文章で飯を食う

　星新一に「感謝の日々」という傑作があります。
　休電日には電気がとまる。電気のありがたみがわかる。さらには、無保険の日。この日に、死んだり、事故を起こしても保険金が支払われない。財産が無くなったり、借金まみれになったり。保険のありがたみがわかる。
　さらに・・・
　と言う傑作。
　
　ついでだから、いろいろと考えてみる。

　消防感謝の日。この日、家は燃えほうだい。
　水道感謝の日。水が出ないのだ。
　医療感謝の日。死人が出るぞ。やりすぎだなー。
　コンピューター感謝の日。ウィンドウズに最初から仕込まれていて、その日が来ると、一番大事なところを見計らって、フリーズする。
　お金感謝の日。お金が使えない。電車に乗るにも物々交換なのよ。新宿まで、米３俵とか。カボチャなら１５キロとかね。うーん、不便。この日は、経済が止まるぞ。

　
「ひとにぎりの未来」の中の「感謝の日々」

　本日、電気が通りました。　
　詳細は、以前書いた、「 停電！」と「 京都駅と停電と。汚い話あり（食事中、注意！）」

　先々週の金曜日から、２週間。学校の半分が停電だったのよ。
　通電を確認しながら、体育館に行くと、部活の子達が
　「ついた、ついた」と言って、拍手をしている。

　おじさんは、ほっとして涙が出そうでした。
　いやはや、ホントに、「電気感謝の日」でした。

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　応援して下さった皆様、これから応援してくださる皆様、ありがとうございます。

※１　全部の部屋の電気、扇風機、換気扇などの確認。みんな、スイッチをパチパチさせて、停電だとわかると、そのまま放置。
　オフにしておくって、なかなか気付かない。
　断水のあとには、学校中の水道の蛇口を確認して、締めて回るのだ。
　みんな少しは気を使えよ。