さすらいの天才不良文学中年

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  祝アクセス数、２７０，０００突破

  祝アクセス数、２７０，０００突破　９月２５日（日）、謎の不良中年のブログアクセス数が記念すべき２７０，０００を突破しました。栄えある２７０，０００達成者は、「***.amazonaws.com」さんでした。ありがとうございます。　２７０，０００突破は偏に皆様のおかげのたまものです。深く感謝し、有難く厚く御礼申し上げます。　お礼に、おいらの秘蔵コレクションから、「舟徳利（制作年不明）」をお披露目します。　この舟徳利は今年の春、尾道・三原を訪れた際、地元の骨董店で購入したものです。「黒潮にごろり枕の舟徳利」　何とも云えぬ風情がありますなぁ。それに揮毫が上手い。　骨董店の奥に無造作に置いてあり、奇妙な形なので思わず手にとってみました。店主にこれは何かと尋ねますと、舟徳利だというではありませんか。　ご覧のとおり、底が広くてペッタンコです。舟が傾いても徳利がひっくり返りません。　さらに、底広の分、容量も多く入り、これ一本で四合弱が入ります。合格！　値段も求めやすかったので、即ゲット。現在、おいらの書斎で一輪挿しです。　次回は、２８０，０００ヒットを目指して精進いたしますので、これからもよろしくご指導のほどお願い申し上げます。　２０１１年９月２６日（月）　謎の不良中年　柚木　惇　記

  September 26, 2011

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  本日から三連休につき、日曜日までお休み

  　本日から三連休につき、日曜日までお休み　本日から三連休につき、日曜日までお休みです。　写真は、新横浜駅前のプレスリーの店の看板。テレビでも取り上げられたことがあるプレスリーファンのメッカです。　さて、先日「ＢＳ朝日」で小林克也の番組を観ていましたら、エド・サリバン・ショーで歌っているプレスリー（１９５７年当時）が放映されていました。　曲は「Don’t Be Cruel」。今から半世紀以上前のものですが、これが圧巻。　ノリに乗って歌って踊っているプレスリーですが、ブラウン管に決して下半身は映し出されないのです。相当、腰を振っているはずですが、当時の放送コードでは放映禁止なのです。　三島由紀夫がエルヴィス・プレスリーのことを、ぺルヴィス（骨盤）・プレスリーと揶揄していましたが、当時、プレスリーの踊り方は性的にショッキングだったんでせうなぁ。　なお、小林克也の解説によりますと、プレスリーがデビューした１９５４年当時、プレスリーの奏法（発声法、歌い方）はオリジナルで、それまであのような歌い方をするシンガーは誰もいなかったと云います。当時、ラジオで聞いた人は皆、黒人が歌っているのではないかと思ったそうです。　だから、プレスリーは偉大なのです。オリジナリティに優るものなし。　それでは、皆様よろしゅうに。平成２３年９月２３日（金）　謎の不良中年　柚木惇　記す

  September 23, 2011

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  ポルトガルの歴史なんて誰も知らない（後編）

  ポルトガルの歴史なんて誰も知らない（後編）　しかし、ポルトガルは死んではいなかったのである。　時代は変わり、ジョアン４世は１６４０年、スペインに反旗を翻し、ポルトガルは再び独立する。　ブラジルの利権を取り戻した後、神風が吹く。　ブラジルで金鉱脈が発見されたのである。しかも、神風は二度吹き、今度はダイヤモンド鉱脈が発見される。ポルトガルは、それ以降、１００年に渡るブラジル植民地政策によって繁栄を続けるのである。　ところが、ここでも膨大な富は国内産業の育成に使われず、浪費されたのである。その結果、英国やオランダなどの新興国に経済力で後れをとり、ポルトガルは凋落の一途となる。　１７５５年、リスボン大地震（＝東日本大震災と同じ「プレート型地震」）が起きたのはこのようなときであった。　壊滅状態となったリスボンを復興させたのは、ジョゼ１世の信任を得て大改革に取り組んだポンバル侯であった。　彼は産業の奨励、奴隷制の廃止、学校の建設、震災復興を果たし、近代ポルトガルの基礎を築いたのである。ポルトガルは震災後、大躍進を遂げる。　だが、１８０７年、ヨーロッパを席巻したナポレオンがポルトガルに侵攻したため、王は財産を持ってブラジルに逃亡する。この国は、これで一巻の終わりである。　ナポレオンの敗退後、英国軍がポルトガルの実権を握り、その後、ブラジルから王が帰るも、ブラジルは独立を宣言する。　ポルトガルの政情は不安定となり、１９１０年、遂に王制は倒れる。共和制となったが、政権交代とクーデターがお家芸となり、英国からの巨額の借款は国家財政に大きくのしかかった。　紆余曲折を経て１９２６年、クーデターによって大統領になったカルモナ将軍は国内秩序を回復させ、コインブラ大教授から蔵相になったサラザールはわずか１年で経済を立て直した。　これによって英雄となったサラザールは圧倒的な支持を得て首相となるが、１９６８年に脳卒中で倒れるまで、時代の流れに逆らった植民地政策を続けると云う独裁政治を行い、ポルトガルは行き詰まる。　１９７４年に無血革命（カーネーション革命）が起こり、１９８６年にはＥＣに加盟。１９９８年には万国博覧会開催国（リスボン万博）となり、現在に至っている。　いやあ、駆け足の紹介だったが、ポルトガルの歴史は波乱万丈である。　結論。ポルトガルが一流国になれなかった理由が良く分かった。トップが無能であったのだ。でも、国王の気持ちは分かるなぁ。海の向こうに財宝が眠っているんだもんなぁ。それにラテンだもんなぁ。浪費は蜜の味だもんなぁ。人材は皆流出だもんなぁ。　無理もない（この項終り）。***********************************************謎の不良中年　柚木惇 Presents***********************************************

  September 22, 2011

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  台風１５号

  台風１５号　このブログはライブで書いている。今、９月２１日の午前８時過ぎである。現在、横浜の雨は断続的に降っている状況である。　さて、おいらは筋金入りのカープファンである。　ペナントレースも終盤になって、中日、巨人、阪神、広島の４球団が団子状態になったものだから、毎日目が離せない状況である。　ところが、ここ二週間でその阪神と広島が脱落の様相を示している。しかし、その広島もまだ首の皮一枚が?がっており、まだ何が起きるか分からない。　したがって、今日は神宮球場での広島ヤクルト戦の三塁側内野席チケットを（三週間前から）購入しているのである。このブログにも度々書きこんでいる自称映画評論家Ｓ氏（彼も根っからのカープ応援団）とカープ観戦に行くのである。　ところが、この台風である。　昨夜、仕事から帰宅し、テレビ神奈川で中日横浜戦を観ていた時点では、関東地区は弱い雨であった。　野球はこの時期、スケジュールが過密なので、少々の雨なら決行する。サッカーもどきであり、主催者も観客もそれを承知で、合羽を持参して観戦する。　だから、本日の試合も少々の雨なら試合をするだろうとタカをくくっていた。　ところで、昨夜の中日は山井投手が勝利投手となった。おいらはカープファンだが、山井が投げるときだけは中日を応援している。実は、名古屋にいるおいらの親友が山井の関係者なのである。　解説者の松原（大洋の不動の４番バッター）が山井のことを「ランナーが塁に出てから本気で投球する」と云い得て妙な評し方をしていたが、とにかく走者をホームに帰さないという見事な投球であった（７回無失点。２勝（２敗））。　友よ、お願いがある。山井をカープ戦では投げさせないでね。　その野球中継が９時半に終了したので、ＮＨＫにチャネルを変えたところ、名古屋が台風に影響された秋雨前線の影響で水害にあっている映像が放送されていた。　早速、名古屋の友人に陣中見舞いの電話をしたのだが、災害のための影響か不通である。　心配していたら、今朝無事だとのメール連絡があり、一安心。山井も勝利投手になってご同慶の至りである。　と、ここまで書いている現在も横浜では雨が時折強く降っている。殴りつけるような雨である。テレビでは、午後から関東を直撃し、夕方から夜にかけて電車が不通になる可能性も示唆している。　しかし、現段階ではヤクルトスワローズと神宮球場のＨＰを見てもまだ中止の知らせはない。　おいらは今日会社がないので、午後三時ごろまでは自宅で待機し、Ｓ氏と連絡を取り合いながら台風の様子を見ることになる。　いやはや、今日はどうなりますことやら。***********************************************謎の不良中年　柚木惇 Presents***********************************************　＝＝＞野球は結局、午前１１時、台風接近のため中止と発表されました。惇

  September 21, 2011

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  ポルトガルの歴史なんて誰も知らない（中編）

  ポルトガルの歴史なんて誰も知らない（中編）　それまで、ポルトガルは単なる最西端の国という位置付けであった。　これは、当時どういうことであったかと云うと、ポルトガルはユーラシア大陸の行き止まり、つまり、地の果てで「後は、海しかない」ということである。　しかし、この海がポルトガルに無限の可能性を与えてくれたのである。ヴァスコ・ダ・ガマが１４９８年インド航路を発見し、香辛料を持ち帰るなど莫大な利益をもたらすことになったのである。大航海時代の幕開けである。　１５００年にポルトガルはブラジルを新大陸として発見し併合、印度のゴアも占領する。また、マラッカ海峡も支配下に置き、太平洋への拠点を確保したのである。つまり、ポルトガルは世界征服の野望を持つ国までになったのである。　海の向こうに財宝が眠っているのである。リスボンは海外から流入する富によって世界で最も美しい街と云われるまでになり（このときの国王マニエルの名前から、リスボンの美の形式をマニエリーノ様式と呼ぶ）、ポルトガルは栄耀栄華の時代を極めることになる。　日本との関係では、この時代に種子島にポルトガル船が漂着し（１５４３年）、我が国に鉄砲を伝えている。　この頃はヨーロッパの列強が海外を求めて入り乱れていた。ブラジルも例外ではなく、各国が虎視眈々と狙っている。　１５４６年、オランダがブラジル北東部を占拠するが、ポルトガルはこれを軍事力で排除し、リオデジャネイロを占拠していたフランスもポルトガルが敗退させている。　しかし、このポルトガルの栄華は長くは続かなかったのである。国王は富を社会基盤に使わず、国内産業の育成も怠った。つまり、ポルトガル経済は海外に依存し続けたのである。畢竟、人材は海外に流出し、地方は荒廃することになった。これがそもそも男の子が育たないというルーツである。　しかも、その後のポルトガル国王セバスチャンは無能であったようだ。１５７８年、無謀にもモロッコ遠征を開始、交戦中に突如、その王が姿をくらましたことから、混乱したポルトガル軍は壊滅する。　さらにこの王には皇太子がいなかったため、１５８０年、スペインから王位継承権を理由に侵略されてしまい、同国の支配下に入ってしまうのである。トホホ…。　その後、ポルトガルは６０年間に渡りスペイン領となり、ほとんどの海外利権をスペインにもぎ取られてしまう。マラッカ海峡の利権もオランダの手に落ちる。天正遣欧少年使節団は１５８４年リスボンに入ったのだが、占領されているのでスペインに行かされる羽目となる。　まったく絵に描いたようなヘボい国である。トップが無能の国の命運など、一夜にして天国から地獄である（この項続く）。************************************************謎の不良中年　柚木惇 Presents************************************************

