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テーマ:あの本、おぼえてる?(347)
カテゴリ:あの本、おぼえてる?
今日は、あの、元七冠王、将棋の天才、羽生善治。
いっぱい本があるのだけど、 「簡単に、単純に考える」 題名にひかれた。 対談本である。相手は、ラグビーの平尾誠二、スポーツジャーナリストの二宮清純、ロボット学者の金出武雄。 対談だし、いろいろと飛び回るのだが、キラキラとした宝物があちこちに落ちている感じ。おもしろい話がいっぱいあるので、気に入ったとこだけ、一つ二つ。 羽生 それに、斬新な発想をした人は、発想した時点では評価されないんです。 平尾 評価されないというのは? 羽生 つまり、他の人が理解できないから斬新なわけで、何年かたってから「あの手はすごかった」と評価されるんです。最初指したときには誰も理解していないから、評価もされないんです。 羽生 自分の頭で考える、工夫する。--その苦労や努力だけが自分の力になるのである。 最前線の人達は、どっちが良いかわからないが、多分、こっち。と言うように、決断を下していくのだろう。 その時には、自分で考え続けてきたことだけが、自分の力になるのだ。モノマネは、新しいモノを生み出さないのだ。 今日は、昨日の続きで、受験本・勉強本をやろうと思っていた。 具体的には、「やってて良かった公文式」の話。 うちの子供は、3歳と2歳から公文をやっていて、高2と中3になった今も続けている。で、学校の中間・期末では、あまり、良い成績ではないが、模試になると、それなりの成績を取ってくる。 つまり、中間・期末向けの対策を一生懸命やっても、実際の実力にはならない。むしろ、公文のように相手に合わせるのではなく、現在の自分の実力に積み重ねていく方が、身につくのではないか。 と、羽生善治の話から、つなげていきたかったのだが。うまくつながらない。 それに、教育は賭ですので、わたしがとやかく言うこともないな。 ← メールマガジン始めました。「応援メール」です。登録はこちら。よろしくお願いします。 ※1 勉強で間違いないのは、物で釣らないという事。笑い話を一つ。 昔、ユダヤ人というだけで、迫害されていた頃。ユダヤ人の店の前に子供たちが来て、大声で悪口をいう。 それが、毎日続くので、さすがに困った。 ユダヤ人の店主は、子供たちに、「悪口を言ったら、こづかいをやろう」と言って、実際にこづかいをやる。 そして、一週間目に「今日からは、悪口を言ってもこづかいはやらない」と言ったら、子供たちは悪口を言うことをやめてしまった。 物で釣ったら、物をやめたら、最初のやる気も失われてしまいます。 人気blogランキング ←初めて、16位。すごいすごい。ありがとうございます。 ※2 「簡単に、単純に考える」 ブラジルのサッカーみたい。(サッカーそれほど詳しくないんですが) むずかしいことをやるわけではない。すばやく抜く。誰よりも速くボールに近づく。囲まれないように、遠くからシュートを決める。 簡単に、単純にやっているように見える。 野球の剛球投手みたい。 当たり前のことを当たり前にやる。一番実力がいることですが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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