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テーマ:あの本、おぼえてる?(347)
カテゴリ:あの本、おぼえてる?
先日の日記、「勝負と運の研究。 米長邦雄だ。」を書きました。
となれば、続いては、 聖の青春 フフフの歩(先崎学) あたりに行きそうだが、今回は、昨日こぼれた、将棋指し関係の小ネタで行きたい。 いろいろと思いだしのが、もったいなくて。 大山名人が全盛のころ、関係者とマージャンをすることになった。 大山名人の一人勝ちである。まるで、パイが読めるような打ちっぷり。 と、そこへ将棋指しの一人がやってきて、ちらっと竹のパイを見た。昔は、竹で作ったパイがあったのだ。 「名人相手に竹パイでやっちゃダメですよ、半チャンやってる間には、竹の模様で全部覚えちゃうから」 最近もテレビ棋戦で、待ったをやらかしてくれた、加藤一二三先生。 18歳でA級入りして、神武以来の天才棋士と言われて、20歳で名人挑戦、しかし、実際に名人になるまで、それから、二十数年かかった。 正座をすると、床に着くほど、ネクタイを長く結ぶ。昼食が5年間変わらず天ぷら定食。鰻重に変わったと思ったら、10年続く。 同じ将棋を10年、20年と指し続ける。まわりが全部、それでは勝てないと思っていても、本人は納得するまで指し続ける。そして、いつの間にか、少しずつ変化させて、ついには勝ってしまう。 残り時間が少なくなると、「後何分?」と記録係に聞く。これは、誰でもやる。 残り時間が無くなると「1分将棋になる」 将棋の場合は、残り時間が1分を切ると、1分以内に指さないと負け。指せば持ち時間が1分に戻る。つまり、持ち時間が1分になったら、後は、終わるまで「1分」なのだ。「1分将棋」になったら、もう聞く必要はない。 でも、加藤先生は何回でも、「後何分?」「1分です」を続けるのだ。 羽生世代が若手のころ、女子高生達とトランプをやる機会が出来た。 大貧民である。(大富豪という地域もあるらしい) 楽しく遊べばいいのだが、将棋指しである。 「大貧民次の1手」なんて、作り出す人達。配られた札がこれで、となりからハートの3が出てきたときの最善の1手は。なんて、真剣に考える人達。 女子高生をガンガンやっつける。二度と遊んでもらえない。 たとえ何であれ、勝負事に負けるなんて考えられ無いのだ。 ← メールマガジン始めました。「応援メール」です。登録はこちら。よろしくお願いします。 ※1 米長先生の話を思いだした。 仕事場で、雑用を振られないためにはどうしたらいいか。 出勤したら、真剣に自分の仕事に集中し、 まわりからの呼びかけに聞こえないふりをすればいい。 もちろん、いつまでも無視はできないが、やりたいこと、やるべき事に 打ち込んでいれば、雑用は減る。 なるほど、へらへら仕事をしているから、便利使いされるのか。 人気blogランキング ←瞬間風速、22位になりました。ありがとうございます。1日1押し有効です。よろしくお願いします。 ※2 将棋では、名人と挑戦者が必死に勝負をしているとき、 それを理解できる者は数人しかいない。 場合によっては、戦っている2人だけ、勝った一人だけのこともある。 それでも、将棋雑誌を読んだりするのはなぜだろう。 スポーツのように、見て分かる凄さがあるわけでもないし。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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