「教育、ポジティブ、本」で検索(その2)
絶対積極さんとの対話の続きです。私がご紹介申し上げた本の話題にうつります。この本を面白く読みました、参考にしましたという「本のご紹介」は、著しく自分の人格をさらす場になると思います。それは日記やコメントを公開すること自体、そうなのですが・・・。「本」という共通のテキストについての、見方、コメントは特にそのように感じています。どこかで、どなたかに役立つ情報となってくれたらいいな~。だから、いつもよりちょっと多めに勇気を搾り出そっと・・・。そして積極さん、「ご紹介」を受け取ってくださって本当にありがとうございます!!-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*--*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*--*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*- 本のご紹介ですが、ある種、自分の人格をさらす場となるためちょっと気合が入っているのと(それは楽天日記を書くことも、コメント申し上げるのも同じですが・・)何かのご参考になれば、本当にうれしいなあという気持ちがないまぜです。(笑) いくつか候補を考えてみて、私がご紹介したいと思う本は「教育」の中でも「学習法」関連が多いなと、いまさらながらに気づきました。これらが、積極さんのご関心の範囲に入っているのか、あえてお聞きしないままお伝えしてみますね。 もし、「こういう分野で適当な本って、ある?」というご質問がおありでしたら、ぜひお願いします。よかった、役に立ったという本を思いつきましたら、ご紹介申し上げますね。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*- 1『あなたの子どもにぴったりの学習法を見つける本』マリアエマ・ウィリス+ビクトリア・キンドル・ホドソン共著 PHP研究所 1550円※楽天ブックスでは、残念ながら品切れでした。 図書館・古書店等にあるかもしれません。 気質・才能・得意な情報収集形態から、個人にあう学習スタイルを特定するための本です。子供向けとありますが、大人にも充分あてはめ、使いこなせる考え方だと思います。 明示されていませんが、NLP(神経言語プログラミング)という心理学が、学習に応用されていて、しかも具体的な方法が詳しく解説されている本です。家庭学習で、もしくはフリースクールなどで、取り入れることが可能だと思います。私自身の学習に応用して「あ、これはいける!」と思ったので、子どもと話すとき、勉強をみるとき、興味をかきたてるときに活用しています。 この本を読んで「自分に合った学習スタイルは与えられるのではなく、自分で探してつかみとるものなのだろう」と考えるようになりました。特に社会人になってからの情報収集、スキル習得は、回り道に思えてもここからスタートすると、数倍ラクになると思います。私は聴覚&発話から情報を入れるのが得手なのでブツブツとひとりごとを言って覚えるのが好きです。駅からの夜道の帰路、ブツブツつぶやくアヤシイ影・・・(笑)。 この本について、以前楽天日記に書いたことがあります。もし、ご興味がおありでしたら、こちらへどうぞ。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*- 2『学力は家庭で伸びる―今すぐ親ができること41』陰山英男 小学館 1050円 この本に限らず、陰山先生の本はポジティブな考えであふれています。なにせ・・・小学校の先生の立場から、大きな結果を創り、他の先生をサポートする仕組みを模索して、そして日々小学校教育の「定点観測」をされている方ですものね。講演で2時間ほどお話をうかがっただけですが、問題意識(というか、危機意識)の強さと、危機を受けとめる柔軟さとほのみえるショウバイニン意識(もちろん好意的な意味です!)がポジティブさの構成要素かな、と思いました。 1の『学習法』が、より個人に焦点をあてているのと比べると、この本は、視点がややシステム方向に近づいていると思います。現在の学校システムの中で、よりよい学習をする/サービスを提供する/ための現実的なヒントが多いと思います。 陰山先生のサイト陰山先生の講演に行ったとき私の楽天日記 -*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-3『伝わる・揺さぶる!文章を書く』山田 ズーニー (著)PHP新書 660円 「お願い、お詫び、議事録、志望理由など、私たちは日々、文章を書いている。どんな小さなメモにも、読み手がいて、目指す結果がある。どうしたら誤解されずに想いを伝え、読み手の気持ちを動かすことができるのだろう?」 内容紹介文を、そのまま引用しましたが、「何のために書くのか」をここまで掘り下げている、文章本に出会ったことは、ありませんでした。文を書く以前に、自分を探る作業が必要だということを、いろいろな角度から伝えてくれます。キャッチコピー、商品案内、フォローレターなどを書く(ことになりそう)な人に、必ずお勧めしています。「書いたもの」が読みやすくなること以上に、その人自身が、自分の思いや立っている位置、これから動きたい方向をクリアにできる本だからです。これはむしろ、コーチングの本だ!と思った一冊です。(もちろん、「書く」ことにもとても役立っています。) 著者の山田ズーニー氏は、「ほぼ日」で連載を持っておられます。→こちら -*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*- 4『「ノー」をいえる子どもに―CAP/子どもが暴力から自分を守るための教育プログラム』サリー・J・クーパー (著), 砂川 真澄 私がこの本を買った10年前で、いじめや、児童虐待の被害を水際で食い止める・最小限にするための具体的な方法はあるだろうか、という関心のもとに購入したものでした。いじめ、虐待の件数は、すくなくとも減少はしていない用ですし、今や日常的に児童・生徒が、通りすがりに暴力をふるわれる・・・ということが起きています。 「へんな人がいるから、気をつけなさい」という注意では、いざという時、な~んの役にもたちません。実は、学校でされた注意がこの「気をつけなさい」式の注意で、子どもより先に、私が突っ込んでしまいました。「何をどう気をつけたらええねん???」と。(言葉遣いは丁寧にしましたけれどっ!) そしてつい、割り込んで話をしてしまいました。「(腕を目いっぱい広げて)知らない人に道を聞かれて、答えたいと思ったときも、これより広く間をあけて話しましょう。道順わからないです、と答えるときも同じだよ!さ、手を広げてみて!そうそう、それより広くね。」 物理的な力で、こどもが大人の暴力に向かうということではなく、誰に、どのように、助力を求めるか、とか低く大きな声をあげることだけでも、友達を助けることができる、とか助力を求めることが「チクる」こととは、まったく別のことであるということをロールプレイ式に伝えてくれる本です。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*- 5ADDManagement.com本でなくてごめんなさい!しかも英文です・・・・。ADD(注意欠陥)やADHD(注意欠陥・多動)を受けとめ、より質の高い生活にチャレンジするためのコーチングのサイトです。 小学校で多少の関わりを持ったことがきっかけで、ADHD(注意欠陥・多動)やLD(学習障害)、自閉症の人々の学習に関心を持っています。適切な学習法が提供しにくい現状が、事実としてあります。学校関係者の間でも、知識差が相当あるような印象も持ちました。アメリカでは、ADD専門のコーチが、ごく普通に存在するということを聞いてめぐり合ったサイトがここです。AD(H)Dコーチング専門の協会もあるそうですが、そちらはまだ調べていません。 対象は成人のADDの方のようです。ADHDは知名度が上がってきていますが、「子どものもの」と思われてすぎているきらいがあります。成人の方も、学校の中の子どもに劣らず、生き辛い環境にあるのかもしれません。日本でも急速に進んでいる分野だと思いますが、情報源になるところをぱっと見つけられなかったため、こちらを参照しています。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-ずいぶん長くなってしまいました。読まれるのが大変だったかと思いますが・・・何かご参考になる断片があればうれしいです。 それでは!