「約束の旅路」を観る
アフリカがマイブームなわけではないはずなのだがこれもまた 場面はアフリカから始まる。それだけ映画の背景として選ばれる機会が増えているということか。夫が借りてきた約束の旅路を観た。これはあくまで少年が主人公なのだが彼をとりまく女性達の強さが 際立って美しい。過酷な状況の中でも冷静に機会を伺い いざその時が訪れたら幼い息子に「行きなさい」と力強く宣言する生母。瞬時に状況を判断し 見ず知らずの子供から差しだされた手を覚悟をもって受け入れ自分の子として必死に守り抜こうとする 実の子を失ったばかりの母。その肌の色や生い立ちから受けている差別・中傷を知るや否や その場で声を張り上げ彼の頬をなめ上げ抱きしめ それがどんなに愚かなことか周囲に訴える養母。肉親も捨てるほど 自分が愛しているのは彼自身であり ユダヤ人でも白人でも黒人でも 彼が何者かだなんてそんなの関係ないのだ と打ち明けてくれなかった彼の臆病さをなじる妻。どの女性たちも 強靭な忍耐力(ここでは粘り強さと置き換えてもいい)とともにたくましい行動力や的確な判断力、揺るぎ無い信念を持ち合わせ 彼を支えていく。それが印象的な映画だった。ん~。それにしても 今日は 一日勉強するはずだったんだけど。だめだな 自宅で休日勉強するなんて無理だわ。結局 平日出来ない家事をやったり 夫のテレビに付き合ったりで終わってしまった。「あゝモンテンルパの夜は更けて」の話から だんじりのドキュメンタリーまで泣きながら観てるんだもの あたしってば かなりのんき。強制的に場所を変えよう。今度から。