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テーマ:今日の健康状態は?(10619)
カテゴリ:漢方薬
当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)
この薬は、足冷えの中でも特に足首の内っ側が冷える人に効く。足は冷えても、上半身はのぼせて、胃の辺りもなんだか苦しいような痛いような・・・ この薬に出会ったのは、ひとり息子が4歳の頃のことでした。 その頃私は、ストレスもあったせいかその子にひどくイライラして、ちょっとしたことで、狂ったように怒鳴ったり、ひどい言葉で罵ったりしていました・・・後で抱きしめて「ごめんね」と、どれだけ泣きながら謝ったことか・・・ このまま行くと、私は、この子を虐待してどうにかしてしまう!どうしよう、と悩んでいた時、紹介された漢方薬局に、すがる思いで駆け込みました。そうしたら、薬剤師の女性の先生が、私の話を聞き、私の体質やいろいろなことを調べ、それは、気の流れの滞りによる極度の冷えが原因とのことでした。 ええ~!!足の冷えで子どもにひどいことしたの~!? アンビリーバブル!・・・目から鱗でした。 私の冷えは、いくつか薬を試した結果、肝(かん)の厥陰(けっちん)の病から来るものだということがわかり、当帰四逆加呉茱萸生姜湯に辿り着いたのです。 それを飲んでから、あ~ら、効果的面! ほんとにイライラが治まってきたのですよ。 ちなみに、他にも冷えに効く薬がたくさんあります。 人参湯(にんじんとう) お腹の冷えから来る足冷え。みぞおちのつかえもある。風邪にも使える場合がある。 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん) 生理痛や子宮筋腫、安産のために妊婦さんも使えます(もちろん、妊婦さんは病院で相談してもらってください) 加味逍遥散(かみしょうようさん) ちょっと便秘気味で、冷えがあり、イライラする時。 四逆湯(しぎゃくとう) もう、よほど、体が衰えていて、何飲んでも冷えが治らない時。 漢方薬って飲みにくいイメージがありますよね。確かに煎じ薬は、オエッていう味のもありますが、漢方製剤の粉薬や錠剤も出ているから誰でも飲めますよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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