消費税
今年の4月から消費税率が5%から8%になりました。
物の価格は消費税率3%分、もしくはそれ以上上がったところが多くなりました。
それに比べて働く人の賃金は上がったのか?
アルバイトの時給が上がったという話は耳にしますが、社員の給料も全ての業界の会社で上がっているのかどうか?
値上げをすると、客離れにつながることもあり、周りの様子を見ながらやっている店もあると思います。
消費税率が上がっても、上がった分が店や会社の収入にはならず、収入と支出にかかった消費税の差額は税務署に収めることになります。
よって、手元に残る金は、増税前と後では変わらないはずですが、実際は仕入等の本体価格が値上がりすれば、支出額は以前よりも多くなります。
社員の給与には消費税がかからないから、その分は経費としてマイナス出来ないし、人件費に伴う社会保険料も会社の負担として増します。
シャッターを閉めている店が並ぶ商店街を、シャッター商店街と呼ぶそうです。
大手のスーパーなどが安くものを売ることで、売上が伸びずに経営不振になってしまったのだと思います。
一部の大手企業は、今も利益が出ていて経営は潤っていると聞きますが、それが消費税を増税したからなのかどうかは定かではありません。
円安の影響もあると思います。
儲けている会社は、設備投資も出来るし、多くの人を雇うことが出来、次の増税の後はますます会社間の格差を生み出すことになるのではないかと思います。