  September 20, 2011

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  本日と明日および敬老の日はお休み

  　本日と明日および敬老の日はお休み　本日から３日間は休日につき、お休みです。　写真は、自宅近くの「身代わり地蔵」。　その昔、幼い兄妹が尾張の国から叔父の住む武蔵野を訪ねる途中、この地蔵の前に来たところで辻強盗に襲われたということです。　難を逃れようとした二人は、咄嗟に地蔵の後ろに隠れました。強盗は手許が狂い、振りかざした刀は地蔵の首を刎ね落としましたが、刀は折れ、その切っ先が跳ね返って強盗に突き刺さりました。真紅の血で地蔵は染まったということです。　つまり、兄妹の身代わりになったというのがこの身代わり地蔵で、地元では今でもその御利益を求めて参詣者が後を絶たないようです。　以上、地蔵が我々を守ってくれるというドラマチックなお話しです。　それでは、皆様よろしゅうに。平成２３年９月１７日（土）　謎の不良中年　柚木惇　記す

  September 17, 2011

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  ポルトガルの歴史なんて誰も知らない（前編）

  ポルトガルの歴史なんて誰も知らない（前編）　東日本大震災の津波に関連して、ポルトガル大地震のことがテレビで取り上げられていたように記憶している。　それによれば、ポルトガルは大国であったが、１７５５年に発生した大津波（リスボン大地震）によって国が衰退し、日本もその二の舞にならなければ良いが…、という論旨であった。　震災後、国が衰退すると云うのはさもありなむと思っていたが、ポルトガルの歴史を調べてみるとどうやらそうでもないらしい。　それに、現在のポルトガルに国力があるとは思えない。しかし、その昔、ポルトガルはスペインと並んで世界を席巻した国である。その国が没落した理由が「奈辺にありや」ということを知るためにも歴史を知る必要があると思うのである。はい、そうですか。　ところで、ポルトガルという国は、「女性で持っている」という話しがある。おいらは若いころ仕事で新潟にいたことがあるのだが、新潟にも「杉の木と男の子は育たない」という云い伝えがある。杉の木は別にして、新潟は女性がしっかりしているので、男性が甘えて育たないという逸話である。ただし、長岡は山本五十六を輩出している。そうしてみると、この格言は新潟市のことを述べているのかも。　それでは、ポルトガルの栄枯盛衰のお話し、お話し～。　まずは先史からであるが、ご多分にもれずイベリア半島にいた先住民はローマ帝国に支配されることになる（紀元前２世紀）。ヨーロッパ全土のローマ帝国化である。この時、既にローマ帝国の行政区が現在の国境と概ね一致しているというところが面白い。　その後、ローマ帝国の落ち目の三度笠によって８世紀にイベリア半島はイスラムに占領され、コルドバ帝国の支配下となる。　そうなのだ。ポルトガルはスペインと同じで、一時はイスラム文化圏だったのだ。スペインのグラナダ地方にイスラム文化の影響が強く残っているように、ポルトガルも西洋文化とイスラム文化の融合が行われたのである。　さて、１１世紀となり、カトリックであるフランスの貴族ブルゴーニュが現地の豪族の娘と結婚し、ポルトガリア（ポルトゥカーレ）伯爵を名乗る。伯爵の死後、その息子であったエンリケスがイスラム軍を破り、ポルトガルは１２世紀にほぼ現在の国土を確保することになる。　小国ながら国としてのアイデンティティを持ったポルトガルは、隣国スペインをけん制しながら、イスラム教徒に対する国土回復運動（これを「レコンキスタ」と呼ぶ）＝南下作戦を完了する。　しかも、ポルトガルの強みは、大洋に面しているという地理的優位性にある。これが、１５世紀になってポルトガルが世界に進出するという必然をもたらすことになるのである（この項続く）。*************************************************謎の不良中年　柚木惇 Presents*************************************************

  September 16, 2011

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  肚（はら）の問題

  肚（はら）の問題　肚（はら）である。　昨日、プレッシャーに対して「書く」ことの効用を述べた。自分との戦いの場面で、書くことがメンタル・トレーニングにもなるということである。　試験だけでなく、スポーツにおいても自分との戦いは顕著である。先日開催された世界陸上を持ち出すまでもなく、世界一を決める大舞台では、相手よりも自分との戦いの方が重要である。　だから、スポーツ選手は死ぬほどメンタル・トレーニングを行うのだ。　実は、人生も同じではないだろうか。　人間は弱い生き物である。豪放磊落に見せていても、それは小心者の裏返しで、単なる強がりかも知れない。　考えてみれば、おいらなども普段は強がっているのだが、根は小心者かも知れない。特においらの欠点は、細部に目が行き過ぎることである。何故そうなっているかと、深く考えたくなる癖があることである。　何が云いたいかというと、そういうことにこだわり過ぎると、全体像が見えなくなってしまうことがあるのである。　剣豪宮本武蔵が沢庵和尚に勝てないのは、剣の道を考えるあまり、小手先のテクニックを探求しようとしたからである。それに対し、和尚が教えたのは、肚である（腹とも書く）。丹田とも云い換えることができる。　つまり、完全主義者になろうとして、部分部分を完成させたとしても、肚という全体が出来ていなければ、無意味であるということである。　頭で考えるな。肚で考えろ、ということでもある。ピンチになると、深呼吸が効果的であると云うのは理に適っている。これまでベストを尽くしてきたのだから、自分は１００％の力を出し切ることができると思うのが肚の力である。　だから、肚さえ座っていれば、少々のこだわりなどは取るに足りないことだと気付くのである。肚があれば、人生のほとんどの問題も解決できると思うのだが、凡人のおいらにはそうなるまでにまだまだ修行が必要である。**********************************************謎の不良中年　柚木惇 Presents**********************************************

  September 15, 2011

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  書くということ

  書くということ　このブログを含めて、おいらは書くということを一日も欠かさない。　読書しない日もないが、書かないという日もない。この「書く」というのは、どうやら脳を活性化させるようでもある。　今日紹介するのも、少し古い記事だが、試験の直前に「間違えそうだ」などと不安な気持ちを書くだけで成績が上がるという話しである（１１年１月１５日付「読売新聞電子版」）。　米シカゴ大学チームが今年１月１４日付の米科学誌サイエンスに発表した内容によると、大学生８７人を２グループに分け、２回にわたり数学のテストを実施したという。　１回目は普通のテストだったが、２回目のテストは成績が良かった場合に報酬を約束するなど生徒たちにプレッシャーをかけたのである。　しかし、２回目のテストの直前に、テストへの気持ちを書くように指示されたグループは１回目のテストより成績が上がったという。特に「怖い」とか「間違えそうだ」などの不安心理を書いた生徒の向上が目立ったという。　他方で、静かに着席してテストを待ったり、試験と無関係な日常の出来事を書いたりするよう指示されたグループは、１回目より成績が落ちたという。　つまり、試験の直前に不安な気持ちを書くだけで、重圧に負けず本来の実力が発揮できたということらしい。　シカゴ大研究チームの推測では、試験前に不安心理を書くことは、過去のつらい体験を文章にして心の傷をいやす心理療法と似た効果があるとしている。　おいらも断言して良いと思う。書くということは、脳の中身を整理するということである。　漠とした考えを紙の上に（パソコンだとモニター上に）書き始めると、今までもやもやしていたことが嘘のように整理されてくるのである。　人間の脳は、脳自身が安心したいために、そういう素直な気持ちを書いて欲しいと思っているのかも知れない。　だから、（他人に）悩みを話すという対話型のカウンセリングも有効だろうが、「書く」ということによって自分自身と向き合うことも、精神衛生上、有効なのである。　結局、書くということは脳を活性化させると同時に、脳を癒しているのでもあると思う。**********************************************謎の不良中年　柚木惇 Presents**********************************************

  September 14, 2011

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  オブリガード

  オブリガード　外国語を学ぶ場合に、外来語として日本語になった言葉からマスターするという方法がある。　日本語は何でも吸収する沼のような言語だから、和製英語を始めとして外来語には枚挙に暇がない。　実は、ポルトガル語も１５４３年に鉄砲が日本に伝来して以来、日本語になりきっているものが多いようだ。　このオブリガードも実は「ありがとう」の語源という説がある。　実際、ポルトガルに住んでいると、至るところからこの言葉が聞こえてくるため、日本にいるような気がしてくるともいう。ネットを検索してみると、ポルトガルのタクシー運転手は「ありがとう、オブリガード」と云うらしい（ほんまかいな）。　確かに平安時代や鎌倉時代には感謝の表現として、ありがとうとは云っていなかった可能性がある。「ありがとう」は、嬉しいときの「有難し」が転じたとも云われており、嬉しいと感謝の表現とはやや異なる。　だから、江戸時代以前までは、「かたじけない」や「感謝します」、それに関西では「おおきに」が主流だったのだろう。　ところで、カボチャのことを「ぼうふら」ともいうが、これもポルトガル語＝abobora de cabodiaが語源。「ぼうふら」と「かぼちゃ」の両方が派生しているのである。　てんぷら（天麩羅）もtempero（料理する）が語源。マントや合羽（カッパ）もポルトガル語とある。　鉄砲やキリスト教の伝来だけではなかったと云える。*******************************************謎の不良中年　柚木惇 Presents*******************************************

