からは、「下げ止まりのメドは、平均株価がどのくらいの水準になるかということではなく、市場を取り巻くさまざまな要因が落ち着くかどうかに掛かっている。依然として米住宅問題を発端とした信用不安に抜本的な改善策は見えていないうえ、国内でも日銀総裁人事が解決せず、ファンダメンタルズもぜい弱。底入れにはまだ時間がかかるだろう」(ちばぎんアセットマネジメント・値上がり率上位 銘柄 コード 上昇率 上昇幅 終値 売買高(株) ABILIT 6423 + 26.17% △ 50 241 1,306,500 ツルハHD 3391 + 14.19% △ 440 3,540 236,200 日東網 3524 + 6.59% △ 6 97 2,395,000 富士ソフト 9749 + 5.58% △ 109 2,060 650,300 アサヒプリテク 5855 + 5.28% △ 140 2,790 303,900 CCC 4756 + 4.87% △ 20 430 4,083,600 ドウシシャ 7483 + 4.83% △ 62 1,345 106,700 日立ヤキン 5944 + 4.79% △ 32 700 27,000 洋埠頭 9351 + 4.40% △ 7 166 240,000 CFS 8229 + 4.36% △ 23 550 49,500 値下がり率上位 銘柄 コード 下落率 下落幅 終値 売買高(株) 丸 善 8236 - 14.63% ▼ 18 105 5,452,000 東京個別 4745 - 12.75% ▼ 31 212 120,400 サンシティ 8910 - 11.91% ▼ 2,000 14,780 14,884 サイボウズ 4776 - 11.82% ▼ 2,950 22,000 2,943 日証金 8511 - 11.74% ▼ 72 541 1,852,400 新生銀 8303 - 11.31% ▼ 43 337 24,949,000 丸三証 8613 - 11.28% ▼ 100 786 64,000 コロナ 5909 - 11.20% ▼ 125 991 16,700 バンテックHD 9382 - 10.95% ▼ 16,000 130,000 745 グッドウィル 4723 - 10.62% ▼ 2,000 16,830 245,084 東陽テク (8151) 1,520円 △52 円 :100株単位 計測機器が情報通信業界から自動車業界向けにシフトしていることで粗利利益率も上昇、輸入が売上高の90%を占めているため円高メリットも享受できるとして、外資系証券が新規に強気の投資判断を発表し、大幅高となりました。 日 立 (6501) 621円 ▼58 円 薄型テレビ事業等での減損損失などにより、08年3月期がこれまでの黒字見通しから一転、赤字見通しとなり、失望感から大幅下落となりました。 ケーヒン (7251) 1,223円 ▼120 円 :100株単位 北米売り上げ構成比が高いことから、外資系証券より自動車部品セクターの中で円高や北米需要減退によるマイナス影響が大きい企業のひとつとして紹介され、大幅下落となりました。 NTTデータ (9613) 437,000円 ▼29,000 円 :1株単位 中央官庁の最適化計画実施による運用コストの削減などから、公共分野での売り上げが2011年3月期以降大幅に減少するとして、外資系証券が投資判断を引き下げ、大幅安となりました。 住友鉱 (5713) 2,075円 △55 円 ロンドン金属取引所(LME)で銅やニッケル相場の上昇が続いていることを材料に、堅調となりました。 ツルハHD (3391) 3,540円 △440 円 :100株単位 くすりの福太郎を完全子会社化したことや新規出店を進めたことなどから、第三四半期の業績が増収増益となったことが好感され、大幅上昇となりました。 ・チベット亡命政府、80人死亡を確認 負傷者は72人・米大手証券リーマン、40行から20億ドル無担保融資枠・米ベアー、身売り観測が急浮上 格下げで資金調達困難に・NY連銀、証券大手ベアー救済 JPモルガン通じ資金供給・EU、輸入規制検討 温暖化対策遅い国の製品、首脳会議で合意・キヤノン、工場の派遣社員打ち切り 6千人直接雇用、年内メド・上場企業、株式持ち合いで含み損 シャープ110億円など ・小沢氏、強硬姿勢鮮明に 日銀総裁任期、暫定延長に否定的・政府、三菱重の国産ジェット機「MRJ」の事業化支援・道路関連法案、与党が修正に着手 暫定税率分、一般財源化を軸に・排出量取引制度、日本の導入不可避 ブレア前英首相・温暖化ガス、排出上位は鉄鋼と化学 06年度、JFE首位 ・野村連合、足利銀の受け皿に 銀・証融合へ新たな一歩・丸紅、ブラジルで軽油代替のバイオ燃料生産 複数原料から・コムスン解体から3ヵ月、継承会社の人手不足深刻に・リコー、業務ソフトをネットで提供 中小開拓、保守まで一貫・日本車、北米生産一斉見直し ホンダ、小型車にシフトなど・コマツ、2009年3月期年間配当3円増の公算・三菱自、国内にディーゼル車投入――ロシア新工場6月めど発表・旧カネボウ株買い取り価格「会社提示の2.2倍妥当」 東京地裁・メディ・パル、09年3月期4―6円増配の公算・ヤマダ電、09年3月期の1株利益13%増・長谷工、優先株式の普通株転換が完了――残り繰上償還へ・日立、最終赤字700億円・今期、薄型テレビリストラで損失・稲葉製作、中間期の営業利益82%減――販売低迷と資源高響く・丸善、前期連結営業益64%減に・大盛工業、今期経常益82%減――建築基準法改正で工事に遅れ・日証金、今期連結最終赤字12億円・サブプライム問題で評価損56億円・トヨタ、バイオ燃料対応車で大臣認定取得・日本ハウズ、原弘産に株追加取得中止を要請――経緯説明も・チンタイの11―1月期、純利益70%減――広告収入減・リクルート、電通株1.8%取得――持ち合いで関係強化・小林産の11―1月期、営業利益31%減――ねじ販売が不振・アスキーS、第三者割当増資で7億3000万円調達・花王、08年3月期の連結営業益1150億円の見通し・三井鉱山、炭鉱を13年ぶり開発――北海道で新鉱区