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カテゴリ:乗り物話題いろいろ
特急「スーパー白鳥」号に乗り、わずか13時間の滞在で函館を後にした我々一行は、一路本州へ逆戻り。
函館~青森間は、3月には「北海道新幹線」に転換されますので、「在来線」の列車に乗って函館~青森間を行き来するのは、たぶんこの時が最後になるでしょう。 北海道新幹線 来る3月26日に開業予定の新しい新幹線路線で、東北新幹線の「はやぶさ」「はやて」がそのまま直通するダイヤが発表されています。 いままでの新幹線開業と違うところがあるので解説しますと、新青森~奥津軽いまべつ、木古内~新函館北斗間には、新幹線のみ走行する新線が建設され、奥津軽いまべつ~木古内間は、従来の「海峡線」の線路に新幹線対応のレールを追加して、新幹線と在来線の両方が走れる構造に改良されました(実際には津軽線と新幹線との交差付近~木古内駅の青森方近くまで)。 そもそも、「青函トンネル」とその前後の施設自体、当初から新幹線を通すものとして建設され、在来線が暫定使用していたものなのです。トンネルの大きさなどの設備面は当初から新幹線サイズで出来ており、在来線に新幹線列車が走るようになっている山形・秋田両新幹線とは違います(山形・秋田は在来線の線路幅を広げただけのため、車体幅の狭い専用車を使用)。 以上、前段終了。 「スーパー白鳥14号」は、函館を発車して間もなく五稜郭に停車。 五稜郭からは江差線に入ります。 2015 三連休乗車券旅行 2015-11-22_83 posted by (C)Traveler Kazu 進行右手から、北海道新幹線の高架橋が近づいてきました。 前段でも解説した通り、新函館北斗~木古内間は新幹線専用の新線が建設されたので、見た目は一般的な新幹線と同じです。 2015 三連休乗車券旅行 2015-11-22_84 posted by (C)Traveler Kazu 上磯を通過すると、進行左側には函館湾が広がり、その向こうには、前夜夜景見物に登った函館山がお見送りです。 2015 三連休乗車券旅行 2015-11-22_84_01 posted by (C)Traveler Kazu 2015 三連休乗車券旅行 2015-11-22_84-2 posted by (C)Traveler Kazu 木古内に停車。 新幹線が停車するようになるとあって、盛り上げに必死になっているようですね。 2枚目の画像の大きな建物が、木古内駅の新しい駅舎です。 木古内を発車すると、車内放送では元JAPAN FM NETWORKアナウンサー大橋俊夫氏(平日午後1時「デーリーフライヤー」)の声で、青函トンネルと北海道新幹線の解説が流れました。 2015 三連休乗車券旅行 2015-11-22_86 posted by (C)Traveler Kazu いつの間にか3線区間に入っていました。 ここは保守基地か何かのようです。 「知内駅」だったところでしょうか。 →「知内湯の里信号場」になるようです。 2015 三連休乗車券旅行 2015-11-22_88 posted by (C)Traveler Kazu なんとなく北海道らしい風景とも、あっという間にお別れです。 2015 三連休乗車券旅行 2015-11-22_89 posted by (C)Traveler Kazu 青函トンネルに突入~(のはず) トンネル内はゴ~ッという音だけが響く世界。 いくら海底トンネルだからといって、海の中が見えるわけではないので念のため。 (修学旅行の時に、本当にこの勘違いをしていた子がいました) 車窓は、2カ所ある「定点」(一時「海底駅」だった避難施設)がある以外は蛍光灯の一筋の光が流れるのみですので、ここでゆっくりと、函館で買った駅弁を賞味しました。 そして、20数分後・・・ 2015 三連休乗車券旅行 2015-11-22_90 posted by (C)Traveler Kazu 本州に戻りました。 本州側にも何本間の短いトンネルがあって、その先にはこの設備が待っています。 2015 三連休乗車券旅行 2015-11-22_91 posted by (C)Traveler Kazu 奥津軽いまべつ駅 本州側に唯一新規開業する駅…新規というのはちょっと語弊があって、今はまだ「津軽今別駅」。 ただし、旅客扱いは休止中で全列車「通過」の扱い中。 そして、JR東日本の在来線「津軽線」の「津軽二股駅」がすぐ隣にあるという、特殊な駅です。 「津軽今別駅」時代は簡素なホームが2面あるだけの無人駅でしたが、新幹線用の設備が建設されて、一挙に新幹線停車駅に格上げです。 なお、公式には奥津軽いまべつ駅と津軽二股駅は全く別の駅扱いですが連絡通路が整備され、青春18きっぷオプション券利用時には、この駅で津軽線と新幹線とを乗り換えるようになっています。 列車は、駅の建物の外側を通過。駅舎の中には新幹線の線路しか敷かれておらず、貨物や臨時列車などの「在来線列車」は建物の外側を通す配線になっています。新幹線開業後は、新幹線旅客列車は建物の中を通過することになるので、旅客が外側線を通過できるのは「白鳥」が運転されているうちだけです。 (「四季島」に乗るようなお金はありません…) 2015 三連休乗車券旅行 2015-11-22_92 posted by (C)Traveler Kazu 津軽今別を出ると、ほどなく、新幹線とはお別れで在来線に降りていきます。 2015 三連休乗車券旅行 2015-11-22_93 posted by (C)Traveler Kazu 30年前からある在来線の高架橋と、最近追設された新幹線の高架橋。 コンクリートの褪せ具合が建設年代の違いを物語っていますね。 この先、列車は単線の津軽線を淡々と走り、青森でスイッチバック。 2015 三連休乗車券旅行 2015-11-22_94 posted by (C)Traveler Kazu 終点の新青森へ到着しました。 ここで、新幹線に乗り換えです。 以下、次回。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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