  September 13, 2011

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  Ｂ級がＡ級を倒せるか

  Ｂ級がＡ級を倒せるか　広島カープが９月に入って２勝７敗と散々の結果である。　つい先日まで巨人、阪神、中日、広島が横一線であったが、ここに来てカープが脱落したようにも思える。首位に１０ゲーム差、３位の巨人にも４．５ゲーム差である。　しかし、これを「メッキが剥がれた」と一言で片づけるには少々早すぎる。　野球の愉しみはサッカーと違い、Ｂ級がＡ級を倒すことができることにある。　プロ同士の勝負事は、基本的には強いものが勝つ。強いものが負けるとしたら、それはプロではない。　特にスポーツの世界では、例えば１００メートルの短距離競走でボルトが負けることはない。フライングでの失格はルールの変更によるものでしかない。　何が云いたいのか。　野村克也理論を出すまでもなく、勝負には駆け引きがあるということである。　この駆け引きが野球の場合には顕著である。ピッチャーとバッターが一人ずつ戦うのである。武蔵の一乗寺の決闘（あぜ道で戦う場合、敵が大勢いても決戦は１対１となる）を出すまでもなく、誰を出すか、どういう順にするかなど無数の駆け引きが考えられる。　だから、カープがまだ脱落したと考えるのは早計である。プロ野球では、Ｂ級がＡ級を倒すという愉しみがあるのである。　もう一つ。　カープに負け犬根性が出ているとしたら、それだけは払拭しなければならない。横浜ベイスターズを見れば分かる。最初から勝てないと考えているように思えるのである。貧すれば鈍する、である。　カープも同じである。もう１０年以上も連続Ｂクラスである。負けて当たり前と思っているとしたら、それが今回の連敗の主たる原因である。もうプロではない。　繰り返す。Ｂ級がＡ級を倒すのが野球である。カープよ、もう一度甦れ。*******************************************謎の不良中年　柚木惇 Presents*******************************************

  September 12, 2011

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  本日と明日はお休み

  　本日と明日はお休み　本日と明日は休日につき、お休みです。　写真は、先日掛川を訪問した際に途中下車した静岡駅前中央広場（北口）のオブジェ。　竹千代（家康）像もあります。　静岡は、のどかな街でありました。　それでは、皆様よろしゅうに。平成２３年９月１０日（土）　謎の不良中年　柚木惇　記す

  September 10, 2011

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  心温まる話し

  心温まる話し　ちょっと心温まる話し。　今年の春、近所にある交番の屋根の下に燕が巣を造った。　その燕が先月、巣立ち、写真のような貼り紙を交番で見付けた。　気が付かなかったのだが、この貼り紙は第８弾というから、この交番では長きに渡って貼り紙をしていたものだと知った。　２組の親燕から１０羽のひな鳥が巣立ったとある。そうだったんだ。　おいらはこの交番を通るたびに燕の巣を見ながら、子燕が巣の中で元気でいると目を細めていた。　この交番に巣を造った燕は、幸せ者である。来年もまた同じ光景を観たいものじゃのぅ。**********************************************謎の不良中年　柚木惇 Presents**********************************************

  September 9, 2011

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  絶品の白ワイン

  絶品の白ワイン　来客があったので珍しいものをと思い、秘蔵の白ワインを出した。「シャブリ　グラン　クリュ　ムートンヌ（１９８８年）」白ワインである。　今から２３年前のワインである。　高かったかと問われれば、今から１０年以上前に一万円で購入したワインである。このような高価なワインを普通は買わない。　おいらが会社からの帰路、自宅でホームパーティを開くために安価のワインを購入したのである。自宅近くの酒屋である。花とかも買っていたので、手に持つものが多かったからだかろうか、その店で勘定をするときに財布を落としたのに気が付かなかったのである。　自宅に戻って背広を脱ぎ、中のものを出すと財布がない。慌てて酒屋に電話したら、預かっていますという。　そのお礼にと、その店で一番高いワインを買ったという次第である。　さて、そのワイン、拙宅にはワインセラーがないので冷所で横向きにして保存しておいたのだが、最近、手に取ってみると琥珀色に変色していることに気付いた。　おいらの敬愛する人に、時間が経った年季物で、琥珀色になったワインが滅法美味かったと云う話しを聞いたことを思い出した。　ネットで変色しているワインのことを検索すると、腐っているという説と、美味しいという説とがあり、結局は飲んでみなければ分からないというものであった。　結論。　客人と二人で飲んだ。　これが旨かった。味がまろやかになっており、舌を突き刺さない。口当たりが良く、とろけるような味である。だからと云って甘くはない。そこのところの説明が難しいのだが、透明感のある味とでも云おうか。喉越しも申し分ない。　二人であっという間に一本が空いてしまった。　良き酒、良き友、良い話題。　年代物のワインが旨いという理由が分かったような気がする。そういう一本であった。****************************************************謎の不良中年　柚木惇 Presents****************************************************

  September 8, 2011

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  海外バックパッカ―

  海外バックパッカ―　久し振りに海外バックパックを行う予定である。来月初旬のポルトガル１週間の旅を先日予約しておいた。　前からこのブログに書きこんでいるように、リスボンへロングステイするのが夢である。　しかし、母がダウンしたためもあるが、遠距離介護を考えて海外への旅立ちは封印していた。しかし、還暦を迎え、そろそろわがままを云っても良いだろうと、下見に行くことにする。　下見と云っても、今回の目的はリスボンの街並みや交通事情、住宅事情や物価水準などを肌で感じようと思うくらいである。　ポルトガルには仕事で一度行っているが、９５年ごろであり、随分前のことである。スーパーでやたら食料品が安かったことやタクシー料金が随分安かったという記憶があるが、今でもそうあって欲しいと願っている。　一人旅なので、毎回そうしているのだが、少し大きめのバックパック一つで旅するつもりでいる。　今からそのバックパックに必要最低限の物を入れていくのが愉しみである。着替えとか必要なものは、全て現地で調達するからである。それで物価水準や調達難易度が分かるのである。　ふらりと、さすらいへ。************************************************謎の不良中年　柚木惇 Presents************************************************

  September 7, 2011

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  想像力

  想像力　先週に引き続き、予想について述べる。　予想は、所詮、人間の想像力を超えることができないのだろうか。　ここに１０年前の新聞記事（日経２００１年１月１日「大予測・円と株価」。写真上）がある。　最近、書斎の整理を行っており、廃棄しようと思った資料の中から見つけたものである。　興味深いのは株価予測である。　リチャード・クー氏、ピーター・タスカ氏や田辺孝則氏などの錚々たるメンバーの予測は、１０年後である今年（２０１１年）の株価予測を最低でも２万円、最高は７万円と予測している（全員の平均株価予測は２～３万円。なお、２０００年の終値は１３，７８６円）。　これに対し、昨日（９月５日）の日経平均株価終値は８，７８４円と１万円を下回っており、云わば、かけ離れた予測である。　思わず、この予測に笑ってしまったのだが、１０年後のことを予測するのは確かに難しい。　しかし、人間はやはり過去に刷りこまれた経験則でしか未来を見ることができないのか、と思わざるを得ない。　それは、株は上がるものだという思い込みである。今は下がっていても株は長期的に保有すれば１０年で最低でも倍以上になるという思い込みである。　結論は上記のとおり、９千円を下回っている低水準である。株はもう簡単には上がらないと知るべきなのかも知れない。　為替の予測の方はどうか。　こちらの方はバラツキがある。６７円の円高から２００円までの円安である。全く為替の予測はプロでも難しい。　予測の分布を見ると、１０年前当時の約１１０円から円高になると予測した人は４人。円安になると予測した人は６人。佐々木英信氏は６７円と現在の円高を予測しているが、株価は５～７万円まで上昇すると予測しておりこちらの方はハズレのトップである。　寺山修司のアフォリズム「どんな鳥も想像力より高く飛べる鳥はいない」を持ち出すまでもなく、人間は想像力を超えた範囲までの予想をすることはできないのである。**********************************************謎の不良中年　柚木惇 Presents**********************************************

  September 6, 2011

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  ラジオ放送とプロ野球の凋落

  ラジオ放送とプロ野球の凋落　先週金曜日の夕方、巨人・ヤクルト戦をラジオ（ニッポン放送）で聞いていた。　何の変哲もない話しである。　この日はＴＢＳラジオが阪神・横浜戦を、文化放送が（いつもどおりの）西武戦を中継していた。　プロ野球のセリーグは、巨人、阪神、中日、広島の４チームによる熾烈なＡクラス争いが続いている。広島がやや脱落傾向にあるが、ほとんど横一線の順位であるため、毎日、目が離せない。　ラジオの行う野球中継もこの日のカードは分散しており（巨人戦に集中していないという意味）、野球ファンには嬉しいことになっている。他カードを梯子することができるからである。　ところが、異変が起きたのである。　ニッポン放送は、午後７時からの巨人戦の中継を止めたのである。代わりに中継したのが、「サッカーワ－ルド杯アジア３次予選、日本・北朝鮮戦」である。　これにはのけぞった。カルチャーショックじゃよ。　日本・北朝鮮戦は興味深い、大切な試合である。しかし、テレビでオンエアされている（ＮＨＫＢＳと日本テレビで）。　それに対し、プロ野球のテレビ放送は有料放送でしかやっていないのである。　これは困る。ネットで野球中継を見ることは可能だが、スピード感と臨場感がまるで違う。　若い連中がプロ野球に見向きもしなくなっているのでスポンサーがつかないのは分かる。サッカー人気が野球人気を凌駕しているのも頷ける。　しかし、ラジオまでもがそれに便乗してしまえば、おいらたち野球世代はどうすれば良いのだろう。中高年は購買力がないと思ってスポンサーが手を引くのであれば、それは大いなる判断ミスになるかも。　さらに、ラジオ局にも云いたい。おじさん世代までがラジオ離れになるかも、と思う。　しかし、所詮それも負け犬の遠吠えかのぅ。プロ野球は、いよいよ相撲と同じように衰退する運命なのだろうか。*********************************************謎の不良中年　柚木惇 Presents*********************************************

