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カテゴリ:言語
「こんな田舎町で」の続きです。 そのベルギー人、日本語も上手だけれど、話がややこしくなるとスペイン語に切り替える。地質学者で世界をまたにかけて回っているそうな。 かなり世界中回っただろうと言われて、37ヵ国と言うと、「ぼくは80」と返してくる。 言った国の話になるたびに、で、その国のことばはできるかと訊いてくる。 片言を入れると、この居酒屋で二人で使った言語、実に10ヵ国語を超える。 そのうち、ぼくがわかって相手がわからなかったのはフィンランド語とケチュア語だけだった。 トルコ語の話になったときには、同じウラルアルタイ語だけど、日本語の方がはるかにむずかしいと「非難」してきた。だいたい、音読み、訓読み、ややこしすぎる。 最後はインドネシア語がいちばんすぐれた言語だと、熱弁をふるってきた。 まあ、しかし、よく話した。 別れる前、ベルギー人は「いやあ、今日はよかった。ぼくのように10ヵ国もできるなんて、ふつうは口に出せない。出すと loco(crazy)だと思われる。同じくらいの数のことばができる人に会えてよかった」 「でも、やっぱり、ぼくの方が負けてますよ」 次の一言がショックだった。 「うん、たぶん、、、」 くそう、 ←ランキングに登録しています。クリックおねがいします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年09月25日 00時04分29秒
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