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テーマ:あの本、おぼえてる?(347)
カテゴリ:あの本、おぼえてる?
いろいろと買い物を済ませ、ついでに夕飯も外食にして、家族と車で帰る途中。
ラジオを聞くとも無しに聞いておりますと、擬態語や擬音語の話。 大学の先生みたいな女性に対して、男の人がうんちくを返しておりました。 アナウンサー「静かさを表す『シーン』って言うのはいつ頃から使われているのですか」 女性「わりと最近で、明治以降ですね」 男性「マンガで最初に使ったのは、手塚治虫らしいですね」 「これは、松尾貴史じゃないかな?」と、わたし。 「うんちくの言い方は、そうみたいね。声も似てるし」と、かみさん。 中身が結構面白く、家に帰って、新聞とネットで調べてみると、 NHK 「ふれあいラジオパーティー 言葉は世につれ…」 青木裕子アナウンサー 埼玉大学教授…山口 仲美 タレント…松尾 貴史 で、今日は「シーン」をマンガで最初に使った人について。確かに、手塚治虫だと、どこかで、読んだことがある。 まず、わたしのマンガの教科書。 「マンガはなぜ面白いのか」夏目房之介 著者はあの、夏目漱石のお孫さん。昔、週刊朝日に連載していた「夏目房之介の學問」というマンガコラム以来、見かければ読んでいる。 で、読み始めたらとまらなくなるので、他は見ないふりして、すぐに第8章「オノマトペの効果」へ。 (だって、表現の振幅~吾妻ひでおと「ドラえもん」とか、線の面白さ~谷岡ヤスジと杉浦茂などの章立て、おもしろそうでしょ) オノマトペとは、擬音語や擬態語などを総称して言う言葉。このへんの話が面白いので、少し寄り道。 日本語は、英語、ドイツ語、中国語などに比べると数倍、オノマトペが多いらしい。 ワンワン、ビュービューなどの擬音語。 ピカピカ、ブラブラ等の擬態語。 さらに、日本語には、擬情語というモノがある。 イライラ、むかむか、等。 最近のわたしのお気に入りは「おぎやはぎ」の怒った時の擬情語、 「カチーン」である。自分で「カチーン」と言うのだ。 爆笑オンエアバトル おぎやはぎ 話がずれてしまった。 たしかに「シーン」が、大事な表現で、日本独特のモノであること。オノマトペが手塚治虫以来、発展してきたことが書かれているが。 日本で最初に「シーン」を使ったのが手塚治虫である証拠がない。 「とりみき」の本とかいろいろ当たってみた。 とうとう、見つけました。 何のことはない。手塚治虫、ご本人の「マンガの描き方」にあった。 >音ひとつしない場面に「シーン」と書くのは、じつはなにをかくそうぼくが始めたものだ。 やれやれ、これで、安心して眠れる。 ← メールマガジン始めました。「応援メール」です。登録はこちら。自分を変えるための、「最初の一歩」を応援します。 ※1 前に夫婦ゲンカは犬も食わない。犬も歩けば棒に当たる。って言う日記で、夫婦ゲンカをした、話を書きましたが。 落ち着いてきたので、経過を。 古本屋で、古本を買って帰ったら、 「読みもしない本をまた買ってきて、どこに置くの。すぐ、こづかいが無くなるね」 と、言われました。 これには、三つの「カチーン」が含まれています。 読みもしない。 その通り。 カチーン。 どこに置くの。 その通り。 カチーン。 こづかいが無くなる。 その通り。 カチーン。 言い返せないことを3つも言われたら、ケンカになるわ。(「読みもしない」は「読む気はあるが、読めない」が正しい) 人気blogランキング ←瞬間風速、22位になりました。ありがとうございます。1日1押し有効です。よろしくお願いします。 ※2 次の日の朝、かみさんが「おこるな」と言って。仲直り。 ※3 松尾貴史には「未確認卑怯物体」とか、「オカルトでっかち」などの面白い本があるので、機会があれば紹介したい。うーん。読み返す時間が。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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