保育園サマーキャンプ 2日目
二日目は朝の体操から始まった。 娘はこの時も殆ど動かず。ラジオ体操第一はともかく、サンサン体操(アンパンマン)は家でもやってみせてくれる程好きなはずなのだが。 ふと視線を転じれば、実に生き生きと踊る小1次男が目に入った。それはそれで、如何なもんじゃろか……と思ったりもする。 終了後、朝食を摂り、周辺散策へ。 当初は園児上級2学年のみの行事だったのが小学校も一緒に…という事になり、興味を引かれると周囲も後先も考えずに走り出してしまう次男が心配で、結局家族皆でゾロゾロとついて行ってしまった。 施設が管理している為、コースは歩きやすく整備されているものの、山中の為に意外とアップダウン激しく、石段等も多くて、散策と言うよりは軽くハイキング気分。 そんな道程を、平らな場所では抱っこをねだって一歩も歩かないくせに、石段や雨で滑り易くなっている木橋等、悪路であればあるほど自力で歩くと主張する娘……。 一体全体、どんだけサバイバル仕様に出来とんのじゃっ! プールに引き続き、「らしすぎる」と笑う先生方。 なんでも先日、園庭にある遊具の、普通2歳じゃ出来ないだろうと思われる難関部分を、実にあっさりとこなしてしまったんだとか。 「本当にびっくりしましたよ~。『えー?!2歳で、これ出来ちゃうの~?!』って、皆で目を丸くしちゃいました」 とのことである。 次男について、前世で絶対猿だった事があるに違いないと確信している私だが、娘の過去世にも猿時代があるのかもしれない……と、最近よく思う。 散策終了後、宿泊所をチェックアウトして、前日に行けなかった牧場へむかった。 人工芝の橇滑りや、アスレチック風の遊具を楽しむ子供達。 娘はここでも、お転婆ぶりを遺憾無く発揮。娘より1、2歳上の子供が泣きながら尻込みする横を、すいすいと進んで行ってしまうのだった……。 昼食を挟んで遊び、お土産も購入。 最後に、美味しい牧場オリジナルのソフトクリームに舌鼓を打つ。 そういえば、かつて入園直前だった次男(当時1歳成り立て)が、一口舐めさせるだけのつもりで渡した私の分を、ぎっちり握って離さず、結局食べ切ってしまったっけなぁ……なんて感慨にふけりながらふと娘を見ると、鼻の頭に沢山シワが寄せながら、大口開けてソフトクリームにかぶりついていた。 その娘のもの凄い表情を見て、通りすがりの一般客のご婦人が大笑いしていた……。 その後はバスに乗り込み、帰路へ就く。 車内ではCGアニメーション映画のDVDを流していたが、私も夫も娘も思いっきり爆睡してしまい、殆ど観ずに終わってしまった。 園には、ほぼ予定通りに到着。 いつもお世話になっているタクシーの運転手さんに来て貰って、自宅へ。 一息つく間もなく、山のような汚れ物を洗濯機にぶち込んで、ごんごん回す私。 こういう時って、主婦って辛いな~なんて思う。どんなに疲れていても、座り込む暇さえ無いのだもの。 この日は近所の神社で盆踊りもあって、夕食調達がてら出かけることにしたのだが、「ちょっとだけ」と言って横になってしまった夫は結局起きてくれず、私一人で3人連れて行かなければならなかった。 幸い、近所のママ友さんご家族が一緒に行動してくれて、子供達の事も良く看て下さったので、思ったよりは大変なことにはならなかったが。 屋台のアメリカンドッグなど頬張りながら、今年も怪我も病気もなくキャンプに参加できて、本当に良かったなぁ……としみじみ感じた。 娘が今の園に在籍し続けるなら、あと4回キャンプに参加することになる筈だが、卒園学年時には中学3年生になる長男は、おそらくもう着いてこないんじゃないかなぁ……と思う。キャンプに限らず、ちょっとそこらへんまで……というような外出には、もう同行しなくなってくる年頃だろう。 毎日私の怒声が響き渡っているような我が家だが、家族皆で何かする…という時間が持てるのも、おそらくはここ2・3年の事だと思う。その僅かな機会を、大事に過ごしていきたいな……等と思った次第。