199807 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

月夜に夢を  

月夜に夢を  

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2007.09.02
XML
カテゴリ:Mountain
賽ノ河原はおどろおどろしい雰囲気で アブにはずっとつきまとわれるし 
人間にはひとりも会わないし どうにも辛気臭い山で ちっとも楽しくなかったと
先月(抜け駆けして)ひとりで行ったコイビトから聞いていたのだけれど
天気予報じゃいまいちだし 岩場が無くて(滑るからね)
今のうちしか登れないある程度の標高で しかもそんなに遠くない山っていうと
他に思いつかなかったため ここに決定。

折場登山口→賽ノ河原→小丸山→袈裟丸山(△1878.2)(前袈裟丸山)

彼は塔ノ沢から登ったようだが 今回は弓の手コースの往復で行くことに。
草木湖のあたりでついに小雨が降り出し やっぱ雨かあ とげんなりしたのだが
まあ 覚悟してたし 仕方ない。
IMG_0662.JPG IMG_0661.JPG

折場登山口までは 結構な距離の林道を走るのだが
車が数台停められるようなスペースと 案内板やトイレもあって かなりわかりやすい。
登山届のポストもちゃんとあった。
既に7:00だったが こんな天気じゃ誰もいないかと思っていたら 一台先客あり。
男性がひとりで乗っている。
我々がレインスーツを着たり 準備運動をしたりしている間に 更にもう一台やってきた。
ただし 山ノボラーかどうかは微妙。
もしそうじゃないとすると 彼らはこんなところでいったい何を?(・・・逢い引き?!)


IMG_0652.JPG IMG_0653.JPG IMG_0651.JPG 

それはともかくとして 登山口からすぐは階段が続く。
ただし 結果的にはここだけなので まあ我慢。
往きは一般向き 帰りは健脚向き のコースをとった。
その後 尾根に出てしまえば 基本的には登りが続くものの ずっと雰囲気のいい道なのだ。

IMG_0654.JPG

「なんだ。いい山じゃーん。」
天気がよければ 片側は視界が開けてさぞかし気持ちいいだろうというかんじ。
今日はガスってて なーんにも見えないんだけどね。

賽ノ河原だって そんな気味が悪いというほどでもない。
彼がとめたので写真は撮らなかったけど そこかしこに石が積んである。
さすがに崩したくはないので ぶつからないように通る。

IMG_0656.JPG

山登りじゃなくて 森林浴だねってかんじのところもあって
立ち込める霧が尚更ミステリアスな雰囲気を漂わせ いい気持ちで歩いていたら・・・

IMG_0655.JPG

じゃーん。つきたてほやほやの獣の足跡。
このあと はっきり熊だとわかるものもあったんですわ。ひー。
熊鈴だけでは不安だと 彼はラジオのボリュームをあげ 
あたしはせっかくの雰囲気を台無しにされ ちょっと不機嫌。
熊には会いたくないけど 阿部内閣の話を聞きながら山歩きしても 全然面白くない。
ついラジオの話に集中して 目の前の山がおざなりになり ペースも落ちちゃう。

だってあたしは テレビを見ながら洗濯物をたためない女なのよ。
同時にふたつのことは出来ないのよお。

と 文句を言ってるうちに 雨もあがり 徐々に視界も開けてきた。
何人か男性の単独行の方に追い抜かれつつ 11:00頃 頂上へ。
標準タイムをオーバーしているのは 絶対ラジオのせいだと確信を深める。

後袈裟へ行っている時間は無さそうなので 今回はあきらめ
少し戻って避難小屋のある場所で昼食。

IMG_0657.JPG

もう少しで秋がやって来そう。
涼しくて アブもいなくて快適だけど 紅葉の時期はもっと素晴らしいんだろうなあ。

だんだんまた 天気が崩れてきて 視界が悪くなったところで
静かな霧の向こうで パキッ パキッ と小枝の折れる音がした。
緊張して足をとめると シカの親子がこっちを見ている。ふう。シカでよかった。
来るときに林道でも会ったし ここはシカが多いんだな~。

IMG_0659.JPG IMG_0660.JPG


今回は足元が悪かったため(でもここの山の岩は滑りにくい。雨の日でも安心)
いよいよスパッツが大活躍!
ふつうスパッツといえば スカートの下にはいたりするアレを連想するけど
山用品のスパッツって ズボンの裾と登山靴のカバーのことなのよね。
これがでも結構お役立ち。裾がどろどろだと帰りの温泉も気がひけるもの。




帰りは国民宿舎サンレイク草木のお風呂に入ってきました。
そう。“お風呂”なんです。温泉じゃないんです。
でもま 時間もわりと遅くまで日帰り客の利用OKだし。露天風呂もあるし。
汗を流したい、あったまりたい、ということが目的であれば十分でしょう。
施設としてはちょっと古い感じはするけど 緑色の熊笹風呂も珍しいし。


今度は 郡界尾根から後袈裟丸山のコースを目論んでいるところ。
ほんと山らしい 静かないい山でしたとも。景色も変化に富んでいるし。
彼の袈裟丸山の評価も少し変わったかな。(だから抜け駆けなんかしなきゃいいのにさ)







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.09.11 01:24:16
[Mountain] カテゴリの最新記事


PR

Profile

月夜夢.

月夜夢.

Category

Calendar


© Rakuten Group, Inc.
X