カテゴリ:台湾
とある茶芸館にて
お茶を使った料理を食べ終え、食後に私と台湾の親友はたしか 文山包種茶を飲んでいました。 ふいに彼女が、何かを中国語でかきはじめました。 私はしばらく黙ってお茶を飲み、彼女の書き出す難しい漢字をながめていました。 彼女が顔をあげたので、「何をしているの?」と聞くと、「ちょっとした物語を出だしだけ書いた」といいました。 「内容を説明して」というと英語で説明してくれました。 私は、黙って紙をひらりと彼女の手から抜き去ると、日本語で続きを書きました。 「説明して」と彼女がいうので、英語でざっと説明しました。 彼女は、ふわりと笑って何か考えるように宙をにらみ、またかきはじめる。。。 そんなことを繰り返し、一応のオチがつくまで、中国語と日本語の並んだ奇妙な物語は続きました。 できあがると私たちはすっかり満足して、その日訪れた【いんごう】という陶器の街の話をしながら帰りました。 今ではその街のごく近くに彼女は住み、もうじき赤ちゃんが生まれるはずです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年09月21日 21時40分09秒
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