カテゴリ:タイポップスを聴こう!
バンコク撤退からタイ・ミュージックにはすっかり興味を失っていましたが、以前から気に入っていた「Bodyslam」の新作がショップのCD棚に並んでいたので、久々に聴いてみることに!
「Bodyslam ≠ dharmajati」 Official MVは、「コレ(Track-2)」とか「コレ(Track-5)」をば・・・(外部リンク) アルバムを何度か聴いた感想は、よくも悪くも旧作から期待するモノをしっかりと提示してくれてるな、という印象。 中性的ながらも骨太さを感じる「哀ヴォイス」に、これでもかっちゅう「クサメロ」を乗っけてるところはタイ・ロックにありがちなパターンですが、Bodyslam の場合は楽器隊の演奏力の確かさと、西洋音楽のフォーマットを高~いレベルで消化しているところがポイントです。 これでケチつけたら罰が当たるワイってカンジではありますが、難点を言えば、うきーこりゃスゲーっていうキラーチューンが特に見当たらないところかな? しかし、アルバム通して心地よいハードさに加えて独特の浮揚感あり、楽器の見せ場も随所にあって、なかなか飽きさせない佳作ではないでしょうか? 何度か聴くとだんだん味が出てくる「スルメ」作になるかも知れません。 興味深いのは、作品のパッケージが立派なブックレット形式になってまして、ちょっとしたミニ写真集であります。 カバー写真で提示した「謎のオブジェ」が、ブックレット内の写真ではバンコク都内各所や山の中、海沿いなど色んな場所に意味ありげに置かれてますが、・・・ん?このコンセプトってモロに「Led Zeppelin」の超名盤「Presence」でヒプノシスがやったヤツのオマージュやん! 同じコンセプトはペイジ御大が参加したプロジェクト「Coverdale/Page」のアルバムでも再現されてますから、うーむ、共通項は「Jimmy Page」か・・・ さらに、本作のミックスエンジニアとしてクレジットされているのが「Mike Fraser」なる人物。 気になったので調べてみると、彼の手掛けた仕事には「AC/DC」「Aerosmith」「Metallica」といったソーソーたるハードロックのレジェンドが並んでいるのに加えて、前述の「Coverdale/Page」や「Led Zeppelin」旧作のリマスター作業にも参加したようです。 うーむ、Bodyslam の音楽的ルーツには「Jimmy Page」「Led Zeppelin」があったのか!?ルーツと言わないまでも「憧憬」みたいなものはあるんでしょうね。 ワタシはミュージシャンではありませんが、いつも精神の根っこのところを支えてきたのはこれらハードロック・レジェンドたちの音楽です。最近もなぜか Led Zeppelin の「In My Time of Dying」や「Nobody's Fault but Mine」をヘヴィに聴き直しては悶絶していたところです Bodyslam の作品からこうした音楽からの直接的な影響はあまり感じませんが、なにか親近感が持てますね! ま、屁理屈はこれぐらいにして(汗)、チェンマイでライブやってくんないかな~ にほんブログ村 人気ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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