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月夜に夢を  

月夜に夢を  

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2007.10.14
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カテゴリ:Mountain
秋は行事が目白押しで ここのところせっかくの連休もちっとも山には行けず
少々欲求不満気味だったあたし。なんと3週間ぶりにザックを背負った計算になる。
となれば 翌日は 案の定ばっちり筋肉痛なわけで。

でも 天気予報を裏切るかのように良いお天気に恵まれ 岩場も景色も堪能して
これでこそ休日! この山にしてよかった! と かなり満喫できましたとも。


7号橋→屏風岩→獅子岩(大黒岩)→子持山(△1296.4)→浅間→5号橋→6号橋→7号橋


赤城インターでおりてから 子持神社まではわりとすぐ。
奥へのびている林道は 細いながらも舗装され 沢を渡るたびに橋の号数が増えていく。
7時を過ぎているというのに まだどこにも停まっている車は見当たらない。
1番乗りってこと?それとももしかして あんまり人気ないとか?

工事現場のようなトイレもある7号橋に車を停めて歩き出すと 登山ポストもあった。
結構寒い。標高だってそんなにないのに 長袖Tシャツの上に上着を一枚着てもまだ寒い。
身体があたたまるまでしばらく時間がかかった。やっぱり秋なんだなあ。

歩き出してすぐ 屏風岩がどーんと待ち構えている。
IMG_0723.jpg

見上げると 結構な迫力。
スズメバチの巣らしきものも いくつか まるで提灯のようにぶらさがっている。
IMG_0725.jpg

沢沿いをすすんでいくと 
どうやらこの屏風岩に登れるらしく コースから外れて道がある。
当然行くでしょ、時間はたっぷり。と やけにはりきって上を目指した。
あんまりはりきりすぎて 稜線に飛び出たところを右折して(ほんとは左折)
彼が 全然違う岩に張り付いた挙句 無理だと撤退する羽目になったりして。
結局ホンモノの屏風岩の方も 先端まで行く勇気は無かったんだけれど。

IMG_0726.jpg
ザックを降ろして 鎖と梯子をよじのぼり・・・あたしは そこまで、ですわ。限界。
目の前に立ちふさがる身長ほどの岩を またいで乗り越える勇気はなく
(だいたいその岩に張り付いてるだけでも ここいらで一番自分が高い存在なわけで怖い)
さらに先へと進んで すっかり視界から消えた彼に
「どーなってんの~?」「なんか見える~?」と尋ねるばかり。
だって あたし 高所恐怖症なんだもんね。実は。
マンションだって 怖くて3階までしか住めないぐらいだし。えっへん。
それで山にのぼる資格があるのかって聞かれると 非常に困るんだけど。

まあ 必要以上に頑張らないことにして 
それでもそこそこの(いやかなりの)スリル感を味わって
少々興奮気味にコースに戻った。
ここは 土に細かい岩が混じっているようで 乾いていても滑ってしまうため
登りでも そんなに急登じゃないのに足に力が入る。
少しずつ岩も増えてきたのだが ここの岩のかたちは まるで水晶のようで面白い。
IMG_0729.jpg

お次は獅子岩。これもコースからはずれてしばらく登った先にあるが 勿論行くでしょ。
IMG_0731.jpg  IMG_0730.jpg
ザックを降ろして 鎖のはしごを登っていく。安定していて これはちっとも怖くない。
さらに新旧の鎖で上方へよじ登り てっぺんへ行くと
そこいらの岩にたくさん落書きがしてあった。無数の名前が彫ってある。
はて。ガードレール下の落書きよりましかどうか。

IMG_0740.jpg

上から見下ろすと 万里の長城よろしく 塀のように細い岩が伸びている。面白い。
360度独り占め。すんごい気持ちいい。
これが天気悪くて(ガスってて)真っ白だったら つまんないよなあ。
夏の暑い日ざしの下だったとしてもまいっちゃうと思う。
十分に堪能して 梯子の下まで降りると巻き道があることに気がついたので
ザックをそこに置いたまま(ひとがいないっていうことはこれが出来るから楽ちん)
行ってみると ひえ~。こっち側からも登ったりしてたわけですか。
鎖やロープの跡が残っている。どう考えても無理な場所に。
IMG_0732.jpg

そもそも獅子岩って こーゆーかたちなんですけど。じゃーん。
IMG_0743.jpg

振り返って さっきまであのてっぺんに あそこに 自分が存在していたんだと思うと
なんていうか 妙な自信が湧くっていうか。
一言で言えば「信じられない。」

コースに合流したあたりで 賑やかな声がした。
団体さんぽいが 子供から大人までの年齢構成のようだ。獅子岩はパスしちゃったのかしら。
途中の偽ピークで彼らを抜かしたあと 我々はカモシカ(だよね?)に遭遇し
後から来る子供たちに見せてあげたかったと しきりに彼が残念がっていた。
IMG_0747.jpg 保護色でわかりづらいやね。

颯爽と駆け抜けて行こうとするカモシカを呼び止めるのに
つい「ハロー!」って言ってしまったあたしってば。どういうこと?
(ちゃんと足を止めて振り返ったのよ)

子持山の山頂で 早めのお昼をとっていると単独の男性が走ってのぼってきた。
その場をぐるぐるまわって また駆け下りていく。すごいなあ。
さすがにくだりは途中で何組か出会った。
彼らの話によると どうやら今日はたまたま少ないらしい。
なあんだ やっぱり 人気が無いわけじゃなかったのね。いい山だもの。

IMG_0744.jpg

IMG_0745.jpg 尾根沿いは少しずつ色づいている。

浅間(せんげん、と読むらしい)の頂上にはベンチも岩もなく 地面に座って蜜柑を食べた。
水分を含んだ果物は 山で食べるととてもおいしい。
パンだって あんぱんよりクリームぱんの方がおいしく感じるというのは
そういうことなのだろう。
これからの季節 蜜柑は山登りにきっと欠かせなくなるなあ。

5号橋まで降りる頃には あたしの膝は結構悲鳴をあげていて
3週間走りこんでさえいなかったことのツケを感じる。
ここにも数台。てくてく林道を歩き7号橋まで戻るとそこにも数台。車が増えていた。
8号橋や6号橋からも登山口があるようだから いろんなコースがとれそうだ。


早めに降りたせいか温泉もすいていて 改めて感じる。
ああ やっぱりあたしは山が好き。






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Last updated  2007.10.17 15:16:45
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