隠される原子力・核の真実と (新装版) 食卓にあがった放射能
金曜日に読んだ本2冊「隠される原子力・核の真実」小出裕章「(新装版)食卓にあがった放射能」高木仁三郎・渡辺美紀子小出氏の本は去年の12月初版 手元の本が 2011年5月25日第八刷発行。食卓に~は 1990年に出版されたものを今回のフクシマの事故をうけて新装版として 2011年4月26日に発行されたもの。************************************************************今回の震災後 私のブログのアクセスは400~500減りました(汗)それは ニーズにマッチしていないからなんでしょう。毎日 フクシマ原発関連で放射脳な内容だからかな。それとも自分の意見を書かないこともあるのかな。あまり危険を煽りたくはない。デマに惑わされたくない。結局自己判断しかない事だから自分の意見を押しつけたくない。それでも押しつけられてる感を感じている方多いだろうな。◆私の母方の祖母と母の姉夫婦が日立市大甕という所に住んでいました。今はみんななくなってしまいましたが、小さいころから学校の休みの間中 そこで過ごした気がします。朝から夕方まで海海海 海三昧でした。食べるものももちろん海の幸 そして 手作り野菜。中学高校のころは部活のせいで行くことができなくてつらかった。けれど その後また私が平和に過ごせる唯一の居場所として何年も行きつづけました。川を越えるとそこには東海村があり原発がありました。ずっとありました。それとなくなった息子の事が無関係なのかどうか私にも誰にもどちらにも証明はできないでしょう。ただ医師が言うには 私と主人は両方とも遺伝子のDNAの1か所が壊れている。だから4分の1の確率で同じ病気の子供が生まれる。本当に主人のDNAも壊れていたのでしょうか。調べることは可能でしょうが真実は知りたくないです。息子の複雑に絡み合った色々な症状という名の病気は限られた病院でしかみてもらえませんでした。そこにはたくさんの子供たちが入院し苦しんでいました。残念ながら亡くなったお子さんもたくさんいました。(息子含む)生まれてから家に帰ることなく一生を終えるお子さんもいました。お子さんも苦しみ ご両親も苦しんでいました。あの病院(合計4つの病院にかかりました)は何年か後 もっとたくさんのお子さんが入院することになるのだろうか会社員時代の友達がある日言いました。「サーフィンしてるとさ 原発下(の海)がめちゃくちゃあったかくていいんだよなぁ」もう一人の友人もうなずきました。「えっ それって何かやばいもの出てきてるんじゃ」と心の中でびくつきましたが何も言いませんでした。彼らは元気なのだろうか。◆原発は海あたため機です。300万kWのエネルギーを放出し100万kWを使ってタービンというものを回して電気を作る。残りの200万kWは海をあたためます。(核燃料を冷やすために)そして海水温度を7度あげるそうです。海の生態系めちゃくちゃになりますね。今回フクシマ原発は大量の汚染水を海に放出しましたが、六ヶ所村の再処理工場が稼働したら 毎日普通に空気と海に放射性物質を放出する予定だそうです。イギリスの再処理工場ではどんどん汚染水を放出していたらアイルランドとの間のアイリッシュ海がとんでもなく汚い海になってしまったそうです。その汚れは北極海にも影響がありそうです。海は世界の人の大切な財産なのにね。隠される原子力・核の真実という本には原子力についてわかりやすく簡単に書いてあります。◆チェルノブイリ事故の時 ヨーロッパ各国の対応は様々でした。葉物類・牛乳・雨水などの摂取を禁止した国も多かったようです。ただ情報はあまり公開されず、自分たちで計測し身を守ろうという市民たちもいたようです。 旧ソ連のキエフからは子供が消えたそうです。安全であると言い続ける国に不信感を抱いた親たちがもう少し安全な場所に子供たちを疎開させたのだそうです。たくさんのものがロシア・ヨーロッパ・トルコから輸入されてきました。その時も日本は 暫定基準値をあげました。原発推進国と推進していない国では対応や基準値など変わるようです。日本にあてはめると原発推進国だから基準が少し甘かったようです。それでも 輸入できなかった食品はいっぱいあったそうですが、結局 その商品をまずしい国へ輸出したり。肉ならまぜまぜしてソーセージに加工して基準値以下にして輸入したり(でも証明はできない)、基準値の甘い肥料として輸入させたりしていたようです。私は臆病ものなので 福島原発の事故が起きる前まで外食する際 ヨーロッパからお肉や野菜を取り寄せて出してくれる レストランが怖かった;;日本国内では 売れない野菜・肉などどうするのでしょう。スーパーなら売れ残り野菜や肉はお総菜コーナーに登場しているのでしょうか。とりあえず加工しちゃっているのでしょうか。まぜまぜして薄めるは当然してそう。チェルノブイリの事故当時 どんな食材がどれくらい汚染されたかたとえば牛乳ならバターにすると放射性物質はずいぶん除去されるけれど逆にスキムミルクに放射性物質が濃縮されたとか、チーズも高かったとか、紅茶が大変だったとかイタリア産のパスタも大変だったとか ハーブも大変だったブルーベリー 黒スグリなども濃かったなど、今の日本人に大変参考になる内容が書いてあるのが「食卓にあがった放射能」という本です。チェルノブイリ当時 日本でも一般の方がたくさん危機感を抱き行動をされて、基準値を厳しくさせたり 測定器を自治体にもたせたり 自分たちで測定室を作ったりしたのだそうです。埼玉県は当時 ヨウ化ナトリウムシンチレーションカウンターを大宮消費生活センターに導入したようでした。今はどうしてしまったのでしょうね。(γ線を測るのに有効なものなようです)(検索していたら 和光市の理化学研究所で土の上に置いたモニタリングポストで3月15日から計測しているデータ発見http://www.riken.go.jp/r-world/topics/110314/monitoring.html)◆今回の震災では、親戚、付き合いのなくなった親戚(一方的に縁を切られちゃったw)ともに相馬市・南相馬市で震災の被害にあいました。もしかしたら南相馬市の親戚は30キロ圏内かもしれない。そして母の育った村 飯舘村が 原発事故のホットスポットになりました。震災だけなら復興ももっともっと予定図を描きやすかったろう。けれども 夏になって風が南風になったり 台風が来た時相馬や南相馬はどうなるんだろう。とか、海の幸豊富で観光地でもあった相馬は海の汚染でどうなってしまうのか。原発によっての被害がより大きい地域に関係していることで(日立市やひたちなか・大洗なんかも)どうしても そちらに対する関心が高くなってしまって復興とかそういうことを前向きに考えることができませんでした。そのことでも不愉快な思いをしている方がいるとしたらごめんなさい。【送料無料】隠される原子力・核の真実価格:1,470円(税込、送料別)【送料無料】食卓にあがった放射能価格:1,470円(税込、送料別)