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テーマ:最近観た映画。(39822)
カテゴリ:映画
今さらなのだけど・・・
ヴィデオにとっておいたものを、今日ようやく観ることができた。 この作品は、クリント・イーストウッドが監督・主演し、 2005年度アカデミー賞で作品賞、監督賞を始め、ヒラリー・スワンクが主演女優賞、 モーガン・フリーマンが助演男優賞を取った話題作である。 老トレーナーのフランク(クリント・イーストウッド)が経営するうらぶれたボクシングジムに、 マギー・フィッツジェラルド(ヒラリー・スワンク)が、彼の指導を請いにやってくる。 マギーは、貧困な家庭で母からの愛情を受けることもなく育った、 ボクシングだけが楽しみの31歳の女性だった。 フランクは女性はお断りだし、歳が行き過ぎていて無理だとすげなく突き放す。 しかしマギーは、懲りずに毎日トレーニングにやってきて、夢中になって汗を流す。 そんな日々が続くうち、フランクの親友でジムの掃除夫であるエディ(モーガン・フリーマン)が、 マギーの素質を見抜く。 エディは、昔フランクがトレーナーを勤めていた名ボクサーだったのだ。 フランクも、いつしか彼女の才能に魅せられ、 ひょんなことから彼女のトレーナーを務めることとなる。 みるみる腕を上げていくマギー。 あっという間にマギーは力を発揮し、1ラウンドKO勝ちが当たり前のボクサーに成長する。 試合相手になるのが嫌がられるほどの強さで、 フランクは仕方なく1階級上で彼女を闘わせることに。 しかし、そこでも負け知らずの彼女は一躍有名になり、 100万ドルのファイトマネーをかけたタイトルマッチに挑むまでになる。 いよいよ、タイトルマッチのリングに上がり、苦戦しながらもついに相手をダウンに追いこむ。 しかしその結末に、悲劇が彼女を襲い・・・ 重傷を負った彼女は、自力で呼吸も体も動かすことができない身となってしまう。 そして、マギーを娘のように愛するフランクは、苦しい選択に迫られることになる。 極限の状態にありながら、マギーの勇ましさ、潔さが清清しい。 フランクの苦悩の上の選択にも、毅然とした姿勢が感じられた。 それゆえに、かえって切なく悲しいのだ。 2人を見守るエディの優しさが、映画全体をじんわりと温かく包んでくれているのが救いだ。 人間にとっての夢と希望の意義、真の愛情、信頼で結ばれた人と人との絆、 人間の尊厳などが描かれており、心にしみる映画だった。 かなり重い内容でありながら、ウエットに仕上げていないところがまたいい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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