僕らの勇気~未満都市
また開催です。ビデオ5本一気視聴。夜中の3時までかかりました。「僕らの勇気~未満都市」1998年に放映されたTVドラマだそうです。主演はkinkiの二人(堂本光一、堂本剛)。ジャニーズJr.がたくさん出演していることでも有名だとか。私は松本潤くんと相葉雅紀くんしかわかりませんでしたが、クレジット3番手のキイチ役の子や、4番手の子もジャニーズらしいです。個人的注目の松本潤くんは6番手。大地震が起こって壊滅状態になったと報道されていた千葉の幕原、という都市が舞台です。幕原に住んでいる親友のキイチの身を案じた主人公、ヤマト(堂本光一)は、いてもたってもいられず、その安否を確認するために幕原に赴きます。その途上知り合った青年がタケル(堂本剛)。彼は幕原へ、ボランティアに行くということ。旅は道連れ…に図らずもなってしまった二人は、現地へ向かうと思われる折り良く駐車していた自衛隊車両にもぐりこみます。そして目的地に到着するのですが――そこには地震の影も形もありませんでした。いたのは、子どもたちばかり。ヤマトたちと共に幕原に入った「大人」――自衛隊車両の運転手は、探していた息子と再会してすぐに死んでしまいます。実は幕原に隕石が落ち、それに付着していた謎の微生物が原因で、大人たちは次々に倒れていったというのです。残された子どもたちも、個人差はあれ、ある年限に達すると発症して瞬く間に死を迎えます。空気感染はなく、キャリアとの皮膚接触によってのみ感染するという微生物。感染拡大を防ぐために政府は幕原隔離政策を取ったというのですが。子どもたちだけ取り残されたその街は、無法地帯と化していました。日に一度だけ投下される食料の配給。乏しい食料を奪いあい、暴力が横行している状況。それを目の当たりにし、そして隔離の真実を知ったヤマトとタケルは、子どもたちの間に秩序を取り戻そうとします。というのがまあ、導入部分。二人が最初に出逢う幕原の住人が松本潤演じるモリです。犬のリキちゃんも一緒にいます。一言でいえば、ジュブナイルSF。「少年ドラマシリーズ」って感じです。配役のみなさんの学芸会ぶりもそれを彷彿させましたが、それなりに楽しめました。とりあえずは、先が気になって一気に見てしまうくらいには。登場人物の中では、堂本剛くんの演技が突出しています。あとはどんぐりの背比べ…ですが、子どもたちなので演技力のなさなんか、あまり気になりません。というより、ストーリー自体もかなり突っ込みどころ満載なので、バランスがとれてていいです。自分が10代だったら、のめりこんで見られたかもしれません。小さい松本潤君が反則的に可愛らしい。しかも犬つきだからさらに反則です。6番手のわりにはおいしい役回りで、最後まで見せ場をもらっています。成長期の少年なので、1話と最終話では声の高さも身長も全然違うところがまた愛しい。おばさんになると見方もヨコシマですね。でも、真面目に天使でしたよ、モリ。むちゃくちゃ可愛いとしか言い様がないくらい。それから、役どころ的に一番かっこよくて一番惹かれたのは堂本剛くん演ずるタケルでした。関西弁がいいですね。愛するユーリをなくしてしまってからは若干キャラクターが変わりましたが、その変化も堂本君は演技で納得させました。これ、リメイクしないですかね。現在でも受けそうな話だと思うのですが。そうそう、矢田亜希子さん、宝生舞さんといった好きな女優さんも揃い踏みで、そこも飽きずに観られた要因です。二人とも綺麗です。目の保養になりました。ま、最後にやっぱり松本潤くんについて語らずにはおれないのですが、この子は恵まれてますよね。可愛らしい姿も、少年期と青年期の境目も、そして青年になってからの姿も、折々に相応しい彼の魅力が最大限に発揮される役所でドラマに出演させてもらってる。もちろん、彼がその役を魅力あるものにしているのでしょうが、それでも役に恵まれるというのは運がいいと言えるような気がします。運も実力のうち、かな。とにもかくにも、モリはいい。つれて帰りたいくらい可愛かった。リキ(わんちゃん)とセットで。