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カテゴリ:彼
彼とは、結局別れることになりました。
彼の望んでいる付き合い方と、私の現状が、かけ離れすぎていたこと。 彼は『なんで好きな人のために変われないのか』と私に何度も言いました。 でも、私は変わりたいと思えなかったのです。 『これを言ったら堂々巡りになるけど、じゃああなたは私のために変われないの?』 ときいてみたら、彼は黙ってしまいました。 彼は私に本当に一生懸命で、優しかったし、可愛くて… でも、頼れる存在ではなかった。 だけど、彼は頼って欲しいと、もっと甘えて欲しいと言ってきた。 私は、そんな彼を見るのが嫌だった。 彼の笑顔が見たかったのに、私といることで、彼はつらそうで、 そんな状況に彼も、そして私も耐えられなくなってしまった。 選択権は、彼に与えた。 彼は、最後まで私の本当の気持ちを聞きたいと言ってきたけど、 私には決められないと突き放した。 つらい気持ちは、前の恋愛で嫌と言うほど味わっていて、 そのつらさがわかる分、彼を引き止めることはできないと思ったし、 だからと言って、自分も変われないことが見えていたから。 お酒を飲んだときだけ、本当の自分が出せる。と彼はいうけれど、 『それはみんなそうだよ』と答えると、驚いていた。 誰しも人は、仮面をかぶり、気を使いあって付き合うものだと思う。 特に最初は。 恋人だからと言って、すべてをさらけ出し、求め合うのはナンセンスだと私は思う。 彼の根底にあるものは、とにかく『癒して欲しい』とのことだった。 恋愛は、想いあわなければ続かないと思う。 彼は、彼なりにすごく優しくしてくれたけど、今思えば、それは彼の押し付けの優しさだった。 彼の思い描く恋愛通りに進めたかったんだと思う。 私は、その型にははまらなかった。そういうことだと思う。 私が、彼のことをもっと真剣に想えたなら、違う未来があったかもしれない。 そう思うと、申し訳なくてしょうがない。 でも、彼は私の気持ちが固まる前に、私に求めすぎた。 すごく好きでいてくれる気持ちは伝わってきたけど、 それと同じ見返りを彼は私に求めてきた。 私には、それが苦痛で仕方なかった。 最初に別れ話をしてきたのは彼なのに、 私の気持ち次第だと言う彼には正直がっかりした。 『別れたくない』という私の言葉を待っていた。 ようするに、気持ちを試されているわけだ。 一週間前にも別れ話が出て、そのときに、もう一度ゆっくりとやっていこうと そう言ったのは私だった。 でも、結局お互い何も変わらず、彼はまたすぐに同じ言葉を言った。 そんなんじゃ、付き合っている意味などないから。 しょうがないこと。 そう思う。 返すものがるので、もう一度だけ、彼に会う。 その日は予定を詰めて、だらだらとしないようにしよう。 スッキリ、きっぱり、いい同僚に戻れたらと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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