14日の日経平均 8462.39 (+223.75)・東1部売買高 20.98 (億株)
マーケット概況―――――――――――――――――――――――――――――――――――・日経平均 8462.39 (+223.75)・東1部売買高 20.98 (億株)・同先物 8480 (+220) ・同売買代金 17,203 (億円)・TOPIX 846.91 (+9.38) ・同時価総額 273 (兆円)・東証2部 1975.35 (+9.46) ・値上がり 955 ・日経JQ 1083.65 (+1.78) ・値下がり 638====================================================================== 14日の東京市場は反発したが、朝方の買い一巡後に伸び悩んだ。外部環境の好転を受けて、4日ぶりに反発した。日経平均は朝方に一時450円超上昇する場面もみられたが、買い一巡後は伸び悩み。上値の重さが嫌気され、徐々に戻り待ちの売りに押された。後場は週末要因に加え金融サミットを控えて、様子見ムードが強まった。 来週は弱含みの展開が予想される。日経平均は10月28日の安値(7000円割れ)と、11月5日の直近の戻り高値(9521円)及び9月22日のリーマンショック後の戻り高値(12263円)を起点とした三角保ち合いを形成しているが、その終着点に近づきつつある。外部環境の悪化で下離れする公算が高いとみられ、心理的な節目の8000円をあっさり割り込むと、下げが加速する可能性も否定できない。 来週は米国の経済統計が要注目だろう。月初に発表された雇用統計では市場予想よりも悪化したほか、新車販売が25年ぶりの低水準を記録。米家電量販店2位のサーキット・シティが経営破綻し、同1位のベスト・バイが既存店売上不振で業績下方修正、半導体最大手の米インテルは1ヵ月前発表の業績予想を下方修正に追い込まれた。株・不動産下落による資産の目減りで支出を抑制する「逆資産効果」の影響で消費マインドが極度に落ち込んでいるだけに、鉱工業生産や住宅着工などの落ち込みが懸念される。また、経営危機に陥っている米GMの動向からは目を離せない。 国内では、日銀金融政策決定会合で追加利下げを行うか否か注目される。0.2%の利下げを決めた10月31日の金融政策決定会合では、政策委員の賛否が4対4の同数に分かれ、賛否同数のときは総裁が決断するという日銀法18条2項が適用された。白川総裁は0.2%の引き下げに留めた事に関して、追加利下げのための「のりしろ」との見方を否定しているが、国内外の環境や前回0.25%利下げを主張した審議委員が3人もいたことを勘案すると、再度利下げ(今回は0.05%利下げ)が行われる可能性は高いとみられる。新興市場動向 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 謄落幅 出来高 値上り 値下り 変わらず日経ジャスダック平均 1083.65 +1.78 2333万株 298社 202社 102社マザーズ指数 323.64 -3.78 166万株 87社 80社 14社ヘラクレス総合指数 513.04 +1.29 175万株 74社 64社 17社====================================================================== 14日の新興市場は、日経ジャスダック平均は5日ぶりに反発、マザーズ指数は3日続落、ヘラクレス指数は反発。日経平均株価の大幅反発を手掛かりに、新興市場も朝方は買いが先行。ただ、その流れも長くは続かず、上値が伸び悩むと後場からは徐々に上げ幅が縮小。日経ジャスダック平均とヘラクレス指数は辛うじてプラス圏を維持したが、主力のネット関連株が振るわなかったマザーズ指数は下げに転じた。 ジャスダック市場では、楽天やマクドナルド、アーク、ワークスAP、マイクロニクス、ウェブマネー、ヴィレッジVが下落。セブン銀やJCOM、フェローテック、みずほが目標株価を引き上げた朝日インテックなどが上昇した。 マザーズ市場では、サイバーAやミクシィ、アクロディア、ACCESS、SMS、フルスピード、Vテクなどが軟調で指数を押し下げた。ngiやNPC、フリービット、OTS、日本風力開発、そーせい、CCIなどは高い。 ヘラクレス市場では、大証やダヴィンチ、通期予想の撤回で先行き不透明感が台頭した日本通信、アールテック、ハドソンなどが売られた。半面、ぐるなびやエン・ジャパン、デジタルアーツ、USEN、ガンホー、イデアなどが買われた。≪NY株式相場は急反発、ダウ500ドル超上昇・値ごろ感の買い、石油株高い≫□ダウ平均 :8835.25(△552.59)□ナスダック :1596.70(△ 97.49)□日経225先物:8855 (△595:大証比)□為 替 : 97.80-90□金価格 : 705.00(▼13.30)□WTI原油先物: 58.24(△ 2.08)□売り :4400万株□買い :2170万株□売越し:2230万株週末の緊急金融サミットを前に様子見ムードが広がった。先物に断続的な売りが出ると、戻り売りや、週末のポジション調整の売りに押された。終盤には上げ幅を155円まで縮小し、8400円を割り込む場面があった。市場からは「薄商いで目立った材料がなく、先物の動きに左右されやすい。