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旅とメシと鉄道と酒と温泉と…あと何だ??

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2017年12月12日
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テーマ:鉄道(23006)
秋田県の沿岸南部「由利本荘市」を走る第三セクター鉄道「由利高原鉄道 鳥海山ろく線」では、このような車両も走っております。


DSC_1941
DSC_1941 posted by (C)Traveler Kazu
由利高原鉄道鳥海山ろく線 羽後本荘

池田修三作品ラッピング車両
この鉄道(以下「由利鉄」)に所属している車両のうち、2000年と2003年に製造された「YR-2000形」(YR-2001、YR-2002)はともにラッピング車両になっています。
画像でご覧いただいている車両は「YR-2001」で、少女の顔の大きなイラストが印象的な「池田修三作品ラッピング」が施されています。

池田修三氏(1922-2004)はお隣「にかほ市」出身で、もともと秋田県内の高校で美術の先生を務めたのちプロに転身し、子供をテーマとした木版画を多数発表された版画家です。
以前、現在の北都銀行の前身の一行である秋田相互銀行の通帳やポスターに氏の作品が採用されていたので、秋田県内ではなじみ深いという方も多いと思います。2010年代に入り、再び注目されています。



DSC_1940
DSC_1940 posted by (C)Traveler Kazu 

前後・左右で違うデザインになっています。イラストも違います。
このYR-2001は2000年の登場以降、しばらくは由利高原鉄道発足当初から採用されてきた塗装が施されていましたが、2009年、沿線での映画ロケ・公開を記念して「釣りキチ三平」のラッピングが施されて以降、「宇宙戦艦ヤマト」、漫画「ゆりてつ 私立百合ヶ咲女子高鉄道部」、現在の「池田修三作品」と、連続してラッピング車両として運行されています。
特に「ゆりてつ」ラッピングだった期間には「痛車が走ってる」と話題になりましたうっしっし

※痛車(いたしゃ):車体に漫画・アニメ・ゲームなどに関連するキャラクターやメーカー のロゴをかたどったステッカーを貼り付けたり、塗装を行うなどして装飾した自動車の俗称(Wikipediaほぼ引用)

車内はセミクロスシート・トイレ付になっております。
(登場時、由利鉄で初めてのトイレ、エアコン付車両だったとのこと)


DSC_1942
DSC_1942 posted by (C)Traveler Kazu 

当該列車は2両編成、後ろにはもう1両のYR-2000形(YR-2003)が連結されていました。
こちらは車内はロングシート、脱着式テーブルを設置でき、カラオケ装置も搭載したイベント対応車で、この日はイベント貸切のため増結されていました。

こちらもラッピング車ですね。
YR-2003は登場以来、沿線の名峰で東北2位の高峰「鳥海山」の雄姿をデザインしたラッピング(塗装?)が施されて、イベント対応車として一般車と差別化されていましたが、2015年に線路閉鎖して実施され、乾電池での鉄道走行記録がギネス認定された川越工業高校「エボルタ電池鉄道」の成功を記念して、2016年よりエボルタラッピング車両として運行されています。

実はこの日、このイベント列車に乗車しました!
その模様は、次々回ご紹介します。ちなみに、イベントの中身はビールですうっしっし
次回は、この鉄道の起点駅「羽後本荘駅」をご紹介します。









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最終更新日  2017年12月12日 15時20分11秒
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