  September 5, 2011

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  本日と明日はお休み

  　本日と明日はお休み　本日と明日は休日につき、お休みです。　写真は、日産スタジアムの近くにある大判焼き屋さん。名前が「オストアンデル」。こういう名前は好きだなぁ。昔あった名前で秀逸なのは、「ヨーネル布団」。ネットで検索すると今もあるようです。最近では、「虫コナーズ」かのぅ。　それでは、皆様よろしゅうに。平成２３年９月３日（土）　謎の不良中年　柚木惇　記す

  September 3, 2011

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  小川健太郎という投手がいた

  小川健太郎という投手がいた　二宮清純のコラム「追憶のベストゲーム」（週刊現代）を読んでいたら、世にも不思議な投手のことが目に付いた。　中日の元エース「小川健太郎」である。　小川健太郎は１９６７年に最多勝、沢村賞、ベストナインに輝いている。右投げアンダースローで背番号は１３。生涯成績は９５勝６６敗。防御率２．６２　彼が活躍した時代はおいらが高校生のころだから、その頃のカープのエースは外木場や安仁屋である。この小川健太郎はカープに強かったという記憶がある。　さて、ここからが本題である。　その小川健太郎、１９６９年６月１５日、後楽園球場でのジャイアンツ戦（巨人対中日９回戦）であっと驚く偉業を行うのである。　ピッチャーは小川、キャッチャーは木俣、打席には世界の王。　ここで、小川は腰の後ろの左側から（彼は右投げ）、つまり、背中からホームに向かって球を投げたのである。　少々理解しづらいと思うのだが、通常の球を投げる方法以外に考えられるものとしては、左脚を上げてその下から（つまり、マタから）投げる方法がある。小川健太郎は右投げでアンダースローだから、左脚を上げていれば投げやすい。　次に、曲芸もどきの方法として、右腕のアンダースローを背中にまわして背面の左側からホームに投げるという方法がある。ちょっと分かりにくいので、ユーチューブで検索すると類似の映像があるので興味のある方はご覧あれ。　そして、小川は背面から投球したのである。　木俣は云う。「小川さんは王さんを苦手としていた。どこに投げても打たれる。だから、違う投げ方を練習していました。試合前、主審に背面から投げるとボークになるかと聞いたら、『どうぞ』と云われたので決心したんです」　ボールは小川が練習したとおり、木俣のミットにすっぽりと収まった。判定は、残念ながらボール。　二宮清純によれば、ボールを投げ終わった小川は「してやったりとでも言わんばかりに薄ら笑いを浮かべ、打席の王をチラリと見やった」という。　王は、流石に最初はキョトンとしたらしい。　このボールの狙いはそのキョトンである。どこからボールが来るか分からなければ、世界の王でも困るだろう。打の要はタイミングである。王の結果は、ライトフライと三振だった。　　小川は、この奇想天外のボールをもう１試合でも王に対して投げているという。　さて、この話には後日談がある。この投法が不正投球ではないかとして「プロ野球ルール委員会」にかけられたのだ。結果は正規の投球として認められたのだが、王選手に失礼だというブーイングもあったらしい。　これに対し、小川健太郎が云ったという言葉。「何ならマタの下から投げてもいいんだぜ！」　怪人である。嬉しいのぅ～。　残念ながら、小川健太郎はその後、オートレース八百長事件に加担していたという容疑で球界を永久追放されている。だが、こういう破天荒なピッチャーが今の時代にいないのは寂しい、と思うのはおいらだけだろうか。**********************************************謎の不良中年　柚木惇 Presents**********************************************

  September 2, 2011

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  天気予報

  天気予報　天気予報が当たらない。　昨日は、大型台風１２号の影響で首都圏の午後は雨の予定であったが、横浜は曇りのままであった（台風の進度が遅かったからのようだ）。　天気予報は、相場の予想に比べれば当たるが（相場の予想で当たった試しはない）、所詮は予報である。このブログでも書いたが、あれは予報ではなく占いである。　しかし、そうも云っておれないとすれば、予報をする人が「曇りかも知れないが、雨になったら予報を聞いた人に怒られる」と責任逃れで「雨だと云っておけば責任はない」と思っているかも知れない。堕落である。　話しは変わって、日本の四大メジャー紙の一つと呼ばれている某経済新聞の市況欄は、後追いの解説ばかりである。　しかし、予報（予測）に期待するのは、過去起きたことへの解説ではない。過去がどうであったかを踏まえて、未来がどうなるかという示唆である。　何が云いたいのか。　予報するなら、命をかけて予報しなさいということである。間違ったら、潔く謝りなさいということである。　だが、そうなるのが嫌だから、予報士は皆、安全サイドに立った予報をするのである。　はっきり云う。そういう人は予報士など辞めなさい。それから、後付けしか解説しない経済学者も引退しなさい。　でも、おいらは思う。これらの人たちが占い師と名前を変えるのであれば、問題はない。***********************************************謎の不良中年　柚木惇 Presents***********************************************

  September 1, 2011

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  金はまだ上がるか

  金はまだ上がるか　史上最高値を更新した金相場をネットで検索してみると、直近では金の過熱振りが影響してか下方傾向のようである。しかし、ここ数日の動きは一進一退で、方向性が定まっているようには思えない。　さて、これまで金が上がってきた理由は単純である。　世界経済への先行き不安によって、世界中の投機マネーが金に流れたためである。しかも、金市場の規模は株や債券と比べると小さいことから、金市場にマネーが流れ込めば金価格は一気に上昇する。　金のこれまでの価格をおさらいしてみよう。　今から３０年前の１９８０年、金価格は１トロイオンス（約３１グラム）約７００ドルであったが、２０００年には約２５０ドルまで下がっていた。　しかし、金は２００３年以降、原油高を背景に上昇し始める。２００８年には１０００ドルを超え、リーマン・ショックで７００ドルまで下回ったものの、再び米国の量的緩和で上昇に転じていた。　そして、ここ数カ月はバブルの様相を示しており、２０００ドルをも伺おうという狂乱価格である。　つまり、金の相場は上昇、下降という循環相場を繰り返しながらも、最近では一方的に上昇してきたといえよう。　さて、金は今後も上がるのだろうか。分からないとしか云いようがないが、個人資産を防衛する手段として分散投資するのであれば、その選択肢はあり得る。　しかし、猫も杓子も金だと云い始めたら、それは加熱相場である。素人が手を出すべきではない。金は、一旦調整（相場は下がる）すると考えた方が良いだろう。　問題は調整後である。おいらはマネーの流れは今までとは異なり、長期的には金は上昇する可能性が高いと考えている。したがって、一旦下がった段階で金への分散投資を行うのが賢明だと考えるのだが、その時期だけはやはり相場に聞くしかない。********************************************謎の不良中年　柚木惇 Presents********************************************

  August 31, 2011

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  トイレのない家

  トイレのない家　先週末の「朝まで生テレビ」を見ていたら、「トイレのない家」の話しが出ていた。　放射性廃棄物の話しである。　おいらは原発の専門家ではないし、放射能については素人であるので軽々に発言しないつもりであったが、見過ごせないと思ったのでここに書く。　原子力発電を行えば、それに伴ってゴミがでるのは当然だろう。問題はそのゴミが放射能を出すことにある。考えてみれば当たり前の話しだが、そのゴミはどこかに捨てなければいけない。　しかし、日本には捨てるところがないのである。これが「トイレのない家」という所以である。　このゴミは原子力発電に伴い毎年１０００トン発生しており、既に累計２万トン溜まっているという。　中世のパリのようだと笑っている訳にはいかない。　この放射性廃棄物をロケットに搭載して宇宙に捨てるというアイデアもあったようだが、打ち上げに失敗すれば、地球全体が汚染されるというので、取り止めになったようだ。　だとすれば、地球のどこかに捨てるしかないが、１００％安全に捨てるということには疑問が残らざるを得ない（政府と東電が「原子力は絶対に安全だ」と云ったが如し）。　また、テロリストはその廃棄物を狙って拡散させるかも知れないだろうし。　つまり、ゴミ処理問題を抜きにして、原子力発電のことは語れないのである。　もう一つ。　政府と東電の危機管理能力のなさには呆れるほどである。まったく、どうしちゃったんだろう、この思考停止の状況は。これは最早、犯罪ではなかろうかと思う。「朝まで生テレビ」内で上杉隆氏が述べていたが、警察の捜査が東電に入らないのは確かに不思議である。　今の日本には自浄作用さえも期待できないのだろうか、と考えるしかない。**************************************************謎の不良中年　柚木惇 Presents**************************************************

  August 30, 2011

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  家庭菜園

  家庭菜園　広島在住の弟が野菜を送ってくれた。　家庭菜園で採れたての野菜である。形が悪いと云っていたが、なかなかどうして。　早速、玉葱は輪切りにしてステーキで食した。これが美味である。自分で作った野菜を日常食べることができるという弟は、贅沢である。　首都圏に居て出来ないことが、この野菜作りである。　マンションやアパート住まいでは事実上不可能だし、一戸建ての場合であっても猫の額（ひたい）ほどの庭での菜園は難儀である。　地方自治体などが期限を切って数坪の菜園を貸出するところもあるらしいが、人気のため抽選になるという。　また、おいらがハーブ好きなので愚妻が自宅二階のベランダでハーブの鉢植えを慈しんでいるが、最近では放射能汚染を気にするようになった。　人体に影響はないというが、政府が本当のことを云っているかどうか怪しいので、気持ちが悪い。　東日本では、こういうささやかな愉しみまでが奪われている。**********************************************謎の不良中年　柚木惇 Presents**********************************************

