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カテゴリ:言語
翻友会です。今日は、9月7日に開催した翻友会の第6回一般公開講座について、少し報告させていただきます。
「情報量理論と多言語学習」をテーマ(一部)としていましたので、英語以外で学習中の外国語、学習したことがある外国語、してみたい外国語について出席者の皆さまに伺ってみたところ、なかなか多彩な結果がでました。 (複数回答可) (人) ・フランス語 8 ・ドイツ語 4 ・スペイン語 5 ・イタリア語 2 ・ロシア語 2 ・北欧諸語 3 ・デンマーク語 3 ・ギリシア語 1 ・ポルトガル語 1 ・ラテン語 1 ・中国語 1 ・広東語 1 ・日本語 1 ・フィリピノ語 1 ・エスペラント 1 ・カタルーニャ語 1 上のリストでも人気が高いフランス語など、ある程度ポピュラーなヨーロッパ諸語に集中するのではないかという予想は見事に外れました。 なかでも意外だったのは「デンマーク語 3」。「北欧諸語 3」とは別枠です。 ワタクシも個人的にデンマークには興味があり、デンマーク語を囓ったことがあります。 意外と簡単なのですよ、文法は。動詞に人称変化がないんです。英語のbe動詞に相当する"er"(現在形)は、一人称、二人称、三人称ともに"er"のままです。ドイツ語などの人称変化、時制変化に苦しめられているヒトはちょっと感動すると思います(それはワタシ)。「なんだ、動詞に変化が無くても成り立つんだわ、今の苦労はいったい何なのだろう・・・(涙)」と。おそらく、成り立たせている別の要素があるのでしょうね。 ただ、発音が難しいらしいです。抑揚が少なく母音が5種類しかない日本語を母語とするワタクシたちには、なかなか大変そうです。ノルウェー語の方が易しいらしいですよ。 文法が簡単で発音が大変といえば、中国語もそうですね。講座では申告するのを忘れていましたが、学生のときは第2外国語が中国語(北京語)でした。 北京語には発音が4種類あります(「四声」といいます)。最初に「マー」の発音を4種類練習しましたっけ、ああ懐かしい。この4種類は当然、別々の字です。発音をまちがえると大変。ところが、これが広東語になると9種類になるそうです。倍以上。もっと大変ですね。 個人的な話はさておき、講座ではこのほか、フランス語やスペイン語などラテン系諸語に通じていると、英語の医学翻訳で有利なワケ、スペイン語とカタルーニャ語のメニュー、「漢字には『読み』がある」という考え方の誤謬、スラブ諸語のことなど、辻谷先生ならではのお話が聞けました。 (そうだ、学校ではラテン語も勉強したのでした、一年間だけ・・・。) ←ランキングに登録しています。クリックおねがいします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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