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テーマ:あの本、おぼえてる?(347)
カテゴリ:あの本、おぼえてる?
そろそろ、浪人生がいろいろと手続きに来ております。
大学入試のための、卒業証明書とか、調査書とか。 さて、受験生の締め切りと言ったら、失敗がいろいろ。 高校生にもなると、基本的には、手続きは自分でやることになる。もちろん、なれてないから、たいへんだ。 特に浪人生。担任が心配してくれるわけでもないし、親もかまってくれないから。 昔。 夜の9時頃電話がかかってきた。 「tuitelさん、すいませんけど、卒業証明書発行してもらえない?」と、進路部長から。「卒業生が今日締め切りのセンターの申し込みを忘れてたんだよ」 「えっ、今日?・・・あー、消印有効ですか?」 と、言うわけで、あわてて、学校へ。 玄関前に、進路部長と泣きそうな女の子。 とりあえず、教頭、事務長に連絡が取れたので、許可をもらう。 警備のアラームを解除し、卒業証明書を発行。金庫を開けて、公印を取り出して押印。 (勤務時間外の公印使用、証明書発行は、問題有りなので、管理職の許可を取ったのだ。でも、管理職がつかまらなくても発行していたはず。) 進路部長と卒業生は、その間にセンター試験の願書を書き上げる。 全部できたのが10時半。 進路部長と卒業生は中央郵便局へ。そう、中央郵便局は12時まで当日の消印を押してくれるのだ。 窓口の締め切りが5時でも、郵送は「当日消印可」ってことがある。あきらめてはいけない。この場合は、幸い、第一志望の国立大学に合格してくれたし。 あきらめずに、進路部長に電話をかけたのもヒットである。 ギリギリの話なら、いろいろある。 一番すごかったのは、お父さんが一時間後の飛行機で、東京へ願書を提出しに行くと言って、車のエンジンをかけたまま待っていたこと。この時は、一枚の調査書を、二人であわてて書く。 お父さんは、頭から蒸気を吹きそうな雰囲気である。 馬鹿息子の、浪人生のせいだ。仕事を休んで、飛行機乗って、東京日帰りである。 書き上がったら、公印を押して封印である。大急ぎである。お父さん、何度も頭を下げて、飛び出していった。 一息ついた後、元担任が、 「手数料取り忘れた」 と、言って、自分のサイフから200円出した。 「13歳のハローワーク」 やりたい仕事や、進みたい方向性が見えれば、かなり、モチベーションが上がりますね。 さて、沖縄県の教員採用試験では、長い間、受験番号1番は合格すると言われています。受付順に番号を振っていくので、受付日は9時からなのに、朝5時には、もう、並んでいるとか。 試験会場では、番号順に教室を分けていくのですが、番号の若い方は服装もきちんとし、真剣な雰囲気。欠席、遅刻もほとんど無し。 後になるほど、Tシャツ・半ズボンとか、いい加減なヤツが増える。 結局、受験番号1番が通るのは、何としてでも通りたい、と言う動機の強さなのかしら。 ← メールマガジン、毎日一生懸命書きます。「応援メール」です。登録はこちら。 応援して下さった皆様、これから応援してくださる皆様、ありがとうございます。また1つずつ、書いていきます。 ※1 受験生の皆さん、親御さん。AO、推薦、前期、中期、後期、センター有り推薦、私立のセンター利用、等々。 受験機会、受験方法が多様化しています。良く、研究して、一番、自分にとって有利な方法を探しましょう。 ※2 模擬試験の結果には、A(合格可能性80%)からE(合格可能性5%以下、志望校の変更をおすすめします)等がある。 今では、Fも有る。フリーランクなどと言われる。名前が書ければ入るとか。ただし、そんな大学に入って利益があるとは思えない。 勉強が嫌いなら、専門学校で手に職を目指す方が良いのでは? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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