  August 29, 2011

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  本日と明日はお休み

  　本日と明日はお休み　本日と明日は休日につき、お休みです。　写真は、川崎市民ミュージアム前広場の巨大オブジェ。何故か、鉄人２８号の胴体もどきに思えます。　それでは、皆様よろしゅうに。平成２３年８月２７日（土）　謎の不良中年　柚木惇　記す

  August 27, 2011

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  実相寺昭雄展に行く

  実相寺昭雄展に行く「実相寺昭雄展」が現在、川崎市市民ミュージアムで開催されている（９月４日まで）。　実相寺昭雄（映画監督）は天才である。奇才だと云う人もいる。　一般に有名なのは、ウルトラマンシリーズでの演出（監督）だが、多数のＡＴＧ作品を撮っており、その中の「無常」（ＡＴＧ、１９７０年）は「ロカルノ国際映画祭最高賞」を受賞している。　ＣＭでも傑作を残しており、１７歳当時の薬師丸ひろ子を使った資生堂の「初恋編」では「カンヌ国際広告祭グランプリ」を受賞している。　おいらは実相寺監督の独特の詩的映像が好きだねぇ。　映画「乱歩地獄『鏡地獄』」では、江戸川乱歩のイメージと氏の幻想的な映像とがマッチしていたなぁ。　２００６年に胃がんで亡くなった３年後（氏は昭和１２年生まれ、享年６９歳）、百合が丘（川崎市）に在住していた関係から、氏の遺品が川崎市に寄贈されている。　今回の展覧会はその寄贈資料を中心とするものであり、実相寺ファンのみならず美術芸術に興味のある人には見過ごすことのできない内容になっている。　この展覧会、少々表現しづらいのだが、一言で表せば、氏の芸術的迫力においらが圧倒されたということか。ドラマだとか、映画だとか、絵画だとか、オペラだとか、シュールだとか、そういう一面的なものを通り越して、多才かつ、天才、奇才であり、果ては、氏が怪物であると認識した。こういう人と同時代に生きることができたことは幸せである。　入館料６００円。武蔵小杉駅前（写真上）から市営バスに乗車、１０分。半日は優に過ごすことができる。*************************************************謎の不良中年　柚木惇 Presents*************************************************

  August 26, 2011

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  海外バックパッカ―

  海外バックパッカ―　先日述べたとおり、ポルトガルへの海外バックパックを考えている。　ネットでツアーを検索すると、ポルトガルはスペインとのセット旅行になっているものが多い。しかし、こまめに検索していくと、ポルトガルのみのツアーも存在する。　これまで毎年海外に出かけていたが、考えてみれば、横浜に引っ越しして以来、母が脳梗塞でダウンしたため、海外へ出かけることを控えていた。　しかし、ポルトガルへロングステイするという夢を諦めている訳ではない。昨年、還暦を迎えたので、今年からは再び動き始めようと思っている。　そこで、久し振りの海外なので、ウオーミングアップも兼ねてツアーにしようかと考えた。しかし、内容を吟味すると、安ツアーの場合、空港からホテルなどへの異動は自費で、しかも全て自分自身で行うとある。　そうであれば、格安航空チケットを買い、安ホテルを直接予約する方が安いのではないかと、某旅行代理店に相談した。それだけ、今は円高なのである。　しかし、結論はやはりツアーの方が安いようである。　理由は簡単で、ツアー用の航空券はダンピングされているからだという。ホテルもツアー用に安くしているものを組み込んでおり、そういう商品設計になっているのだそうだ。　なるほど、ソゲですか。　旅行は、実際に出かける前にプランを練り始めたときからが愉しみである。これから少々愉しみの期間が続きそうである。**************************************************謎の不良中年　柚木惇 Presents**************************************************

  August 25, 2011

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  死後の世界

  死後の世界　少し前の記事だが、「車椅子の物理学者」として知られる英国のホーキング博士（６９歳）が死後の世界について言及していた。　ホーキング博士は、人間の脳を精巧なコンピューターと対比させ、コンピューターが壊れることを人間の死と考えた。コンピューターの部品が壊れれば、コンピューターの機能は止まり、それが死と同じという考えである。　コンピューターはいずれ人間を凌駕するときが来るだろう。人間と同じことやそれ以上のことを考えるコンピューター、いや、そうなればロボットというべきかも知れないが、そういうコンピューターが出現する時代が来るだろう。しかし、そのコンピューターも所詮は物である。　その壊れたコンピューターやロボットにとって、死後の世界はない。人間も同じで、天国や地獄などの死後の世界はない。いかにもホーキング博士らしい、分かりやすい考え方である。　ホーキング博士は、宇宙の創造にも神の力は必要がないとして神の存在を否定しており、考え方は一貫している。　さて、おいらは事実がたとえそうであったとしても、神の存在や死後の世界を信じたい気がする。だって、そう考えた方が面白いではないか。　それにそう思えば、良く生きることは、良く死ぬことだし、良く死ぬとは、良く生きることでもあることに説得力が増すというものである。コンピューターはオーバーホールすれば再生できるだろうが、人生は一回しかないという重みを感じたい。　この話しはつきない。***********************************************謎の不良中年　柚木惇 Presents***********************************************

  August 24, 2011

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  祝アクセス数、２６０，０００突破

  祝アクセス数、２６０，０００突破　８月２０日（土）、謎の不良中年のブログアクセス数が記念すべき２６０，０００を突破しました。ありがとうございます。　２６０，０００突破は偏に皆様のおかげのたまものです。深く感謝し、有難く厚く御礼申し上げます。　お礼に、おいらの秘蔵コレクションから、「忍者ハットリくん人形（１９８５年ごろ）」をお披露目します。　いわずと知れた忍者ハットリくんです。この人形、娘に買い与えていたものですが、何かの拍子に玩具箱の底に埋もれてしまい、６年前に横浜に引っ越ししたときに新品の状態で出てきたものです。残念なのは、箱がないことですが、それ以外は当時のままのオリジナルです。　爾来、おいらが貰って机の上に飾っています。かわゆいのぅ。それ以上の説明は不要でせう。　次回は、２７０，０００ヒットを目指して精進いたしますので、これからもよろしくご指導のほどお願い申し上げます。　２０１１年８月２３日（火）　謎の不良中年　柚木　惇　記

  August 23, 2011

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  円　史上最高値更新

  円　史上最高値更新　遂に円が史上最高値を更新した。　瞬間風速ではあるが、１ドルが７５円台になったのである。円の実態とはかけ離れた数値だが、相場師同士が命を削ってこういう結果になったのだから、仕方がない。　まったく、為替相場は博打と一緒である。未来が予測できない。素人が手を出すと、血の海に放り込まれるのが関の山である。　政府が無能だからこの円高は見透かされている部分もあるのだが、戻るのも相場である。　冷静に考えれば、日本経済も薄氷を踏んでおり、米国や欧州と変わるところはない。為替は相対的なものだから、日本の方が危ないと思われれば、あっという間に円安のシナリオになるかも知れない。だから、為替の今後は乱高下する可能性もある。為替には近寄らない方が無難である。　だが、経済にとってはこの乱高下が一番困るのである。実体経済上、為替の安定は必要不可欠だからだ。おいらは、円の収まり具合が一番良いのは１００円前後だと考えている。向こうで暮らした感覚から云うのだから、間違いない。　さて、おいらは円が強いことを実感するために久し振りに海外に出向こうと思う。　９月には再び広島に介護帰省するので、１０月初旬にでもおいらの好きなポルトガルに行ってくるつもりである。とりあえずは１週間程度ポルトガルに滞在することを考えており、今、その計画を練っているところである。*********************************************謎の不良中年　柚木惇 Presents*********************************************

  August 22, 2011

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  本日と明日はお休み

  　本日と明日はお休み　本日と明日は休日につき、お休みです。　写真は、東京ミッドタウン。地下にある天窓から撮るとこうなります。　それでは、皆様よろしゅうに。平成２３年８月２０日（土）　謎の不良中年　柚木惇　記す

  August 20, 2011

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  コロン人形

  コロン人形　国立新美術館で見つけた人形である。　この人形を見た途端、おいらは釘付けになった。　何故か。それは、おいらが昔、高校時代に創った木彫りの人形に似ていたからである。　誰もこんな変わった人形を彫ろうとはしないだろう。だから、おいらも似たような人形が出来上がったときは周囲に大受けしたものである。　それを思い出したのだ。まだ、その人形は実家のどこかにあるはずだ。　立体のものを彫るというのはある種の快感である。ただの木切れが、彫っていくうちに形となって現れるからである。木彫りの地蔵を彫り続ける人がいると聞くが、それもむべなるかなである。　さて、このコロン人形はアフリカ西海岸コートジボアールの作品である。　コートジボアールがフランス領の植民地（コロニー）であったときのおみやげとして作成されているものだという。国立新美術館で過去にコロン人形の展示をしたことがあり、その関係で売店で頒布していたものをおいらが見つけたのである。　何故か、（偶然だと思うが）今、このブログの右端のCMコーナーでもこのコロン人形の宣伝をしている。別に、その宣伝のお先棒を担いでいるわけではない。　とにかく手に取ってみると良い。手に馴染む人形である。素朴なところがまた良い。　おいらも歳を取ったら（もう取っている）、仏像を彫ってみるかのぅ。そう思わせる人形である。*****************************************************謎の不良中年　柚木惇 Presents*****************************************************

