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カテゴリ:仕事 児童英語講師
幼児クラスに今日から新しい生徒が入会し、
これまでとっても穏やかだったクラスに波風が起こりそうな予感。 一般に、大人のクラスでも、新しい人が入会するとお互いどの程度英語ができるのか、 なんとなく気になるもの。 これは、幼児クラスでも同じで、どんな子なのかお互い関心をもつ。 今日、そのクラスでも、新しい親子が教室に入ると、 前から在籍している生徒とママたちは、すぐに声をかけ、仲良く輪に入れて歓迎してくれた。 「よかった・・・」と思ったのはつかの間、その親子が英語を話しはじめると、 一部のママの表情が固くなった。 新入会のママはかなり英語の上級者らしく (本人は謙遜していらっしゃるけど、できるはず)、 子どもの英語力は単語数はとても少ないものの、発音が抜群にいい。 そして、みんなが知らない単語を英語で言いだした。 その瞬間、私は大げさに褒めたい気分になったが、 その子を他の生徒と同じ程度にしか褒めなかった。 本当はいっぱい褒めたいけど、ぐっとこらえた。 なぜなら、その生徒を他の子以上に褒めると、 そのクラスの求めるレベルを必要以上に上げてしまうことになるからだ。 レベルを上げてしまうと、普通の親子が苦しい思いをすることになる。 私が大して褒めていなくても、その親子の美しい英語を聞くなり、 他のママたちは自分の小さなわが子に英語を話させようと、 プレッシャーをかけはじめた。 こういう事態が起こると、残念ながら、楽しい幼児英会話教室ではなくなってしまう。 ある程度の年齢に達した子どもなら、ときにはプレッシャーをかけてもいいんだけど、 幼児クラスでプレッシャーをかけると、 冷静なママでも「帰りにお菓子を買ってあげるからお願いだからやって!」と 子どもに懇願する姿を目にしてしまう結果になる。 英語の早期教育。脳の発達を考えると、早ければ早いほどいいんだけど、 やり方を一歩間違えると大変なことになってしまう。 実はこんなことに気づいたのは、ここ最近のこと。 最初の頃、私はどんな教え方をし、どんな悪影響を与えてしまったんだろうと 心から反省している・・・。 教えるって難しいな~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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