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月夜に夢を  

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2008.08.03
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カテゴリ:Impression
残念ながら南アフリカにも格差社会があって ストリートチルドレンの問題がある。
一応まともな暮らしをしていそうではあった家庭を飛び出した ツォツィは
土管で成長し そしてスラムにバラックを構える少年になった。
これは 彼が赤ん坊と関わるうちに、命の価値に気づき 再生していく物語と言えようか。




夫が選んできたこのDVDは ハッピーエンドとは言えないまでも
人間の良心だとか 愛だとか 
そういうものになんとか希望を見出そうとしているようなラストだったと思う。

ツォツィ公式サイト


だけど ひとつ あたしの中でひっかかる。

もしも彼が 生まれたときから土管で育ったらどうだったのか。
映画の中で回想したような 実母との記憶もなくて
誰からの愛も受けたことなどなく 温もりも知らずに育った子供だったらどうだったのか。
果たして 同じように小さな命と関わったとしても これと同じ結果になったろうか。

例えばこの映画の中でいえば プッチャーが同じ立場だったとして、ということだ。
あくまでここでは彼は脇役の設定で 人殺しを好み 最後は自業自得のような死に方をする。
赤ん坊と関わることになったのが彼だったとして 同じような希望を見出せただろうか。



すべての子供たちが 愛された記憶をもてますように。
どこか希望と再生のきっかけがもてたときに 足がかりに出来るような。
自分自身と自分の未来を 大切だと思えるような。


そしてあたしは 
自分の娘たちに ちゃんと核になる愛を与えてあげられただろうか と ふと不安になる。

頭で考えると 途端に愛は難しい。




障害者の使い方もセオリーどおりとはいえ それにしても重たい映画だったな。





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Last updated  2008.08.11 18:36:56
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