* 栗の渋皮煮レシピ*
おまたせしました。レシピを載せて欲しいとの反響が多かったため、うちの作り方を載せちゃいます。
実はここまで辿り着くのに、渋が抜けきれないなど何度も失敗し、『渋皮煮は作るもんじゃない!買うもんだ~!!』なんて思ったこともありました。
いろんなレシピで作り、どこが悪かったのか、自分なりに研究したレシピです。
美味しいからって作りすぎては、皮を剥くのが辛いだけで翌年からやらなくなる・・・こんなこともありますので、一般家庭では30粒~50粒くらいまでにしておきましょう。
材料 栗 800g(50粒くらい)
重曹 大さじ1強(20g)×2回
グラニュー糖 500g
水 500g
作り方
1.鍋にたっぷりの湯を沸かし、生栗を入れる。そのまま30分~1時間置く。
2.皮が柔らかくなったところで、包丁を入れて渋皮を傷つけない様、丁寧に剥く。
(万が一傷ついても、ほんの少しなら大丈夫です)
3.流水または溜め水で渋皮をこすり洗いする。(繊維と対角にこするとポロポロ落ちていきます。ここである程度渋皮を落すことで、アク抜きがスムーズになります。(左下写真)
4.鍋に栗を入れ、ひたひたの水を注ぐ。ここで重曹を20g入れ火をつける。
沸騰したら弱火にして栗が踊らない程度の火加減で10分煮る。
アクが出てくるのでこまめに取る。これが大事です!(右上写真)
5.10分経ったら、灰汁(真っ黒です)をそっとを捨てて鍋に水を注ぎます。
ここから栗はぜったい空気中に放置しないように、いつも水に浸けた状態にして作業を進めます。
ここでもう一度渋皮をこすりとる作業をします。黒い筋も取れれば取ります。
6.しっかり洗いながら擦ると右上の写真の様につるっとなってきます。
黒いままだといつまで経っても渋が残ります。煮すぎて煮崩れるので早めにザラザラした渋を取るのがコツ。でもまだ取りきれないものもあるはずです。
7.また4と同様に栗を戻し、ひたひたの水の中に重曹を20g入れ煮ていきます。
やはり栗が踊らないように沸騰したら10分煮ます。またこんなに真っ黒になっちゃいます。(左下写真)
8.栗を水に取り、表面を擦って余分な渋皮を洗い流します。ここで全ての筋が取れるはずです
だいぶ表面が綺麗になってきます。表面に固い渋皮が残っている場合は、少し爪を立てて擦ると簡単に落ちます。
9。鍋に栗とひたひたの水を入れ、沸騰寸前で弱火にし、そこから5分煮ます。
もう一度洗い流すとこんなに綺麗になります。(左下写真)
10.栗が柔らかいので扱いに注意して(ザ~っとザルに取るなんて事はしないでね)
綺麗にした鍋に水とグラニュー糖を同量入れます。
栗が顔を出してしまうようなら同量になるようそれぞれつけたして・・・(右上写真)
そのまま火をつけ、沸騰したらすぐ火を止め、6時間くらい常温で放置します。
できあがり~
私は以前、この渋のこすり洗いをしっかりやっていなかった為、いつまで経っても栗が黒く、渋が抜けない経験をしました。食べたときにも口の中でザラザラが残った様な食感だったのです。その為には・・・
しっかり重曹を入れて煮る事、余分な渋皮を早めに取る事で、美味しく出来るようになりました。
そしてお砂糖は上白糖ではなく、あえてグラニュー糖にしています。
あっさりした甘味になります。
栗の皮も熱湯に浸けるだけでするっと剥きやすくなります。
少し包丁で剥いてあげると、つーくんが手でスル~っと剥いてくれます。
子供に手伝ってもらう事で、旬のものを美味しく食べるという食育に繋がるのではないでしょうか?
時間はかかるけど、美味しくできた渋皮煮は可愛くて仕方ありませんよね。
さぁ、今が時期です!皆さんも作ってみては?