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テーマ:あの本、おぼえてる?(347)
カテゴリ:あの本、おぼえてる?
先日の日記、更新せずに、爆睡。で、藤沢秀行の「野垂れ死に」について書きましたが。
藤沢秀行と来れば、米長邦雄ですよ。藤沢秀行は囲碁の人ですが、米長邦雄は将棋の人。 米長邦雄は、現役を引退しておりますが、将棋界の名人にもなった実力者。現在は日本将棋連盟の会長です。 今日のご紹介は、「人間における勝負の研究-さわやかに勝ちたい人へ-」 私が持っているのは昭和57年12月の18刷で、初版は昭和57年6月。で、23年たった現在でも、まだ売られているのだ。 すごいな。 将棋差しとして、どうしたら勝てるかを真剣に考えた本。 私の気に入ったところを、いくつか紹介したい。 例えば、自分の頭で考える。学んだものは、結局、教えてくれた人を越すことはできない。米長氏は修業時代に、毎日、3時間、脳みそから汗をかくほど勉強したと言います。3時間というのも、若かったからできる、ぎりぎりの集中だったそうです。 そして、トータルで5000時間以上、勉強すれば、だいたい一流になれるそうです。 人間における勝負の研究 で、本書で最も重要だと思うのは、 「貸し方にまわる生き方」 例えば、おごる機会があれば、おごる。腹が立つようなことがあっても、個人的なことでは怒らない。人を不快にしない。 余裕がなければできません。 もちろん、怒るべきところでは怒る。貸し方にまわりたいからと言って、人の好意を無にしない。 貸し方にまわると、住みやすくなるのです。家庭で貸し方にまわれば、家庭が住みよい。会社で貸し方にまわれば、会社が住みよくなる。社会で貸し方にまわれば、社会で住みよくなる。 貸し方にまわるためには、余裕や実力がなければいけません。そして、貸しがあるからと言って、取り立てにかかってはいけないのです。 短絡的な見方では、運は良くならないのです。 ※1 米長氏の弟子には、林葉直子と先崎学がいます。知る人は知る。 さすがに弟子も濃い。 ← メールマガジン始めました。「応援メール」です。登録はこちら。よろしくお願いします。 ※2 将棋は囲碁に比べ、数学的で若い方が強い。米長氏は50歳を過ぎてから名人位を取った。快挙。 人気blogランキング ←瞬間風速、22位になりました。ありがとうございます。1日1押し有効です。よろしくお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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