  August 19, 2011

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  大地震は再び来るか

  大地震は再び来るか　一部の間では、先週の金曜日に大地震が再来するとのことで（８月１２日大地震説）、騒動になったらしい。　無論、デマだった訳であるが、怖いのは小さな余震が連日続いているにもかかわらず、その地震に不感症になっていることである。　ちょっとした地震など、テレビでもほとんど無視されているような気がするのはおいらだけだろうか。　そこで、先日、訪問した神社での警告（写真上）。　怖いねぇ。　それとはまったく関係ないのだが、おいらは最近エレベーターを極力使わなくなった。　このブログでも書き込んだ記憶があるが、首都圏で地震が起きた場合、エレベーターは問答無用で止まるのだそうだ。そして、あまりにもストップするエレベーターの数が多すぎるため、救助は直ぐにはできないのだそうである。　つまり、地震＝＞エレベーター自動ストップ＝＞エレベーターの中に缶詰という図式らしい。しかも、助けが来ない。旧建設省の要職の人に聞いたのだから、間違いない。　この暑さの中で半日も缶詰になったら、パチンコ屋の駐車場の車内に放置された幼児と同じである。節電でクーラーが聞いていない訳だから、炎熱地獄だろう。熱中症となり、まず一巻の終わりである。　よって、現在の勤務先は中層ビルの７階なのだが、それ位なら歩いて上がるのも洒落だと思って、実行している。やれやれ。　世の中は地獄の上の花見かな***********************************************謎の不良中年　柚木惇 Presents***********************************************

  August 18, 2011

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  内視鏡検査の結果を聞く

  内視鏡検査の結果を聞く　２００８年の２月に下血した。その顛末は、このブログの「病気のデパート（下血騒動記ほか）」に書き込んでいるとおりである。　爾来、０９年、１０年、１１年（今年）と毎年一度、大腸の内視鏡検査を行っている。　昨年までの検査結果は、ポリープが発見されているものの、悪性ではないということで、様子見となっていた。　さて、今回も７月末にかかりつけの横浜某病院で内視鏡検査を受けた。前日にエニマクリンという人工食を食べ、お腹を空っぽにして病院へ向かったのである。　その検査結果を、昨日、聞きに行った次第である。　結果は、昨年までと同じ良性のポリープであった（グループ３）。しかし、大きさが約７～８ミリと、昨年までよりは少々大きくなっているようである。　このため、主治医の見立てによれば、「来年同時期に行う検査のときに、必要があれば内視鏡を使ってこのポリープを切除しましょう」ということになった（先生には、来年の検査日の予約までしていただいた）。　おいらは、今回の検査結果によっては、直ちにポリープの切除をしなくてはならないかと覚悟していたので、ひとまずは安心。　毎年、内視鏡検査を受けなくてはならない身だが、やはり何とかならないものかと考えてしまう（検査は身体に堪えるからである）。しかし、来年はポリープ切除を覚悟しての検査だと思うと、それも、ま、しょうがないか。*********************************************謎の不良中年　柚木惇 Presents*********************************************

  August 17, 2011

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  原田芳雄死す

  原田芳雄死す　先月２０日、原田芳雄が亡くなった。享年７１歳。　惜しい役者だった。まだまだあの独特の高い音声でのしわがれ声を聞きたかった。　おいらは原田芳雄が若いときからのファンである。アウトローの魅力だった。それが年を取ってからの、円熟味を増した、あのしぶい演技も好きだったねぇ。　いや、むしろ年を取ってからの方が役者として大成したと云うべきだろう。光っていた。　特に、一昨年の「不毛地帯」（フジテレビ版）での大門社長の役は秀逸だった。　これまでの近畿商事（伊藤忠がモデル）の社長役は山形勲（映画版）や若山富三郎（ＴＢＳ版）だったが、今回の原田芳雄が最も似合っていた。社長というポストの持つ重みと人間の持つ業（ごう）との葛藤を上手く演じていた。おいらは原田芳雄が見たいから毎週テレビにくぎ付けになっていたのである（全編をＤＶＤにしているので、また観るのが楽しみである）。　その原田芳雄にはもう会うことができないのかと、遺作となった「大鹿村騒動記」を今月初めに丸の内で見てきた。　佳作ではあるが、この映画でも原田芳雄が実に良い味を出していた。　晩年になり、人間の持つどろどろした怨念のようなものを演じさせたら天下一品になっていた。本当に惜しい役者を失くしたものである。残念としか云いようがないのぅ。合掌。************************************************* 謎の不良中年　柚木惇　Presents*************************************************

  August 16, 2011

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  半年前の週刊誌

  半年前の週刊誌　新聞が溜まると１カ月単位で処分している。捨てるものの中に必要な記事があれば、切り取って保存している。この習慣は社会人になって以来からであり、それは今も変わらない。　それと同じことを週刊誌でもしている。　週刊誌は平均すると月２冊程度購入しており、半年溜まると結構な量になるので、新聞同様必要な記事があれば、切り取りスクラップして処分することにしている。　そこで、見つけた約半年前の週刊誌。上の写真は、週刊現代３月１２日号。下は週刊文春３月３日号。　原発事故の前の宣伝記事である。　おいおい、全く気付かなかった。人知れず原発の宣伝をしていたんだねぇ～。　週刊現代の記事の中には無論、原発の地震対策は万全だと云う件（くだり）がある。　やれやれ。*******************************************謎の不良中年　柚木惇 Presents*******************************************

  August 15, 2011

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  本日と明日はお休み

  　本日と明日はお休み　本日と明日は休日につき、お休みです。　写真は、六本木にある国立新美術館。現在、「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」開催中。　しかし、この暑さで、美術館に行くのも命懸けです。　それでは、皆様よろしゅうに。平成２３年８月１３日（土）　謎の不良中年　柚木惇　記す

  August 13, 2011

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  今年の広島カープ

  今年の広島カープ　今年のカープは強いのか、弱いのか良く分からない。　ドル安（中日が弱い）で円高（カープが浮上）みたいなもので、今の広島の４位の地位も安泰とは云えない。　それは、実はジャイアンツにも云えることであり、中日が５位にいるから３位にいるに過ぎない。　実際、昨日現在での順位は、２位阪神から５位の中日までの４チームが２ゲーム差の中にいると云う団子状態である。　この夏場を乗り切ったチームがＡクラスに残るとすれば、阪神はピッチャーが安定しているので、まず当選確実。　残る１議席を巨人、広島、中日で争うことになるが、どのチームもピッチャーが万全とは云えない。　本当に頼りになるのは、巨人は内海のみ、広島はバリントンのみ、中日は吉見のみである。　近代野球は投手で決まりである。抑えの弱い巨人と中日の事情を考えれば、まだ広島にも一分の目があると思いたい。　野球界の円高ドル安だけは、まだ続いて貰って結構である。*******************************************謎の不良中年　柚木惇 Presents*******************************************

  August 12, 2011

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  掛川を歩く４＝吉行淳之介文学館を訪ねる（その２）

  掛川を歩く４＝吉行淳之介文学館を訪ねる（その２）　吉行淳之介文学館で嬉しいのは、吉行が実際に使用していた机と椅子がコーナーの一角に置かれていることだ。　しかも、そのまま座っても良いとされていることである。もちろん、座りましたよ。テントウムシのオブジェ（足置き）もそのまま置いてあるところが憎いねぇ（館内は撮影禁止）。　その隣に吉行淳之介の本棚があり、吉行本人が読んだ蔵書がそのまま置いてある。　ふと気付くと、吉行淳之介が死の直前に病院に持ち込んだという「内田百聞　東海道刈谷駅（新潮社、１９６０年）」も展示してある。　自由に閲覧可能であり、時間はたっぷりとある。小説を最後までそこのソファーで読んでしまった（中編なので２０分程度で読了）。　これが面白かった。　東海道刈谷駅の書き出しである。「昭和三十一年六月二十四日の朝、大検校（だいけんぎょう)宮城道雄は死神の迎えを受けて東京牛込中町の自宅に目をさました」　盲目の作曲家、筝曲家である宮城道雄が夜行寝台急行列車から東海道線刈谷駅近くで転落死（享年６２歳）した顛末を書いた小説である。　宮城道雄は神戸市で生まれたが、父の生まれ故郷である広島県福山市で育ち、失明する前の幼少に見ていた鞆の浦をイメージして作曲した「春の海」が世界的な評価を得ている。　その宮城は関西で開催される演奏会に出演するため、雨の東京駅から午後８時半発「銀河」に門下生（義理の姪）と乗り込んだ。　トイレに行くつもりが、誤ってデッキに出て列車から落下したといわれている。昭和３１年６月２４日のことであった。　この顛末を宮城道雄と親友であった内田百聞が鎮魂小説として見事に描いている。　吉行淳之介も内田百聞が好きだったのだ。　最後に、おいらは吉行淳之介の生前、本人とお会いしている。偶然、JR中央線の車内で氏の座っておられる前に立ったのだ。よほどファンですと声を掛けようかと思ったが、そういうことの大嫌いな氏であるため差し控えた。　おいらが課長になる前だったから、今から約３０年前のことである。　当時の吉行淳之介は５０代半ばであったはずだが、美男子であったとだけ、伝えておこう（この項終り）。********************************************謎の不良中年　柚木惇 Presents********************************************

