【駆けぬける風のように】観劇
台風が夜のうちに通過してしまい、やったー朝から仕事に行けるぞ!…と思ったのも束の間。次男発熱で、予期せぬ休暇を頂いております。次男…運動会終わった翌日も、体操クラブの練習とか普通にありましたし……。連休中も土日は練習、昨日は外出しておりましたので、疲れが出てしまったのかもしれません。今日は一日、家でゆっくりさせようと思います。然程高い熱でもないので、本人は朝から教育テレビ漬けになっております。少しは、寝ろー!さて。昨日ですが、サンシャイン劇場で上演されている【駆けぬける風のように】という芝居を観てきました。この芝居、演じているのは主にD-BOYSという、若手のイケメン俳優集団の方々なのですが、シナリオを書いたのがキャラメルボックスの脚本家、成井豊氏なのです。ストーリーも、キャラメルボックスの代表作である【風を継ぐ者】という幕末時代劇の流れを汲んだもの。だから、どうしても我慢できずに観にいっちゃったんですけどね…(^_^;)【風を…】は、架空の新選組隊士を主人公とした物語で、【裏切り御免】【降りそそぐ百万粒の雨のように】という続編と併せての三部作となっているのですが、今回のストーリーは【裏切り…】と【降りそそぐ…】の中間的な時間軸を舞台としていました。剣術にはめっぽう弱いけど、誰よりも足が速く長距離にも強い…そんな新選組一番隊隊士、立川迅助。彼と、沖田との心の交流。正反対の陣営に居ながら、惹かれてやまない竜馬との再会と別れ。歴史物…と言うよりは、幕末の京都を舞台とした青春群像劇といった趣で、笑えるシーンにはお腹を抱え、殺陣のシーンにはハラハラドキドキし、ラスト間際の展開に涙を流し…と、あっと言う間の充実した二時間でした。正直に言いますと、D-BOYSの方々の活躍が想像以上で。顔が良いだけの大根集団だったら?…なんて心配したことを、開演五分後には心の中で土下座してお詫びしておりました。演技も素晴らしく、声も良く通って、二階席で観ていた私のところにも、熱意がしっかり届いておりました。時間とお金に余裕があったら、この後の東京公演全回観に行きたいくらいです。今日は休演日ですが、明日から19日まで東京公演は続きます。19日は千秋楽ということで流石に完売御礼のようですが、他の日は未だ空席ありとのこと。正直、この空席が勿体なさすぎる!!!そのくらい、素敵なお芝居でした。幕末の歴史的知識は、それほど必要ありません。他のキャラメル3部作を観ていなくても、ストーリー的には独立しておりますし、劇中の会話で人物関係もある程度説明されておりますので、問題なく楽しめると思います。新選組のファン、竜馬のファンには特にお勧めです!どうぞ「ピピン!」ときた方は、是非とも劇場に足を運んでみてください。私は12月に発売が決定したDVDの到着を、今から楽しみに待っています。そして…おそらくは数年後に、今度はキャラメルボックスの芝居として再演されることを、願っています。なお、こちらをご覧になっていらっしゃる方で、キャラメルファンで、でも今回の公演は観に行っていないよ…という方がいらっしゃいましたら……。キャラメルファンにとっての今回の見どころは、筒井君です!彼の松本医師役が……あまりに凄すぎて!!!この演技を観ただけでも、行った甲斐があったとか思う程です(笑)ほんの数分の登場なのですが、主役以上に印象に残る演技の一部始終でした。