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月夜に夢を  

月夜に夢を  

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2007.08.05
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カテゴリ:Mountain
この暑さから逃げ出そうということで 今週は群馬の山へ行くつもりで
最初は谷川岳なんぞを企てていたのだが どうもコイビトの調子がいまいちだった。
土曜日には また肩がこったの首が痛いの言い出して 
仕事帰りのあたしをつかまえて マッサージ三昧。

実はこれが出始めると 彼の場合 鬱に片足を突っ込みつつあるというしるし。
無理をさせないためにも 彼が行き慣れているところがよさそうだということで 赤城へ。


ビジターセンター駐車場→駒ケ岳(△1685)→黒檜山(△1827.6)→黒檜山北登山口
→赤城神社→(大沼側から)地蔵岳(△1673.9)→八丁峠→赤城大洞バス停→駐車場


ちょうど 小学生ぐらいの男の子とお父さんのペアと同スタートだった。
当然 先を譲る。若さには勝てない。
ひょいひょい登っていく後姿に 「あれじゃばてるぞ」とコイビトがつぶやくが
ウサギと亀の話のような結論にはならなかった。まあ人生とはそんなもんだ。

彼はこのコース 早春に逆から一度歩いているが あたしは初めて。
木だったり鉄だったり ずっと続く階段にうんざりしてつい文句が出る。
段差が小さいために比較的楽なのだが こればっかりじゃね。登った気がしない。

ただし天気は素晴らしく 眺めは良好。梅雨明けってこういうことなのね。
地蔵岳しか名前がわからないのが残念だが とにかく見晴らしのよい尾根道。
おかげで日当たりもいいんだけど。涼を求めて来たはずが やはり暑い。 
070805_0853~0001.jpg
ちょびっとだけど 花も咲いていた。
今回は デジカメを娘が部活の合宿で持って行ってしまったため携帯で。
なんだ結構よく撮れるじゃないの。

彼は花より葉っぱが気になるという。070805_0853~0002.jpg

そしてもっと気になるのは どうやら虫らしい。
蛍光緑の芋虫にご対面してしまった。
070805_1102~0001.jpg
フラッシュたいてしまったらしく 綺麗な色を上手く写せなかったのが非常に残念。
ほんと あの蛍光ペンの色なんだもんなー。


それはともかく 黒檜山はさすがにひとが多い。赤城山も百名山だもんねえ。
頂上もそれなりにたまっていたが 降りるとき 団体様を含めかなりの人とすれ違った。
しかも平均年齢層が若い。気がする。
そりゃ この岩だらけの急坂のぼってくるんだもんねえ。

・・・くそお。こりゃ降りるより登るほうが断然面白いだろうっ。
今回逆からのコース取りを決めた彼をなじりたくなるほど くやしい。

そんなわけで
降りきって登山口に出たところで 思わず「往復する?」って訊くほど不完全燃焼だった。
「物足りないなら地蔵岳のぼってく?大沼の方から登れば同じかんじだよ。」
という彼の言葉を信じ とりあえず 赤城神社のあたりで大沼を眺めながら早めのお昼。
汗が冷えてはいかんとザックをがさごそやって 初めて気付く。
しまった。雨具忘れた!
今度からちゃんと前の晩に用意しよう と心に誓う。

バンガローが並ぶキャンプ場を突っ切って ロープウエイを偲んで建てられた石碑を過ぎ 
トイレのある駐車場の向かいあたりに 地蔵岳への登山口があった。
なんか 厭な予感。

確かに黒檜山と同じかんじの急坂だとは思う。そういう意味で彼の言葉は正しい。
だけどでも 地味すぎるだろう~っ。
行っても行っても 同じ景色。笹と樹木と そればっかり。道も狭くて なんとなく暗い。
違うのよ あたしが求めていたのは こーゆーのではなくて
さっきの岩場みたいな明るく健康的なイメージのやつなんだってば。
そんなことをぶつぶつ言いながら すべる道をひたすら登る。汗がまた噴出す。

ちょっと明るく開けたと思ったら 赤城少年自然の家からの道とぶつかるところだった。
この後は わりと道が整備されている。(少年たちのため?)
そのまた上まで行くと 芝生があってごろんと寝そべることが出来そうなスペースがある。
このあたりまでくれば風も気持ちいい。
頂上も見えることだし ゆっくり休んで・・・と思っていたら なんと雷が鳴り出した。
えええ。うそお。
何かの本で 関東の雷は 赤城や榛名の上でつくられると書いてあった気がする。
頭の上で 出来立てほやほやの雷が?やだー。

ここで戻るよりは 頂上を越えて向こう側の楽な道を下山したほうが早い。
だが ここから先は樹木なし。しかも あたしは雨具もなし。
間に合うか?
一度 雷で痛い目に合っているコイビトは 
急げ急げとあたしのお尻をたたく勢いでせかす。馬じゃあるまいし 走れんよ。
頂上もすっとばし 焦り気味のあたしたちが 
サンダル履きでのぼってくるおじさんとすれ違った頃には 音は聞こえなくなっていた。

車道に出る手前で左の沢の跡のような道に入った(標識なし)。
登山地図にも載っている道のはずなのだが あたしの背より高い熊笹だらけだし 
ほとんど利用されてないのかなあ。誰にも会わなかったし。
傾斜がほとんどないため 足元が悪くてもそんなに不安はないけど。

柴スキー場の脇に出た。とうとうここもつぶれちゃったか。
何年か前の夏 まだ国民宿舎もあった頃 旅行でここに来たときのことを思い出し
なんだか さびしい。
赤城は榛名にくらべてどんどん寂れていってる気がする。


結局雷は 鳥居峠で彼が御神水を汲んでいる頃 再びまた鳴り出して
今度こそみるみる黒い雲が空を覆い 激しい雨風となった。
確かに山の天気はおそろしい。
間一髪 彼も濡れずに戻った。
よかったよ 一緒に行かなくて。今度こそお尻たたかれるどころじゃなかったな きっと。



帰り道 あいのやまの湯に寄る。
いいな~群馬は安くて。埼玉の日帰り温泉だと800円はくだらない。

ちなみにここは お風呂あがりについ買い求めたくなる牛乳やアイスも心なしか安い。
プールもあるせいか 子供連れが多かった。駐車場が大きいだけあって混んでいる。
なんと 洗い場にアロマ系のソルトが置いてあった。珍しい。
しかも リンスインシャンプーじゃないものもいくつか置いてある。
(ちなみにあたしはTUBAKIを拝借)
シャワーは 勢いがないのが難点だけれど 
温度もわりと一定だし 時間も長めに出るし 使いやすい。

実はバスタオルも忘れて 180円出して借りた。
やはり温泉の用意もちゃんと前の晩にいたしましょう。



070805_1045~0001.jpg
これ どこで撮ったっけ?





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Last updated  2007.08.10 23:48:00
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