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月夜に夢を  

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2007.07.15
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恋愛ものもアダルトものも彼が嫌がり アクションものやSFはあたしがパス
ふたりともホラーもみないし 韓流もちょっと となれば
一緒に観られるDVDだってずいぶん限られてくる。

英語の勉強したいから字幕のやつ借りるって言ってたくせに
彼がこれはどう?と佐賀のがばいばあちゃんを手にしたとき
それはばりばり日本語だろうってつっこむのと同時に またえらい地味なの選ぶよと思ったが
まあ ここらへんが実際おとしどころだろう ということで借りることになった。

雰囲気的には 昔の昭和だからALWAYS三丁目の夕日と通じる世界だ。
展開が読める こてこての孫とばあちゃんの会話も然り。
もしかしてあの時代って 
みんなあんなかんじで生きてたんだろうかと思うぐらい 真面目な顔して面白い。

ラストがめでたしめでたしであれば 
そうした笑ったりほっこりしたりの気分だけ味わえて
ああよかったね~で終わるのだが 残念ながらそうはいかず それが切なかった。
自伝的小説ということだから この選択もきっと現実であったのであろう。
そう考えると よけい切ない。

一番よかったのは そりゃ 
「うちは最近貧乏になったんと違う。先祖代々貧乏だから。胸張っていきんしゃい。」
とばあちゃんが諭すあたりでしょう。やっぱり。

これが
「うちは最近金持ちになったんと違う。先祖代々金持ちだから。」
とくれば こりゃ断固相続税率あげるしかないだろうって反感くらうばかりだろうと思うが
貧乏じゃねえ。笑いで包むしかないやねえ。

実際 生活のレベルをあげるのは簡単ですぐに順応していくが 逆に下げるのはきつい。
いまのあたしに 新婚当時の生活をやれと言われても正直自信がない。
あの頃 夫だったひとの初任給は12万で 月2千円の社宅があったからこそ暮らせたが
当然布オムツだったし 節約しまくってたよなあ。
食料品だって選ぶのに「安い」ことが唯一の基準だったもの。
産地なんかこだわってる場合じゃなかった。
まさにワーキングプア。
あたしのこのお金への執着(コイビトによく言われる)は あの頃に培われたのかもしれん。

ただ 先祖代々の貧乏の方が慣れとか生活の知恵とかそういうものでたとえ上をいくとしても
本来階層の固定化は避けるべきなんじゃないかと思う。
鍵は教育だろう ということになる。
そうなると やはり政治だな。選挙は2週間後か。





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Last updated  2007.07.17 20:16:00
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