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テーマ:あの本、おぼえてる?(347)
カテゴリ:あの本、おぼえてる?
前に書いた、”民間が苦しい時に・・・・・・ ”で、書いたように、公務員の給与は下がるようである。
人減らし、給料額下げで、総人件費を抑えると、小泉さんも言っていた。 さて、一時期、教員の給与はかなり高かった。最も高い時には、高校の校長の給料が、文部省の局長の給料よりも高かったのだ。 高校は、全国に四千以上ある。(甲子園で全国、四千何百校の頂点に立つと、よく言ってますな)それが、一国の文部行政をつかさどる10人もいない人達より、高給を取る。実は、小中の校長も同じぐらい(ほんのちょっと低い)給料を取る。これは、何万もありますな。 長年の間に、少しずつ下がって来て、今では、文科省の課長よりは高いぐらいに落ち着いております。妥当な線かと思いますが。 教員の給与を劇的に引き上げたのが、田中角栄。1973年に成立された、「人確法」です。えーっと、教育の水準のなんたらの教育職員のかんたらの人材確保のなんたらかんたらの法。とか言うむやみと長い法律。 そのころは、日教組も強くて、ストも頻発していました。 田中角栄が日教組と妥協したとか、聖職にしてして給料を上げる代わりに封じ込めるとか、いろいろ言われたようです。 わたしが先輩に教わった解釈は、「金持ちケンカせず」 「田中角栄はわかってて、教員の給料を上げて、いつの間にか日教組は牙を抜かれて、マイホームに引っこんじまったんだ。」とのこと。 オヤジの知恵 人間に詳しかった、田中角栄なら、ありそうな話。 早坂茂三氏の著作は、語りグチが全部同じ。なれると良いリズム。この本で読んだのかは忘れたが、エピソードを一つ。 早坂茂三氏が、秘書になった時に、運転手さんへチップを渡す。クルマから、降りる時に、そのまま渡したら、大変怒られた。 誰にも気づかれないように、そっと渡すもんだと。 田中角栄がクルマから降りて、周囲に手をふっている時に、早坂氏、運転手さんに握手。その手の中には畳まれた1万円札が入っていた。 人に何かをあげるのは難しい。相手の自尊心を傷つけてはいけないからだ。 ← メールマガジン。「応援メール」です。登録はこちら。 応援して下さった皆様、これから応援してくださる皆様、ありがとうございます。 ※1 田中角栄が味方を増やし、敵を蹴散らして天下を取ったとしたら、徹底的に敵を作らずに天下を取ったのが、竹下登。 誰かが、他人の噂話、悪口を言っても、絶対あいづちを打たなかった。悪口にあいづちを打てば、必ず、竹下が悪口を言ったと伝わるからだ。 とにかく、敵を作らずに総理になったのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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