吉田類の俳句入門講座(第3回)
吉田類の俳句入門講座(第3回) 酒場詩人である吉田類さんの「俳句入門講座」の第3回目が今月の17日(日)に開催された(フリーページ「俳句入門」参照)。 今回は最終回ということで、この講座もいったん終了である。 吉田類氏は超多忙で、最近では週刊ポストの最新号グラビアで鈴木宗男氏と対談もされている。 ま、居酒屋のカリズマとまで評されている人であるので、今後もこの講座を続けて貰うのは至難の業なのだが、そこを何とか続けて欲しいということで、受講者有志が氏にラブコ-ルの俳句を作って色紙に書こうということになった。 おいらもラブコールの俳句を作ったのである。「俳句路を 師匠と酒や あぢさゐ寺」 前二回に引き続き、総勢約40名全員が色紙に思いのたけを書き、師匠に渡す色紙は寄せ書き形式で2枚となった。 講座終了時に受講者の女性二人から色紙を手渡しされた類氏は「特別講座なら何とか検討しましょう。高尾山でやりましょうか」と今後に期待を含ませた回答をいただいたのである。お~、良かったのぅ。 さて、今回の兼題は、「炎天」と「炎暑」 おいらの作品は、次のとおり。「炎天に きりりと喪服 締め直す」 夏のイメージは、死である。おいらの敬愛する某氏は夏の暑い盛りに亡くなった。炎天下での告別式は堪える。しかし、氏のことを思うと暑さに負けてはならないのである。 しかし、この句は不評であった。当日の句会では取り上げられることがなかったのである。とほほ。 ところで、今回の席上でも前回同様寶缶チューハイが置いてあったのだが、前回と異なったのは、ツマミに鹿肉(缶詰)が用意されていたことである。北海道では野生の鹿が繁殖しすぎて自然を破壊するため、鹿の狩猟が認められている。 おいらは初めて鹿肉を食したのだが、こりゃ珍味じゃのぅ。牛肉の大和煮か鯨肉に近い味であった。 さて、今回も吉田類氏の軽妙洒脱な講義を聴きながら、氏のほど良い低音にしびれ、今後の特別講座開催に期待するおいらであった。いや、本音を云えば、氏と今後も酒が飲めればそれで良いのである。何のこっちゃ、そりゃ。 吉田類。不思議な魅力を持った、人生の達人である。**************************************************謎の不良中年 柚木惇 Presents**************************************************