文章で飯を食う

　読んではいるが、まだ、紹介していない作家を考えてみた。
　宮部みゆき。カート・ヴォネガット・Ｊｒ。村上春樹。等々。

　どれも一筋縄ではいかない。
　特に、カート・ヴォネガット・Ｊｒ。時間経過をバラバラにして、エピソードを積み重ねていく手法。最初は、ストーリーがわからないが、一つ一つの断片のおもしろさで、読み進んでいくうちに全体の意味が通る。
　こんなのどうやって、紹介するの？

　宮部みゆきは、ネタバレにならないような紹介の仕方を考えているが、うまく行かない。本まで決まっているのだが。（「火車」にしようと思っています。）

　村上春樹はストーリーとは違う論理で、話が進んでいくので、自分でも消化し切れていない。でも、おもしろい。（合わないのもあるけど）
　自分でもわけ分からないでは、書けないよね。

　で、子供に相談していたら、


　「１１ぴきのねこ」馬場のぼる

　１１ぴきのねこは、お魚がいっぱい食べたくて、山の向こうの湖に行きます。
　そこで、巨大な魚に出会い、つかまえようとしますが、なかなかうまく行きません。ある晩、島で寝ている魚を見つけ、ついに・・・。　
　
　「老人と海」を思いだしたのだが、そんな事を考えるのは、私だけか？

　長女が、おなかの中にいる時から、読み聞かせをしていたので、絵本がいっぱい。置く場所がない。
　で、親戚や知り合いの子供にゆずることにしたが、
　「１１ぴきのねこ」のシリーズだけは、長男が絶対にダメと言って、今も本棚にある。

　１個も教訓なんか無いから良いのか。この猫ども、意地悪だし、わがままだし、辛抱しないもんな。



※１　「馬場のぼるって、マンガも描いてたよな。」　　
　　　「何それ？」
　　　「巨人の星とかいなかっぺ大将とか」
　　　「それは、川崎のぼるでしょ。」
　　　「あっ・・・。
　　　　ずーっと、勘違いしていた」

※２　他にたくさん読んだ作家、ノンフィクションライター、エッセイスト等。
　堺屋太一。吉村昭。大沢在昌。向山洋一。柳田理科雄。眉村卓。北杜夫。高千穂遙。遠藤周作。マイケル・クライトン。コリン・ウィルソン。コナン・ドイル。アガサ・クリスティ。高橋和巳（作家）。栗本薫。ジェフリー・アーチャー。アーサー・ヘイリー。アイザック・アシモフ。中村うさぎ。中山正和。江畑謙介。本多信一。高橋和巳（精神科医）。中島梓。糸川英夫。宮台真司。城山三郎。和田秀樹。米長邦雄。広瀬正。等々。

　いわゆる、汚い本棚。趣味も傾向もぜんぜんわからないね。けっこう数えればあるモノだ。
　みなさんも、そうでしょ？

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