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まさかこんな号泣する事態になるとは。
炭鉱の町の建て直しなわけだから 「ブラス!」(ご存知?ミニシアター系です) みたいなノリなんだと思って 成功ストーリーもわかりやすいはずだし と軽い気持ちで観始めたのだけれど 一緒に観ていた娘より あたしの方がはるかに号泣ですわ。 もうね。松雪演じるセンセイが男風呂に乗り込んでいくシーンなんか 大泣きしながら 彼女と一緒にかなり本気で怒ってましたから。 オンナであることの悔しさにぶつかった経験があれば 絶対憤るはず。な場面です。 そして まるであたし自身の憤りにすらセンセイが加勢してくれるような錯覚を抱き その存在がすごくあったかいものとして 力強く心に残るんですわ。この行動。 ああ。あたしもこうでありたい。 そして 職業に貴賤なしとはいえども あたしたちのどこかに染み付いている偏見を上手くすくい上げ プロとしての姿勢や 女性の生き方とからめて ぶつけてくるわけで。お見事。 母と娘の対立軸が鮮やかであればあるほど 母でもあり娘でもあるあたしはどちらにも容易に感情移入できるし 人生の途中で 自分の気持ちと裏腹にいろんな事情で手放さざるをえなかったことを 思い出させるようなシーンもありまして これで泣けないはずがない。 トヨエツには悪いけど やっぱしこれは完全に女性が主役の映画ですな~。 それにしても フラダンスやタヒチアンダンスって初めてまともに観たけど やっぱし ベリーダンスがすべてのダンスの源だということ あらためて納得。 なにはともあれ 柔軟しよう。 練習しなきゃ 上手にはなれない というあたりまえのことを シンプルにつきつけられました。 観る人の感性を揺さぶることができるのは やはり本物だけ。あっぱれ松雪。蒼井優。 おすすめです。フラガール。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.10.07 02:47:06
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