そして・・
そんな家族環境から私が福祉に進む事になったのは皆さん想像つきますよね^^;でも、高齢者の介護をしたいわけではなかったんです。自宅で高齢者を介護し、家族の関係も悪化してしまっている家庭もたくさんあるんだろうと。私が目の当たりにしてきたような家族環境、いえそれ以上の家族環境の中で必死に介護している人がいる。最悪、心中してしまおうと思っている人もいるかもしれない。家族なのにそんな状況になってしまう事をなんとか防ぎたいと思ったんです。もちろん、その本人も最後まで幸せに暮らせるように・・・。自分が目の当たりにしてきた状況を思い出すと、・情報が少なかった。→各種サービスについてなど、情報を仕入れるのが大変でした。サービス事態も今ほど整備されてなかったと思います。・家のつくりが家庭での介護を難しくしていた。→狭い、段差が多いなどなど・福祉用具が普及していなかった。→今思えば、病院でも2クランクのベッドでした。そうやって考えていくと、私のやりたい仕事とは、「高齢者が」「住みなれた家・地域で」「愛する家族と」「家族も安心して」「暮らしていく」援助をできるものだろうと考えたのです。(理想論である事は百も承知です。でも自分がその立場だと想定した時、たとえ理想論でもそうなって欲しいと願う・・・それが人間ですから)そんな事をブツブツ考えていた大学院生だった私。(実はりちゅ☆は大学院まで行っているのです^^;)ある時本屋で見かけた資格。「福祉住環境コーディネーター」気になる名前に思わず詳細を確認しました。自分が感じている事を生かせる資格であると感じました。すかさずテキストを買い、最初は3級を受け、その後に2級も合格しました。職業としてはなかなか結びつきづらかったのですが。(学卒後、嘱託で児童相談所の一時保護所で働いてました)やっと、職業に結びつく時がきました。介護保険下での福祉用具の販売・レンタルと住宅改修を行う会社での営業です。仕事はとても面白かったです。お客様と相談しながらプランニングを進めていく・・・。それが形になり、お客様に喜んでいただけた時は私もうれしかった。しかし、所詮営利を追求する一般企業です。売上の数字を日々求められ、だんだん仕事自体が苦になってしまいました^^;(まぁ、当然の事なんですけど。しかしこの時、「福祉と企業」のはりねずみのジレンマとでも言うべき分岐点について考える事ができたのですが)そして現在に至ります。入社当時はもっと福祉用具にも比重があったのですけど、今は大分影をひそめてきました。まぁ、会社にとっても初の試み、1店舗目なので無理もないですね。むしろ資格を持つ者として、自分が引っ張っていかなくてはならないのですね。ここだけの話ですが、いずれは起業したいな・・・とも考えています。実際どのような業種が良いのかまだ勉強中ですが、これからの高齢者が求めるサービスを新たに生み出す時が来ているだろうと感じています。もう既存のサービスでは足りない何かがあるなぁ・・・と。それが何なのか、まだ分かりませんが^^;マーケットリサーチをしなければなりませんね。なんだかとりとめもなくツラツラと書いてきましたが(さすが「つれづれかふぇ」!!!)とにかくそんな思いを持ってここまできました。これからもその思いを持って、少しでも貢献できればなぁと思います。☆あくまでもりちゅ☆の持論ですので、「オレはそう思わない!」等のコメントはご遠慮いただけるとうれしいです^^