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テーマ:あの本、おぼえてる?(347)
カテゴリ:あの本、おぼえてる?
学校には、けっこう苦情がくる。
まずは、事務室にだ。 昔、電話を取ったら、 「なぜ、あそこでバントをさせるのか」 と高校野球の監督のさい配についての苦情だ。 おいおい、わざわざ電話かけて言うことか。 他にも、 「うちの駐車場に、生徒がバイクを停めている」 「階段で弁当食って散らかしてる」 「放送がうるさい」 「スカートが短い」 「自転車が車道に飛び出して、ひきそうになった」 「運動場から砂埃がくる」 「夜中に公園で酒を飲んでいる」 等々。 家庭の問題だろう!と、思う時もあるが、反論すると火に油。「ハイハイ」と聞いて、できるだけ早く、教頭や関係する教員につなぎたいのだが。 怒ってる人は口をはさませてくれないのだ。 わたしが言われやすいのか、止まらないんだなー。 こちらが一生懸命かどうかは、すぐわかる。仕方ないから、真剣に聞く。真剣に聞いていると、相手の言うことも、もっともだとわかる。もっともだと思うと怒ることもできない。ただただ、拝聴するばかりである。 相手の言い分に理由があるにしても、朝から、怒鳴られる方はたまったモノではない。 「プロカウンセラーの聞く技術」-東山紘久 この本に、おもしろい章がある。 「避雷針になる」である。 避雷針は、雷を避けるのではなく、自分に落としてまわりに被害を及ぼさない装置だ。雷は、建物に被害を及ぼさず、そのまま地面に流れていくのだ。 つまり、グチを吐き出させるのだが、自分の中に入れず、そのまま、地面に流していく。 うわべだけではなく、親身になって聞く。しかし、グチを自分の心には入れない。 聞くほうも楽だし、実は、話す方も楽なのだ。グチを聞いてもらいたいが、いつまでも、おぼえておいてもらっても困る。 積極的に聞き、そのまま、聞き流すってこと。 女性には、とても上手な人がいるが、わたしは、まだまだ。 毎日、心を焼かれております。 ← メールマガジン、次の目標は100回。「応援メール」です。登録はこちら。 応援して下さった皆様、これから応援してくださる皆様、ありがとうございます。 ※1 ”「書きたいように書きたい、でも、受けたい」-私のブログの書き方。”で書いた、「ほめない」の説明が簡単すぎたので、続きを書こうかな等と考えておりましたが。 朝から苦情である。(詳しくは書けないが) やれやれ、3倍消耗した感じだ。 で、半分グチになりました。避雷針になって下され。 ※2 酔っぱらいが怒鳴り込んできたことがありました。通学路に車を止めて寝ていたら、生徒がのぞいていったというのだ。 顔を見た瞬間に、危ないと思ったので、「体育に電話」とお願いして、窓口で応対していました。 さんざん怒鳴っていたが、ラグビーと相撲と柔道の顧問に囲まれたら、シュン。校長室でおとなしくして、お巡りさんに連れて行かれました。 やっぱり、相手を見て文句を言うのだなー。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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