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テーマ:あの本、おぼえてる?(347)
カテゴリ:あの本、おぼえてる?
仕事に行こうか迷ったが、久しぶりに完全休日。
そこで、今回の京都旅行の話を書こうと思う。 一番おもしろかったのは、京都駅。京都駅とくればと、話を続けようと思ったが。 で、その前に、本日、完全休日にした理由。 先日書いたブログ 「停電!」の続報。 停電の原因は、地下高圧ケーブルの絶縁不良。長さ200メートルぐらいのどこかで、穴でも開いたか、電気が漏れている。6,600ボルトで、大変危険なので、瞬時に開閉器が切れる。(ブレーカーの親分みたいな奴) 学校の敷地が広いので、校内に「第1変電所」、「第2変電所」と2ヶ所あり、この変電所の間の高圧ケーブルが不良。 高圧線は、地下に埋設された直径70ミリほどの管の中を通っています。高圧線自体の径は50ミリぐらい。太い銅線3本とその周りを巻く銅箔(アース用)。その周りを合成樹脂で巻いている。 電信柱をつたっている物の太めの感じ。いったん地下に入れたら、10年、20年は出てこない。丈夫に作る必要があります。 で、電気工事屋の下請けのオヤジさんの言うことには。 「線が抜ければ、入れるのは簡単」とのこと。何年ぐらい地中に入っていたかわかりません。場合によっては、管がつぶれていたり、線と管とが膠着している可能性もあります。 200メートルぐらいの距離があって、途中にマンホールが5~6ヶ所。一ヶ所ずつ、抜けるかどうか、確認していく。 この確認で、ほぼ一日がかり。(実際に抜き取る作業は、人数を増やして、さらに、一日) 抜けるかどうか決まらないと、ルートが決まらない。ルートが決まらないとケーブルの長さが決まらない。長さが決まらないと注文が出来ない。 高圧ケーブルは最初から最後まで一本で行く。途中でつながない。つなぐ時は半日がかり、しかも、つないだ部分は事故の元である。 だから、距離を決めて注文してから、工場で製作を始めるのだ。(切ることは出来るので、長い在庫がどこかにあれば、工期の短縮は出来る) で、運悪く、一ヶ所抜けない。新築の建物の階段下と古いトイレの下を通る部分。 5時までかけても抜けないので対策会議。 明日は、朝からケーブルを抜いていく。 抜けない部分については、道路を掘り返して、新規に管を通し直すこと。翌日までに業者がルートを検討してくることで、一応話をつける。 最短距離は、鉄筋コンクリートを掘り返すことになり、工事が大変。迂回すると工事は楽だが、見栄えが悪く、駐車場への通り道を一時(一週間ほど)通行止めにする必要がある。 (こういった場合、前の物を修理するより、新たにルートを造り替える方が簡単なことが多い。前の物はそのまま捨ててしまうのです。古い建物で屋根裏見たら、コンピュータ関係の配線がうじゃうじゃとありますよ。どれが生きていて、どれが死んでるか、調べるのも大変だから、新規に張り直すのです) ところが、翌日、業者のベテランが、別の現場から回ってきて、トイレ下にピットがあることが判明。 ピットとは穴蔵のことで、この場合は、電線や配管を通して、中で作業のできる広さのある場所。 トイレ下に4メーター×5メーター、深さ2メータぐらいの部屋があるのだ。 最新の学校では、人が通れるぐらいの地下通路を張り巡らして、そこに全部の配管、電線、弱電線(放送、電話、LAN等)などを通しています。今回のような時には、とても役立つ。 うちの学校は、古いので、それほどの設備は無い。それどころか、このピットが最悪。 トイレの配管が腐食していて、ピットの中に汚水が貯まっているのだ。4メーター×5メーター、深さ2メータがだよ。 早速、水中ポンプを投入して排水。(マンホールやピットが地下水、雨水で浸水するのは良くあることで、水中ポンプは必需品) 量が多すぎるので、ポンプを2台にして午前中いっぱいかかって排水。午後から、業者さんが、ホースを使って、きれいな水で掃除しながら入っていく。(ご苦労様です) 結果、ここの部分のケーブルも抜けた。ピット内のケーブルの支持金具が壊れていていて、引っ掛かっていたのだ。工期はずいぶん縮まることとなりました。 ここまでで、さらに、一日仕事。 ケーブル長決定。注文完了。停電復旧の日程決定。 翌日、ピット内のケーブル支持金具の再建。 その前に、わたしと水道屋で中に入って、トイレの修繕方法について確認。30分前から送風機(径30センチぐらいの黄色いパイプの先から、外気を送り込むやつ)で、空気を入れている。メタンガスなどが貯まっていたら、あの世行きである。 しかし、中に入ったら、鼻が曲がるほどくさい。ゴキブリも歩いておる。昨日、掃除する前はどれほどひどかったのかしら。頭が下がります。 小便器の配管、3つ腐食。大便器の配管はさびているが、大丈夫。 良かった、安く済みそう。 早速、工事の手配。 で、その午後から頭痛が始まる。(もちろん、きれいにシャワーをあびましたが) と言うわけで、土、日、完全休業に決定。 長い前振り。 京都駅については、次回へ。 ← メールマガジン、次の目標は100回。「応援メール」です。登録はこちら。 応援して下さった皆様、これから応援してくださる皆様、ありがとうございます。 ※1 F1などで、タイヤ交換・ガソリン補給などではいる場所を、ピットと言うのは、自動車の修理工場に穴(ピット)があり、そこから車体下を確認していたから。今は、大きなジャッキで持ち上げるところが多い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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