祝アクセス数、96,000突破
祝アクセス数、96,000突破 本日、謎の不良中年のブログアクセス数が96,000を突破しました。栄えある96,000達成者は、「*.parkcity.ne.jp」さんでした。ありがとうございます。 96,000突破は偏に皆様のおかげのたまものです。深く感謝し、有難く厚く御礼申し上げます。 お礼に、おいらの秘蔵コレクションから、秘蔵かるた「川柳『浮世絵かるた』」(第一商事株式会社。製造年不明、60年代頃か)をお披露目します。 読み札として「俳諧末摘花」の名句を選び、取り札は春信、歌麿など巨匠の浮世絵としている珍品です。 こういう掘り出し物が神田神保町の和本古書店の軒先に無造作に置いてあるのです。 おいらが「松雲堂書店」(創業明治33年)のワゴンセールで、この歌留多を手に取って眺めていると、偶々店主が外に出て来て、和本談義に花が咲き、ついつい購入してしまいました。 この店主、お若いのに、只者ではありませぬ。 和本の魅力をさりげなくおいらに教示してくれました。すなわち和本の素晴らしい点は、江戸時代に実際に庶民が使っていた書物がそのままの形で現残していることだというのです。 例えば、寺子屋で使われていた漢詩や漢文などの教科書には、当時の子供の落書きやイタズラ書きが、まるで昨日書いたようにそのまま残されているのです。 趣があるのぅ。 さて、この歌留多は印刷ではありますが、風流さを残しています。恐らく外人への土産用として創ったのでしょう、英訳も掲載されています。付録として、川柳の解説も付いています。 しかも、知る人ぞ知る「俳諧末摘花」でありまする。江戸時代の庶民のお色気を満載した川柳です。面白くない訳がありません。 写真は、落語の「長命」をもじった「医者さんに わたしが毒と いわれやす」。 “Doctor told me I’m poison to you,” Remonstrates the wife Her persistent hubby.(解説:夫は少し病気が良くなると、直ぐに近寄って来るので…) しかし、江戸時代から「医者」という言葉を使っていたのですねぇ。 次回は、97,000ヒットを目指して精進いたしますので、これからもよろしくご指導のほどお願い申し上げます。 2009年3月26日(木) 謎の不良中年 柚木 惇 記