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カテゴリ:教育
お腹に子どもがいることがわかったとき、ちゃんと育ってほしいけれども、うまくいくかどうか母親次第、運を天に任せるしかないと思った。 子どもをとられると思って、人の見えないところに隠してしまうネコもいる。 そのまま育児放棄をされたら、もう人間の手には負えない。 3週間ほど前、朝からそわそわしている。「窮屈な」場所を物色している。 それまで旺盛だった食欲がぴたりととまり、しきりにトイレにかけこむが、眉間にしわを寄せて搾り出そうとするが、ぽとりと小さなかけらが出るだけだ。 もしや、、、。いやな予感が走った。 少し前に身重の体で2階から飛び降りていた。子どもがいるとは思わないまま、先住ネコといっしょに2階で飼っていたが、なかなか折り合わなかった。 しばらく家を空けて妹に世話をしてもらっていたときに、いきなり2階から道路に飛び降りて「逃走」した。 信頼できる人間はどこかに行ってしまって、周りは得体のしれないネコばかり。そのうえ、またひとりわけのわからない人間が来たのだから、よほど怖かったのだろう。 ぼくが帰ってくると、すぐに戻ってきた。 それからはほかのネコとは別に1階で飼うことにした。 そんなものだから、朝から何も食べないのはもしや中で子どもが死んでいるためではないだろうかと不安になった。午後になっても様子がおかしければ、病院に連れていかねば、、。 だが、案ずるより生むが易しとはよく行ったもので、昼過ぎに1匹目が生まれた。 結局、生まれたのは2匹で、あと1匹は死産だった。飛び降りたためにその子が死んだのだとしたら、とても可哀想なことをしてしまった。 それから3週間、ほとんどつきっきりで子猫の面倒を見ている。 体重も生まれたときの3倍以上になった。 ネコのお産に立ち会うのは子どもの時以来になるが、こんなに熱心に育児しているネコを見たことがない。 それでなのか、子ネコの成長がすごく速いような気がする。 柄はどちらも、初めてウチにえさだけ食べにやってきた猫とそっくり。その猫のひ孫にあたる。 同じ場所にずっといて、体のあちこちが凝ってくるのか、しきりにマーサージをせがんでくる。 そんなことされたら、仕事にならないんだけど、お前がこんなにがんばっているのだから、いやとは言えない。 人間の世界では育児放棄で悲惨で事件が起き、親学などというくだらないことを考えているが、一度うちに見学に来るといい。 理屈などいらないことがわかるはずだ。 ←ランキングに登録しています。何かちょっとでも得るものがあったと思われたら、ぜひクリックをお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年05月12日 09時11分53秒
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