週明けの7~9月期GDP(国内総生産)速報値もマイナス成長の可能性が高く、期待感が持てない」(大和証券SMBC 値上がり率上位10社No 銘柄 現在値 前日比率 1 5352 黒崎播磨 173 27.21% 2 7245 大同メタル 249 18.57% 3 6915 千代田インテグレ 1,200 14.07% 4 4902 コニカミノルタ 617 13.00% 5 6789 ローランドDG 1,199 12.69% 6 7494 コナカ 338 12.29% 7 7943 ニチハ 573 12.13% 8 5453 東洋鋼鈑 333 11.74% 9 4324 電通 171,000 11.55%10 4739 CTC 2,495 11.14%値下がり率上位10社No 銘柄 現在値 前日比率 1 8895 アーネストワン 110 -17.91% 2 7714 モリテックス 531 -15.85% 3 8874 ジョイントコーポ 182 -15.35% 4 8423 フィデック 11,820 -14.47% 5 2267 ヤクルト 1,996 -13.97% 6 3715 ドワンゴ 139,000 -13.18% 7 6310 井関農機 174 -12.56% 8 8902 パシフィックHD 2,100 -12.50% 9 4321 ケネディクス 22,350 -11.83%10 1518 三井松島 144 -11.66%原油価格の反発で石油関連銘柄が高く、円高一服を好感し輸出関連も堅調クボタ (6326) 551円 △33 円 タイや中国向け農機の拡大や、コスト削減や生産性改善などといった対策により底堅い業績が見込まれるとして国内証券が投資判断を引き上げ、大幅高となりました。 キリンHD (2503) 1,074円 △93 円 原材料安効果で再来期は大幅増益の可能性が高いとして、外資系証券が投資判断を引き上げ、大幅高となりました。 MrMax (8203) 360円 △29 円 :100株単位 発行済み株式の5.84%にあたる200万株、10億円を上限とする自社株取得枠を設定した発表、一株当たり利益の改善などを期待した買いが集まり、大幅高となりました。 東京精 (7729) 880円 ▼98 円 :100株単位 半導体メーカーの設備投資抑制や凍結が強まっており、第3四半期以降も厳しい状況が続くとして、09年3月期の業績を下方修正、年間配当予想についても減額修正し、大幅安となりました。 新日鉄 (5401) 279円 △4 円 鉄鉱石の国際相場の急落や需要の減少を受けて、世界最大手ヴァーレ(旧リオドセ)が日本の鉄鋼大手に求めていた追加値上げを断念すると報じられたことから、収益悪化への懸念が後退し、大幅高となる場面がありましたが、大引けにかけては手仕舞い売りなどに押され、上げ幅を縮小しました。 板硝子 (5202) 298円 ▼16 円 円高による影響や自動車用ガラスの価格カルテルの件で英子会社が制裁金をが求められたことなどから09年3月期の業績予想を下方修正し、大幅下落となりました。 ・米、小売りや外食大手で明暗 家電など「高額・高価格」不振鮮明・ドル基軸維持へ努力 IMF資本金倍増を金融サミットで首相提案・独が景気後退入り発表 7―9月期GDP、2期連続マイナス・ブラジルヴァーレ、新日鉄など向け再値上げ撤回 国際相場急落で・銀行の中小向け融資減少鮮明 9月末3.2%減、3年半ぶり大幅・みずほFGの9月中間、純利益71%減 倒産増で処理損拡大・トヨタの米新工場稼動、11年以降に延期 ミシシッピ販売低迷で・三越伊勢丹、1600億円投資 3年計画、主要3店改装・日立、新興国で白物家電を強化 中国合弁会社に追加出資・ウォルマートの8―10月期、純利益9.8%増 節約志向に合致・文書保管施設、倉庫大手が拡充 住友倉庫、埼玉に新設・ソニー、携帯向け1225万画素のCMOS開発 来春出荷・味の素、ベトナムに新物流拠点 調味料、保管能力2倍に・日清食品HDの4―9月、即席めん販売1割減 値上げ響く・ハウス食の4―9月、純利益45%増 カレールウなど好調・シャープ、液晶カルテルで罰金114億円 業績下振れ懸念・三機工、赤字幅が縮小 4―9月期最終損益・日清食品HD、4-9月の即席めん販売が1割減に 値上げ響く・ダイア建設の今期、単独最終赤字65億円 4営業日後に下方修正・三越伊勢丹HD、9-11年度に1600億円投資 中期経営計画を発表・長谷工の4―9月期、純利益51%減・光通信の4―9月期、6年ぶり最終赤字・角川GHDの今期、最終赤字22億円・キムラタン、4―9月期報告書を法定期限内に提出できず・ノジマの4―9月期、経常益6%増・ゼオンの4―9月期、純利益33%減・ミズノ、10年度の経営目標を下方修正 世界的な景気減速響く・イーアクセスの4―9月期、経常赤字28億円・雪印の4―9月期、営業益2%増・グルメ杵屋の4―9月期、最終赤字3億4900万円・キムラタン、第三者割当の新株と新株予約権発行が失権・みずほ信の中間、連結純利益91%減 不動産仲介が伸びず・山一電機・SMK、経営統合で基本合意 共同持ち株会社設立・博報堂DY、今期連結営業利益34%減 新聞・テレビなど広告不振・東急が特損などの発生で09年3月期純利益予想を下方修正・東理HDが09年3月期の業績予想を修正、最終損益の黒字幅縮小・東京精、今期16億円の最終赤字に 半導体メーカーの設備投資抑制で・長谷工の4―9月期、純利益は51%減の32億円 マンション市況低迷で