文章で飯を食う

　けっこう、時間をかけてブログを書いているが、総合的に考えたら赤字ではないだろうか？

　時間は大きい。仕事、家庭、付き合いと、みんな忙しい。
　ブログが、すぐに書ければいいが、本の紹介などをしようとすると、本を読むところから時間がかかる。
　家族の理解をもらうのも大変だ。ブログを始めてからの方が、買い物につき合ったり、話を聞く時間は増えていますよ。

　情報量はどうだろうか。
　読書はあきらかに減ってますね。特に、まとまった時間が取れないから、物語に入りにくい。実用書は短い時間でも少しずつ読めるけど。
　さらに、読みたい本を読まずに、書きやすい本を読む。
　本末転倒。

　ただ、あちらこちらのブログをお訪ねすると、目からウロコが落ちる事がある。普通なら、自分の興味を持たない本は読まないが、コメントをつけていただいた方のページを訪ねると、食わず嫌いだったんだなーと思うことがあります。

　ブログの質についてはどうだろうか。書くことの質である。
　わたしの場合は、毎日、新しい本を読んだり、新しい情報が入ってくるような仕事の環境にはない。
　現在は、昔の記憶や思いつきで書いているのだ。


「発想法」渡部昇一　－　リソースフル人間のすすめ　－　講談社現代新書
　
　以前、「 「能力はべき乗で伸びる」のもう一つの言い方。」で紹介した「発想法」

　この中に、江戸川乱歩のエピソードがある。
　江戸川乱歩は、生涯に何度かネタ切れで書けなくなった時期があります。その時には、結局、休筆して、再起したと言うことです。
　又、谷崎潤一郎は新しい情報源（京都での生活）を得て、創作の幅を広げています。

　書くことが無くなったら、休んだり、あるいは、積極的に新しい情報を手に入れる必要があると言うこと。
　少なくとも「文章で飯を食う」という、コンセプトでやっている以上は、そのへんは、きっちり考えなくてはいけないでしょうね。

　なんだか、つらそうな話になっているが、ナーニ、この綱渡りを続けるところが、快感になっているのだ。
　うまく書けたなーと思ったり、コメントが付けば幸せである。

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　応援して下さった皆様、これから応援してくださる皆様、ありがとうございます。

※１　本日は、紹介しようとした本を読め返していたら、中身をすっかり忘れていたことに気づいた。簡単には書けず、予定がすっかりパー。四苦八苦してまとめました。
　予定が外れると言えば、台風の本島直撃はまぬがれそうである。大人はほっとしているが、子どもは、学校があるので、がっかり。

※２　わたしは、本を読むのも好きですが、本を買うのがもっと、好きです。最近は安い古本屋さんがあるので、子どもの時のトラウマをはらすかのように、買っています。
　読め切れない量の本を買うのは、中毒か依存症か。袋から出しもしない本があるのに、今日も古本屋で本を買ってしまった。