月夜に夢を　　

恋人に誘われたとき　どんな映画かわからなかった。
とりあえず「行く」って答えたものの　
後でネットで調べたところ　出演者も含めずいぶん地味めなかんじ。
正直ちょびっとがっかりした。

http://www.always3.jp/index02.html

ところがだ。これが予想を裏切り　久々のヒットというぐらい良かった。

映画館であんなに笑うなんて。
こてこての演出な分　おちに予想がつくから
「くっくっくっ」と最初忍び笑い　
さらに見せ場では　これでもかこれでもかってのりに　声をあげて大笑い。

かと思えば　泣ける。
子役が上手いせいもあって　素直に感動できる。
うん　うん　子を想わない親なんていないよねえ（涙）…ってな具合。

なんといってもいいのは
主要人物のそれぞれが　少しずつちゃんとハッピーエンドになるところだろう。
みんな完璧な人間としては描かれてないから
おいおいちょっと　っていう面も途中でずいぶん見せる。
そのくせ　でもやっぱり根はいいひとたちだよね～っていう安心感。
　
とりたてかっこいいわけでもない（つまりだから地味）
そんな人生を生きてる　ふつうの人間達への応援歌というところだろうか。

オススメです。