カテゴリ:わが故郷、チェンマイ
昨年までは磐石な政権を保っていたタイ現職首相が今は国内で激しい批判を浴びているが、出身県であるチェンマイ県では新空港やらインフラの整備やらの計画が目白押しで、誰がどうみても首相の恩恵による地元への利益誘導だよねー。このまま批判勢力が優勢の場合は、多くのプロジェクトは計画だけで終っちまうのかね?
で、首相が危機に陥る前の昨年11月にできてしまっているのが「チェンマイナイトサファリ」。 はっきり言ってシンガポールのナイトサファリとシステムも雰囲気も同じ。はい、終わり! と言ってしまってはミもフタもないので、もうちょっと詳しく・・・。 場所はチェンマイ空港の南西方向の辺鄙なところにあって、かなり広大な敷地である。入場料は「タイ人250バーツ、外国人500バーツ」という得意ワザの二重料金システムになっているが、わたしは連れのタイ人に入場券を2枚買わせたのでタイ人料金で入れた♪一応係員はわたしの風体を確認していたが、タイ人に見えたらしい。なんか複雑な心境だ。 トラムで回るコースが2路線と、歩いて回るコースが1コース。後発だけあってシンガポールより充実しているが、内容的にこれと言った差別化ポイントはなさそう。タイらしく象と遊べるとかワニにさわれるとかの特色があればなあ・・・。暑いタイだから日中に動物園を歩いて回る気にはなれないが、そういう意味ではトラムに乗って「サバーイサバーイ(お気楽、お気楽)」に動物を見て回れるコンセプトはタイの文化的には合っていると思う。 大問題だと思ったのが、歩いて行くコースは結構な距離があるのだが、途中にトイレがないこと。実はわたしは当日お腹をこわしていて、ちょうどコースの真ん中あたりが我慢のピークで、お尻のあたりが「サワディーカップ!(こんにちは)」になりかけていたのだ。何度その辺の茂みでしちゃおうかと思ったことか・・・。多分我慢のできない子供さんだったら途中でしちゃってるんだろうな。 こういうところに来て思うのが、洪水になったらワニやカバが外に脱出して民家を襲うのではないだろうかとか、アホなタイ人の子供が興奮してトラムから走り出てライオンに食われたりはしないだろうかとか、タイなら何が起こっても不思議でないような気がする。バンコクの「SIAM PARAGON」も、洪水になったら地下の水族館のサメが泳ぎ出してきてパニックになるのではと囁かれているし。 ってわけで、こういう市内観光の目玉もできてしまって、今チェンマイは観光客で一杯。町も盛り場もファラン(欧米人)まみれ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[わが故郷、チェンマイ] カテゴリの最新記事
|
|