|
テーマ:あの本、おぼえてる?(347)
カテゴリ:あの本、おぼえてる?
幻魔大戦の刊行時にちょうど、大学生。塾の講師のバイトをしていました。
ようやく、ある程度は、好きに本が買えるようになった。 高校時代は、本代を作るのに、昼飯抜いたり、1時間歩いてバス賃ためたりしたのよ。 「新幻魔大戦」「幻魔大戦」「真幻魔大戦」「アダルトウルフガイシリーズ」 多い時期には、月に一冊、どれかが発行されていました。 2年~3年の間、ショッピングセンターの本屋で新刊を見つけると、地下の喫茶店に行き、コーヒー2杯で一冊読んでいました。本当に、一刻も待てなかったのですね。 今回の紹介は「人狼戦線」アダルトウルフガイシリーズ。 時期的には、幻魔シリーズより前。この作品以降、平井和正は「人類ダメ小説」から作風を大きく変化させていく。 ウルフガイ、犬神明は月齢によって、身体能力が変化する狼男。満月期には超人。新月期でも一般人よりは体力がある。 シリーズ第一作「狼男だよ」では、冒頭から話の筋に引きずり込まれた。ドアを開けたら、胸ぐらをつかまれて、ずるずる引きずり込まれる感じ。 「人狼戦線」では、主人公・犬神明は人(狼?)の甘さをつけ込まれ、過去に関わりのあった女性達を人質に取られ、テロリストの言いなりなる。 カモフラージュされた軍事工場に忍び込み、持ち出した秘密兵器とは?テロリスト達を、ワナにはめるために、JCIA(内閣調査室)の矢島にかけた謎とは? そして、秘密工場の出資者は誰か? 出資者が、犬神明達の隠れ場所を見つけ、襲撃を始める。 ほとんど小隊規模の敵は、迫撃砲等を使い、局地戦の様相。ここから、ウルフガイ史上最高の戦闘シーンが始まる。 普通なら、クライマックスの戦闘シーン。ところが、この作品は、ここからが本番。 犬神明は戦闘の中で奪われた「秘密兵器」を捜して、東京へ戻る。 謎の体力低下を起こし、病人かと思われるありさま。しかし、ふらふらになりながらも、前進をやめない。スーパーマンじゃなくなっても、犬神明はカッコイイのだ。 そして、わたしが読んだ全小説の中で、一番好きなラストシーンへと、物語は進んでいくのだ。 人狼戦線 ハルキ文庫 今、手に入るのはこちらかしら。 人狼戦線 角川文庫 わたしが持っている物。表紙は加藤直之。 ※1 真幻魔大戦の刊行中断とともに、わたしの平井和正ブームも終了。 自分の就職とかもあったし。シリーズなかなか進まないし。 ※2 睡眠不足、体調不良。 一応、毎日更新しておりますが、どうも、納得いかない。 「キッパリ!」上大岡トメ 幻冬社、借りてきました。 効くかしら? ← メールマガジン始めました。「応援メール」です。登録はこちら。読者が100人になりました。感謝。感謝。 サンプルはこちら 人気blogランキング ←今日は26番、一喜一憂するのもどうかと思うが、気になるもので・・・。一つ押して下され。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[あの本、おぼえてる?] カテゴリの最新記事
|
|