  August 11, 2011

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  掛川を歩く３＝吉行淳之介文学館を訪ねる（その１）

  掛川を歩く３＝吉行淳之介文学館を訪ねる（その１）　掛川グランドホテルで一泊した翌日の午前中、吉行淳之介文学館を訪問し、午後、掛川市内散策と掛川城訪問を予定していた。　前夜、ホテルのフロントで吉行淳之介文学館行き（ねむの木学園行き）のバスの時間表を聞いたら、分からないという。　ネットの吉行淳之介文学館ＨＰで時間を確認することにした。　それによれば、桜木線５番乗り場で９時４０分発のバスに乗り、１０時過ぎに到着すると掲載されている。文学館では１２時２５分発の掛川駅行きのバスがあるので、正味２時間半程度、堪能することができると目論んだ。　午前８時半に起床して食事を済ませ、９時半にバス停に立ったら、５番乗り場は桜木線ではない。厭な予感がした。桜木線を探すと６番乗り場でしかも１１時５０分までバスがない。　おいおい。２時間半も待たされるのかよ。　急遽、午前中を市内散策と掛川城見学に変えたのは云うまでもない。それが、昨日のブログの内容である。　掛川城と城郭御殿を見学した後、掛川バスサービスのねむの木学園行きバスに乗り込んだ。　終点の一つ手前の「アカシア通り１丁目」で下車。徒歩５分程度で吉行淳之介文学館に到着する。　入館料６００円。帰りのバスが２時４０分なので、丁度２時間半、文学館に居ることができる。　これが、堪能させてもらった。　吉行淳之介文学館に相応しい展示内容である。　メインの展示場はL字型になっており、生前、本人が愛用していた遺品などが惜しむことなく展示してある。　宮城まり子への書簡もふんだんに展示してあり、興味深い。二人の相性は良かったのだ（この項続く）。***********************************************謎の不良中年　柚木惇 Presents***********************************************

  August 10, 2011

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  掛川を歩く（その２）

  掛川を歩く（その２）　掛川と云えば、掛川城である。　知る人ぞ知る、掛川城は時代劇ファンにとってのメッカである。江戸時代に建立された城郭御殿（写真下）がそっくりそのまま残っているため、未だに映画のロケで使用されることが多いからである。　最近では豊川悦司主演の「必死剣鳥刺し」の舞台にもなっている。黒澤明脚本の「雨上がる」もここでロケが行われたのだ。　何故か。　それは、城郭御殿で現存しているのがこの城の外には京都二条城などしかないからだという（全国で４か所のみ）。　良くぞ、今まで残っていたものだと感心したが、聞いてみると、明治以降、役場として使用していたから取り壊しを免れたのだという。納得。　この御殿、受付のボランティアの方に聞くと、ロケの貸し出しは１日２万円弱だそうである。映画のロケの場合、掛川に来る前までにセットを作っておき、撮影当日セットを持ち込み、夕方には片付け、数日で要領良く映画を撮っていくのだそうである。　さて、掛川城である。　今川義元が桶狭間の戦いで信長に討たれ、その息子である今川氏真（うじざね）は駿河を追われ、掛川城に立て篭もるが、家康に攻められ、和睦する。つまり、家康配下の城となった。　ところが、信長が本能寺の変により暗殺され、天下統一のお鉢が秀吉に回って来た。その秀吉は家康を関東へ更迭し、家康の旧領地に秀吉配下の大名を置くのである。　掛川城には有名な山内一豊が入り、その一豊は関ヶ原の合戦で今度は家康側につき、論功行賞で土佐の高知に転封となる。　そういう歴史のある城なのである。この城は、平成６年に日本で初めて木造によって天守閣が復元されている。おいらはその天守閣に昇り、今川義元が生きていれば、当時、どう思って掛川城下や富士山を望んだのかと一瞬感慨にふけったのである。　掛川城は、御殿とともに一見の価値あり（この項続く）。*************************************************謎の不良中年　柚木惇　Presents*************************************************

  August 9, 2011

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  掛川を歩く（その１）

  掛川を歩く（その１）　さて、名古屋の大須演芸場を後にして、新幹線で掛川駅に入ったのが夜の７時過ぎ。　宿泊は翌日の移動を考慮して駅前にした。ネットで検索した「掛川グランドホテル」（写真上）。　ついこの間までは浜岡原発の関係で宿泊客も多かったらしいが、休炉ということと、日曜日ということもあってホテルは空いていた。　夕食を食べに駅前に出る。　これが驚いた。東京資本の居酒屋ばかりで、地元の店がほとんどないのだ。繁華街もシャッターが下りている店が多い。掛川の街は衰退しているとしか思えない。　困ったときの中華系ということで中華の店を探し、入る。親父が一人で所在なげにカウンターの中にいる。話しを聞くと、浜岡原発はいらないが、客がいなくなるので店は死活問題とのことである。　夕食を済ませて店を出ようとすると、親父に声をかけられた。一年に一度の「子安延命地蔵大菩薩」の御開帳で、縁日をやっているという（写真下）。遅くなると閉まってしまうというので急いで駅前に行く。おいらは珍しいもの大好き人間なのである。　お地蔵さんを祭ったお堂の周りにテキヤのお兄さんたちが縁日を開いている。道の真ん中では、車を交通止めにしてテーブルと椅子を出し、ビールや焼き鳥を食べているお客さんがいる。　一見、華やかそうだが、活気がないことにすぐ気が付く。圧倒的に参加者が少ないからだ。「子安延命地蔵大菩薩」の前でお参りをしていたら、「どこから来られましたか」と声をかけられた。「横浜からです」と答えると驚かれた。聞けば、声の主は町内会の縁日主催者だそうだ。年々参加者が減少し、来年は持ちこたえられないかも知れないと弱気の発言である。理由は、限界集落になっているからだと、のたまわれる。　おいおい、ここは掛川だよ、掛川が限界集落？　こういう長い歴史と文化のある風習がここで途絶えてしまって良いのかね。　しかし、翌日市内を歩いてみると、旧市内の繁華街は人通りがほとんどない。　反対に、郊外型大型店が国道沿いに連なるのを見て、この街も日本の縮図だと気付かされる（この項続く）。*********************************************謎の不良中年　柚木惇 Presents*********************************************

  August 8, 2011

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  本日と明日はお休み

  　本日と明日はお休み　本日と明日は休日につき、お休みです。　写真は、名古屋「大須観音」内にある「大正琴発祥の地記念碑」です。大正琴は名古屋で生まれたのです。　母は６０才前から大正琴を習い、還暦を過ぎる頃には地元町内会の演奏会でその腕を披露するまでになっていました。その母が演奏するビデオが我が家に残っています。　大正琴の発祥地が名古屋だったんだと、おいらは唸りました。平成２３年８月６日（土）　謎の不良中年　柚木惇　記す

  August 6, 2011

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  大須演芸場で快楽亭ブラック師匠を聞く（その３）

  　大須演芸場で快楽亭ブラック師匠を聞く（その３）　「ひと：みちゃん」は優しいのである。前から５列目においらは座った。前の席には誰もいない。　さて、この「ひと：みちゃん」がアタリだった。「ひと：みちゃん」は、得体の知れないエンターテナーであった。「ひと：みちゃん」とは、自作のシャンソンを歌う「艶歌シャンソニエ」の家元である。ま、早い話しが漫談家なのだが、シャンソンが上手いのである。妖艶な魅力とでも云おうか。　不思議な芸人である。ＣＤがあったら、今度買っておこう。　なお、「ひと：みちゃん」の「み」の前に：（仏語のウムラウト＝トレマ）が付いているが、これは意味不明である。　ところで、当日の舞台での出演者は６人である。一人２０分が持ち時間。落語は三四楼、神楽、三味線漫談が龍鶴、ジャグリングもあり、多彩である。　そうして、いよいよトリとして、快楽亭ブラック師匠がお出ましになったのである。　こりゃ、嬉しかったね。だって、師匠は出演しないと思っていたのだから、喜びもひとしおである。　師匠の枕は漫談である。師匠の歌舞伎好きにまつわる話しが軽妙洒脱に語られ、抱腹絶倒の巻である。それにしても師匠の枕は際どい。ブログに書けない内容の話しがポンポンと飛び出すので、客席は大受けである。　最後まで落語をしないで終わるのかと思うほど枕で乗りまくりであったが、芝居好きの二代目が大店の目を盗んで芝居に通い、親が一階にいるのに二階で手代？と芝居を演じるという古典落語を披露してくれたのである。　これが上手い。　流石に師匠は歌舞伎好きである。若旦那が演じる芝居が見事である。何回も云うが、師匠の落語は破天荒だよねぇ。もちろん、褒め言葉である。　ブラック師匠の熱演は続き、夕方５時までの予定が１０分延長してのお開きという大熱演。いやぁ、ブラック師匠の落語を堪能することができて良かった、良かった。　大須演芸場のロビーで写真を撮っても良いかと尋ねたらＯＫを貰えたので、パチリ。　大須演芸場、機会があればまた訪れたいものである（この項終わり）。*********************************************謎の不良中年　柚木惇 Presents*********************************************

  August 5, 2011

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  大須演芸場で快楽亭ブラック師匠を聞く（その２）

  　大須演芸場で快楽亭ブラック師匠を聞く（その２）　大須演芸場の場所の見当を付けながら、「大須観音通り」（商店街）を歩く。　真っすぐ歩くと、「コメ兵」本店がある。でかい。流石に本場である。入ろうかと迷ってしまうほど、魅力のある建物である。　しかし、おいらは快楽亭ブラック師匠が出ている大須演芸場に来たのである。そのまま通り過ぎる。　大きな通りに出た。これは違う。場所を間違えたと思い、角の金券ショップのお兄ちゃんに聞くと、通り過ぎているので、元に戻って二つ目の路地を右折しなさいと云う。　はい、分かりました。　元に戻ると通り過ぎた訳である。イメージが違っていた。名古屋だから、遊郭のような演芸場を想像していたのだが、写真のとおりである。　で、入り口をうろうろしていたら、「入りなさいよ」と後ろのおばさんに声を掛けられた。「何時に終わります？」「５時」　おいらは時計を見る。３時５分。本日３回目が始まったばかりのようだ。　もちろん、入る。後で、知ったのだが、そのおばはん、どうやら経営者のようであった。恐れ入りました。　木戸賃、１，５００円。　入場すると、流石に歴史のある小屋だ。ただし、古いが清潔である。　舞台では「ひと：みちゃん」（男性。芸名がこうだから仕方がない）が落語漫談をしている。小屋の中を見渡すと、その日の観客は総勢で約２０名。ガラガラである。おいらは、恐る恐る観客席の中程へ進もうとした。　そうしたら、「ひと：みちゃん」がおいらに向かって「もっと前に座りなさいよ」と声を掛けてくれた（この項続く）。***********************************************謎の不良中年　柚木惇 Presents***********************************************

  August 4, 2011

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  大須演芸場で快楽亭ブラック師匠を聞く（その１）

  　大須演芸場で快楽亭ブラック師匠を聞く（その１）　広島の帰路である。　折角の帰路でもあるし、「さすらい」大好き人間としては、行き当たりばったりで下車しても良いのだが、ま、昔から行きたいと思っていてなかなか行けなかった文学館に吉行淳之介文学館（写真）がある。　記憶では静岡県の掛川市にあったはずなので、ネットで検索するとねむの木学園の隣にある。　思い立ったが吉日と云う。掛川はおいらの世代では、あの伝説のよしだたくろう「つま恋」コンサートで有名である。　それに今川義元のテリトリーであった掛川城もある。　しかも、今をときめく浜岡原発のすぐそばでもある。行かない手はない。　だから、最初から掛川で下車するつもりでいたのだが、おいらの新幹線の切符の取り方がまずく、名古屋までののぞみ指定席と掛川までのこだま自由席を別々に買ったものだから、割高になったことに気付いたのだ。　ふと閃いたのが、名古屋の大須演芸場である。古今亭志ん朝が毎年独演会を開催していた名演芸場である。　新幹線の車中、ネットで大須演芸場を検索すると、快楽亭ブラック師匠の名前があるのだが、当日は出ないとある。しかし、こういうことでもないと、大須演芸場に入るのはいつになるか分からない。　えぇい、名古屋で下車だと、午後２時半過ぎに名古屋に到着。その足で、地下鉄に乗車し、大須観音駅に到着した。　まずは、大須観音にお参りである。　日本三大観音の一つらしい。おみくじを引く。中吉。願い事、迷うのは厳禁とある。なるほど、そのとおりだと唸る。　さて、いよいよ大須演芸場入りである（この項続く）*************************************************謎の不良中年　柚木惇　Presents*************************************************

  August 3, 2011

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  広島帰省考１１年７月編（同窓会の巻）

  　広島帰省考１１年７月編（同窓会の巻）　広島に帰省すると、旧友再会フォーエバーヤングで旧友のＯ君に会う約束をしている（広島帰省考１１年４月編参照）。　ところで、今回は、高校同窓の「在広島会（広島同窓会）」に出席することになった（写真の「広島国際ホテル」＝屋上展望台部分が回転する、で開催）。　説明が長くなると面倒なので簡潔に記すと、同期同窓のＴ君からface bookへの参加を求められ、フェイスブックにおいらが登録した途端、在広島の同期同窓と一気にお近づきになったという経緯がある。　その同期同窓のＳ君が在広島会の会長を務めていることが判明し、おいらの帰省時に「在広島会（広島同窓会）」の幹事会（ただし、オープンな会合のため誰でも参加可）が開催されるのでそれにジョインしないかとのお誘いを受けたのである。　そういうこともあって、当日はＯ君も駆けつけてくれてミニ同窓会となった。　おいらの出身高校は広島県Ｆ市にあるのだが、高校を卒業するとほとんどの人間が東京の大学に進学する。そして、日本の縮図のように、地元には舞戻って来ないのである。その唯一の例外が広島市である。　広島大学に進学してそのまま広島に留まる者もいるようだ。無論、他大学であっても、広島県庁や市役所などの官庁、中国新聞や中国電力など地場の企業に就職したり、医者になったり、弁護士などの士（さむらい）業になったり、学者や先生になるなど多彩である。　だから、在広島の卒業生は数百名になるのではないかとの話しである。また、同窓会の広島支部という位置付けではなく、広島会としてフリーハンドで動いているのも頼もしい。　さて、この会合、和気合々でなかなか愉しいものであった。あの雑多な、しかし、青春時代を同じ場所で過ごしたという、何とも云えない気恥ずかしい同窓会の雰囲気に浸るのであった。同期のＳ君、Ｏ君有難う。また、当日、大変お世話になった方々に重ねてお礼を申し上げます。今後ともよろしくお願いします（この項、終り）。****************************************************謎の不良中年 柚木惇　Presents****************************************************

  August 2, 2011

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  広島帰省考１１年７月編（レトロ国産車の巻

  　広島帰省考１１年７月編（レトロ国産車の巻）　広島市交通科学館で「あこがれの国産車『昭和４０年代の名車たち』」展が現在開催されている（９月４日まで開催）。　おいらの世代は、国産車が世界の名車に追い付け追い越せの世代である。　高校時代にサニーが誕生し、大学に入った年にスカイライン２０００ＧＴ―Ｒが生まれている。往年の名車は皆、昭和４０年代出身である。　懐かしい車の面々を見ての感想。　いずれ劣らぬ個性の塊のような車ばかりである。今の車はどれを見ても同じ様なデザインのなさけない車ばかりである。　それに当時の車は今と違って、皆、機械だった。今のようにコンピュータの塊りなどではない。　パワステもなかった。窓の開閉は手動だった。エアコンの代わりに三角窓だった。寒いときにはチョークを引いた。　運転免許だって、坂路発進の試験があった。オートマチックが主流になるのは５０年代に入ってからである。　自分でボンネットを開けて、車の調子を見ることができた。だから、車は身内みたいなものだった。　車にぬくもりがあったなぁ。　このたび、そういう時代の、マツダ初代ルーチェの原型となったＳ８Ｐが展示されたのである。　こりゃ、見過ごすわけにはいかんだろう。　アストラムライン伴駅で下車する前に、駅構内で広島市交通科学館の入場割引券（５００円が１００円引きになる）を貰い、入場する。　一階のロビーと２階の展示スペースに１４台のレトロな車が展示してある。いずれも懐かしい車ばかりである。　おいらが最初に渡米した年が昭和５３年。ロスで見たダットサンも展示してあるのが嬉しい（写真下）。　広島市交通科学館は、常設展も見飽きることがない。この夏休み、時間を創って見学されることを是非お薦めする（この項続く）。***************************************************謎の不良中年　柚木惇 Presents***************************************************

  August 1, 2011

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  本日と明日はお休み

  　本日と明日はお休み　本日と明日は休日につき、お休みです。　写真は、広島市交通科学館に展示されている被爆電車。　広島市内では、原爆投下時の電車がまだ走っているという記憶があります。核廃絶、反原発の象徴として、今後も走らせて欲しいものです。　それでは、皆様よろしゅうに。平成２３年７月３０日（土）　謎の不良中年　柚木惇　記す

  July 30, 2011

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  広島帰省考１１年７月編（「麺屋」の巻）

  　広島帰省考１１年７月編（「麺屋」の巻）　Ｈ病院に通うときにささやかな楽しみがある。　それは、「麺屋」で昼食をとることである。　前にもこのブログに書き込んでいるが（「その地その地のラーメン」、「広島帰省考１０月編（番外編その１）」参照）、若夫婦が経営するラーメン店「麺屋」のラーメンはツユが「いりこ（小魚）出汁」風でコクがあり、麺も細いのにコシがあって絶品である。　一度食べたら、間違いなく病み付きになる。　伊丹十三の映画「タンポポ」のように、ツユを最後まで飲んでしまいたくなるラーメンである。普通、健康を考えると、ツユは飲んではいけないのだ。しかし、おいらはこのラーメンが好きだねぇ、最後まで飲んでしまい「完食」してしまうのである。　毎日食べても良い。東京なら間違いなく行列のできるラーメン店である。おいらは世田谷区に長く住んでいたのだが、そこで有名であった尾道風のラーメン店よりも遥かに旨い。　写真は、餃子ランチセットと炒飯ランチセット。餃子の焼き方も申し分ない。炒飯は米粒がパリパリで、玉ねぎがシャキシャキの食感。旨い。これで、両セットとも７８０円だから良心的である。　この店のご主人は落語好きで、演芸を語らせたら日が暮れるほどである（写真下）。気さくな性格も良い。美人の奥様が写真に写られなかったのは残念。　この「麺屋」の場所は、広島アストラム・ライン「伴（とも）駅」下車（あの有名な「広陵高校」がある）、徒歩５分程度。車であれば、長楽寺の「広島市交通科学館」を北上し、「農免北」交差点を左折するとすぐ左手である。「麺屋」（広島市安佐南区沼田町伴8180-1、電話082-848-3500）に急げ（この項続く）。**************************************************謎の不良中年　柚木惇 Presents**************************************************

  July 29, 2011

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  広島帰省考１１年７月編（母入院編その２）

  　広島帰省考１１年７月編（母入院編その２）　母の入院するＨ病院（救急指定病院）は、脳神経外科が専門である。　ここは、母が最初の脳梗塞になったときに、救急車で担ぎ込まれた病院である。当初の半年と、その後、再発を繰り返したので、通算して１年弱の期間、入院していた。　今回入院して嬉しかったのは、当時の医者、看護士、リハビリ療法士、ヘルパーさんたちが今もなお半数以上いらっしゃることである。皆、母のことを覚えておられるのである。　母は前回の脳梗塞のとき、このリハビリ施設で大変お世話になり、一時は限定的ながらも杖をついて歩行が可能にまでなっていたのだ。　だから、リハビリの先生たちは母のことを良く覚えていてくださり、今回も親身になってリハビリをしていただいているのである。　しかも、この病院は優秀なリハビリ療法士が多数いらっしゃることとリハビリ施設が充実しているので、母のリハビリを安心して任せることができるのである。　これは嬉しい。　いや、一番嬉しいのは母だろう。少しでも意識が戻る可能性があるのならば、引き続き、リハビリをお願いしたいと思うのである。　だが、この病院も来月上旬には、入院期間満了ということで退院の予定である（母は、これまで入所していた施設に舞い戻る予定）。現行の医療制度がそうなっているからやむを得ないとは思うのだが、それでも病人にとってはリハビリが命綱である。　一日でも長くリハビリを続けさせて欲しいと願うのが人情だと思うのだが…（この項続く）。**********************************************謎の不良中年　柚木惇 Presents**********************************************

  July 28, 2011

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